現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 春のお出かけにおすすめ!アウトドアライフを満喫できるクルマ6選

ここから本文です

春のお出かけにおすすめ!アウトドアライフを満喫できるクルマ6選

掲載 1
春のお出かけにおすすめ!アウトドアライフを満喫できるクルマ6選

この春から初夏にかけては、1年中でもっともドライブ、アウトドアライフに適した季節だ。

日差しが穏やかで気温が安定し、緑に溢れ、高原、湖畔、海岸沿いのロケーションで、最高のアウトドアが楽しめる。

スポーツカーからの乗り換えにトヨタの新型「プリウスPHEV」をおすすめしたい理由



今回はそんな季節にぴったりの、アウトドアに向く国内外のアウトドアフレンドリーカーを紹介したい。

電欠の心配もない「三菱アウトランダー」

その筆頭は、三菱アウトランダーだろう。現行アウトランダーは全車PHEVとなり、充電していれば電気自動車として走れ、エンジンを搭載しているため、電欠の心配もない。これは、充電設備が近隣にないアウトドアフィールドでは、かなり重要なポイントとなりうる。

そしてゆとりある動力性能によるアウトドアフィールドに向かうロングドライブの快適性はもちろん、荷物積載性、S-AWC(Super All Wheel Control)による三菱自慢のオールラウンダーな走行性能、そして電動車ならではの装備として、車内外で1500Wまでの電化製品が使えるAC100V/1500Wコンセントが備わるところもまた、アウトドアに適する大きな理由である。



そして、アウトドアでの昼寝、車中泊にもうってつけなのがアウトランダーだ。何しろ後席を格納したときのラゲッジルームからつながるフラットなスペースの全長は2040mm、幅は1070~1300mmもあるから大人2人でも真っすぐに寝ることができるというわけだ。

ミニバンの皮をかぶった本格SUV「三菱デリカD:5」

アウトドアは基本的にテントを設営し、家族数人で行くため、荷物が多くなって困る・・・というなら、アウトランダーと同じ三菱のデリカD:5を推奨する。じつはデリカD:5、基本部分はアウトランダーであり(現在のモデルではない)、プロの視点では全車AWCの4WD、最低地上高185mmということからも分かるように「ミニバンの皮をかぶった本格SUV」なのである。

3列目席が緊急席となるアウトランダーの3列シートとは違い、6名乗車なら誰もが快適にドライブを楽しめるところもアウトランダーに対するアドバンテージだが、3列目席を格納した2列シートのみの使用であれば、そのボックス型ボディ、室内高の余裕を生かした荷物の積載力もまた、アウトランダー以上になる。

三菱自動車が主催する「スターキャンプ」というイベントでも、通なアウトドア派、キャンプファンの愛車の多くがデリカD:5であることからも、デリカD:5のアウトドア適性度の高さが証明されている。アウトランダーに対してほぼ唯一残念なところは、クリーンデイーゼル車ゆえ、AC100V/1500Wコンセントを持たないところだが、電源付きキャンプサイトであれば解決する。

デリカD:5が示すように、ボックス型ミニバンはその広大かつ天井の高い室内空間を生かし、車内のベッド化、お座敷化、大量の荷物の積載(3列目席格納時)に最適だが、次に紹介するのはアウトドアフィールドに似合う、似合わないはともかくとして、国産ミニバンとして車中泊性能にもっとも優れた1台と言える全車8人乗りの日産セレナe-POWERだ。

ベッド面のフラット度ではミニバン最高峰、日産「セレナe-POWER」

見た目のアウトドアテイストは皆無!?ながら、横スライドするとともに、中央のスマートマルチセンターシートを備えた2列目席がキャプテン、ベンチシートにアレンジ自在で、2-3列目席フラットアレンジによる、マットレスなどなしに大人2人が快適に横になれるベッド面のフラット度ではミニバン最高峰。ベッド長は実測2150mmに達し、日帰りアウトドアの仮眠、昼寝、車中泊性能は文句なし。しかも新型セレナのe-POWERにはセレナ初のAC100V/1500Wコンセントが用意されているのだから、アウトドア適性度は最強と言っていいかも知れない(くどいようですが、アウトドアに似合うクルマではありませんが)。



