現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 11月にイチバン売れたクルマは? 唯一「2万台超え」記録!? 新車の「長納期問題」解決傾向か 23年11月度販売台数発表

ここから本文です

11月にイチバン売れたクルマは? 唯一「2万台超え」記録!? 新車の「長納期問題」解決傾向か 23年11月度販売台数発表

掲載 4
11月にイチバン売れたクルマは? 唯一「2万台超え」記録!? 新車の「長納期問題」解決傾向か 23年11月度販売台数発表

■ホンダ「流麗SUV」好調か 軽は「トップ2」が刷新

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2023年12月6日、2023年11月の車名別販売台数ランキングを発表しました。

ちょっと高い「ハイブリッド車」 「元」取るには何年乗ればいい? ベースモデルとの価格差を「ペイ」する期間は

 自販連は登録車(5ナンバー/3ナンバー)ランキング、全軽自協は軽乗用車のランキングをそれぞれ発表しています。

 なお、発表されたランキングは通称名別です。例えば登録車では、トヨタ「ヤリス」としてコンパクトカー「ヤリス」、コンパクトSUV「ヤリスクロス」、コンパクトスポーツ「GRヤリス」が含まれます。

 軽自動車ではスズキ「スペーシア」には「スペーシア」、「スペーシアカスタム」、「スペーシアギア」が含まれるなど、同名シリーズでは全体が合算されています。

●2023年11月 登録車 ブランド通称名別 新車販売速報 登録車ベスト10

 ・1位:トヨタ「ヤリス」1万6895台
 ・2位:トヨタ「カローラ」1万3313台
 ・3位:トヨタ「シエンタ」1万1194台
 ・3位:トヨタ「ルーミー」1万1194台
 ・5位:ホンダ「ヴェゼル」9396台
 ・6位:トヨタ「プリウス」8399台
 ・7位:日産「ノート」6866台
 ・8位:日産「セレナ」6824台
 ・9位:トヨタ「ノア」6802台
 ・10位:トヨタ「アクア」6527台

●2023年11月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報 乗用車ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」2万1097台
 ・2位:ダイハツ「タント」1万5988台
 ・3位:スズキ「スペーシア」1万1407台
 ・4位:スズキ「ハスラー」8731台
 ・5位:ダイハツ「ムーヴ」7292台
 ・6位:ダイハツ「タフト」6634台
 ・9位:ダイハツ「ミラ」6019台
 ・10位:スズキ「ワゴンR」5777台
 ・7位:日産「ルークス」5491台
 ・位:三菱「デリカミニ/eK」4927台

 2023年11月の新車(登録車)販売台数ランキングは、トヨタ「ヤリス」(販売台数1万6895台)が首位を獲得しました。2023年に入ってから11ヶ月連続で1位を維持しています。

 2位はトヨタ「カローラ」、3位がトヨタ「シエンタ」と「ルーミー」が同数と、3位までのランキングには変化はありませんでした。

 一方で、9月では14位、10月は8位と月ごとに好調なホンダ「ヴェゼル」がトップ5入りを果たしました。

 ヴェゼルは2021年4月に現行型の2代目が登場。クーペスタイルの流麗なボディとなったほか、2モーターハイブリッド「e:HEV」による高い走行性能が特徴です。

 なお、20位以内のランキングでは、7車種がミニバン、6車種がクロスオーバーSUVもしくはシリーズ中にSUVモデルを設定している車種で、こうしたボディタイプの需要が多いことを示しています。

 軽自動車では、ホンダ「N-BOX」(2万1097台)が1位を獲得。軽自動車全体では17ヶ月連続で首位の座を保持し、登録車を含めた全体では4ヶ月連続で1位を獲得したほか、11月度に唯一の2万台超えを記録しました。

 以降は、2位がダイハツ「タント」、3位がスズキ「スペーシア」、4位スズキ「ハスラー」、5位にダイハツ「ムーヴ」が続きます。6位までは11月のランキングと変化はありませんでした。

 N-BOXは2023年10月5日に3代目が発売。キープコンセプトにしつつも、視界の広さや内外装がリフレッシュされています。

 新型の発売直後であるため、いわゆる「新車効果」については不明ですが、徐々に納車が開始されるとみられるため、この先も「日本一売れているクルマ」の称号を継続できるかが注目です。

 また、ライバルとなるスペーシアも2023年11月22日に3代目が発売されました。デザインを一新し、安全性能や快適装備を一新しています。

 両車は高い全高に後席両側スライドドアを持つ軽スーパーハイトワゴンで、軽自動車ではもっとも人気ジャンルとなっています。

 ランキングでも上位を席巻しているため、2モデルの登場により今後順位が変化する可能性があります。

 なお、登録車・軽自動車全体では、前年同月比で100%を超えるクルマが多くあり、一部では改良や刷新が行われていないのにも関わらず200%を超える台数を記録したクルマもあります。