荷物の積載力もバッチリ!普段使いにも便利な「トヨタ・シエンタの2列シート仕様」

アウトドアに出掛けるのは大人1~2人+子供1~2人。普段使いが楽で価格もお手頃な、それでいてアウトドアに似合い、アウトドアで使えるクルマが欲しい・・・というなら、トヨタ・シエンタの2列シート仕様がお薦めだ。車中泊が可能であることはもちろん、荷物の積載力もバッチリ。さらにHVモデルならOPでAC100V/1500Wコンセントを付けることができ、なおかつアウトドアに似合うアースカラーのベージュ、アーバンカーキのボディカラーも選べるからである。

アウトドア適性度の高い「シトロエン・ベルランゴ」と「プジョー・リフター」

一方、輸入車で比較的リーズナブルな価格で手に入るアウトドアに似合い、アウトドア適性度の高いクルマと言えば、兄弟車のシトロエン・ベルランゴとプジョー・リフターがある。駆動方式はFFのみで最低地上高は一般的な乗用車と変わらないものの、その実態はクロスオーバーテイスト満点のエクステリアデザインがアウトドアフィールドに似合う、大容量の荷室を持つ両側スライドドア完備のハイトワゴン。バックドアが、同種のルノー・カングーとは違い、一般的な縦開きというのもポイントで、日差しの強い日、雨の日でも、バックドアを開けることで大きなひさしとなり、屋根付きテラス席のように直射日光や雨をしのぎつつ、ラゲッジルーム後端をベンチ代わりにしてくつろぎ、自然を満喫できるのである。



そして、ベルランゴとリフターのアウトドア適性度の極めつけとなるのが、両車のオプションアクセサリーとなるagreのベッドキットが用意されていること。ブラック、ライトグレーのほか、レッド、オレンジ、ライトブルーのカラフルなカラーをリバーシブルで選べ、車内を快適なベッドスペースとして利用できるようになる。標準ボディ用のほか、「agreベッドキット」はロングボディ用も追加されている。さらにベッドキットの下が収納スペースになるなど、車種専用設計ならではの使いやすさもあるから文句なしである。



もっとも、以上のような、アウトドアライフに適したクルマをただ手に入れただけでは、最高のアウトドアライフを楽しむことはできない。各自のアイデア、装備、アクセサリーを盛り込み、自身、家族にとって最高のアウトドアフレンドリーカーに仕立てていくことが重要だ。

そうそう、アウトランダーやデリカD:5は悪路の走破性もバッチリだが、セレナやシエンタ、4WDが選べないベルランゴ、リフターなどの最低地上高は乗用車と変わらない。しかし心配は無用だ。日本の人気アウトドアフィールドのほとんどはアクセス路、構内ともに整備され「最低地上高に余裕ある4WDじゃないとたどり着けない、構内を移動できない」なんていうことはまずない。本格4WDじゃないとたどり着けないようなアウトドアフィールドでは、集客力が伴わず、商売にならないからである。よって、特別な場所でない限り、駆動方式がFFだろうと、乗用車と変わらない最低地上高のクルマだろうと、なんなくたどり着け、アウトドアライフを楽しめると思っていい。あとはアウトドアフィールドに似合うかに合わないかの個人的な判断、クルマ選びになるだろう。

文/青山尚暉
写真/雪岡直樹 青山尚暉 シトロエン プジョー

こんな記事も読まれています

やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
AUTOCAR JAPAN
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
Auto Messe Web

みんなのコメント

1件
  • 葛葉恭次
    どいつもこいつも上げ膳据え膳で準備し尽くされた、舗装路の先にあるようなキャンプ風おままごと向きで何よりです♡
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村