 これは、2021年前半に始まった世界的な半導体不足による部品供給の不透明性や、コロナウイルス感染拡大による工場閉鎖などで新車の長納期化が続いていた問題に目処が立ち、相次いでいた受注停止なども徐々に改善されてきていることを示唆しています。

 半導体不足はまだ完全に収束してはいませんが、各社ともに素材調達の見直しなどを図っており、公式サイトで示している納期の目安も短縮する傾向が見られています。

※ ※ ※

 以上のランキングを登録車・軽自動車で合算すると、2023年11月の販売台数ランキングは以下のようになります。

●2023年11月 販売台数ランキング ベスト10

 ・1位:ホンダ「N-BOX」2万1097台
 ・2位:トヨタ「ヤリス」1万6895台
 ・3位:ダイハツ「タント」1万5988台
 ・4位:トヨタ「カローラ」1万3313台
 ・5位:トヨタ「シエンタ」1万1194台
 ・6位:トヨタ「ルーミー」1万1194台
 ・7位:スズキ「スペーシア」1万1407台
 ・8位:ホンダ「ヴェゼル」9396台
 ・9位:スズキ「ハスラー」8731台
 ・10位:トヨタ「プリウス」8399台

こんな記事も読まれています

F1復帰を諦めるつもりはないと主張するシューマッハー。一方でシート獲得に向けて戦うのは「消耗する」と明かす
F1復帰を諦めるつもりはないと主張するシューマッハー。一方でシート獲得に向けて戦うのは「消耗する」と明かす
AUTOSPORT web
元国民的アイドルが500万超の「国産カスタムカー」を購入! 加護亜依が“即決買い”する姿に「びっくり!」「センスいい~」と話題
元国民的アイドルが500万超の「国産カスタムカー」を購入! 加護亜依が“即決買い”する姿に「びっくり!」「センスいい~」と話題
くるまのニュース
狂気の空力マシンで300馬力 スターリング・モスが395km/hを記録した日 歴史アーカイブ
狂気の空力マシンで300馬力 スターリング・モスが395km/hを記録した日 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
RB代表「リカルドが結果を出せるよう努力している」必要とするものを与えるのはチームの責任だと語る
RB代表「リカルドが結果を出せるよう努力している」必要とするものを与えるのはチームの責任だと語る
AUTOSPORT web
高橋巧筆頭に3連覇狙うTeam HRC。「誰が乗っても速く走れると思っていた」新加入の名越と荒川が感じた課題/鈴鹿8耐テスト
高橋巧筆頭に3連覇狙うTeam HRC。「誰が乗っても速く走れると思っていた」新加入の名越と荒川が感じた課題/鈴鹿8耐テスト
AUTOSPORT web
ベントレーがゴージャスな「大人エレベーター」を手掛けたら…「How do you Bentley?」で「B世代」にアピールしたかったものとは
ベントレーがゴージャスな「大人エレベーター」を手掛けたら…「How do you Bentley?」で「B世代」にアピールしたかったものとは
Auto Messe Web
リバティ・グローバルがフォーミュラEの経営権を取得へ。保有比率65%の主要株主に
リバティ・グローバルがフォーミュラEの経営権を取得へ。保有比率65%の主要株主に
AUTOSPORT web
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
トヨタ新型「“タフ”ミニバン」発表! 斬新“大口顔”が超カッコイイ! MT&アンダー320万円設定ありの「プロエース“シティ”」墨に登場
くるまのニュース
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
「南海フェリー」がトラック乗りの強い味方に! 始発便の「早乗り」がドライバーに優しいサービスだった
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
愛車の履歴書──Vol41. 大黒摩季さん(後編)
GQ JAPAN
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
テインから『ギャランフォルテス』用車高調「ストリートアドバンスZ」が発売
レスポンス
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
わがままを叶えてくれるプレミアムSUV──新型レクサスNX350“F SPORT”試乗記
GQ JAPAN
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
なぜ「ペダル踏み間違え」起きる? 原因はどこにある? 相次ぐ「重大事故」は“高齢者”特有の問題ではない! 有効な「対策法」はあるのか
くるまのニュース
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
カーメイト、新型ワイドリアビューミラー発売…ホンダ WR-V などに対応
レスポンス
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
ミック・シューマッハー、来季F1復帰の可能性はあるのか?「それが僕の目標だけど……僕がコントロールできることじゃない」
motorsport.com 日本版
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
神奈中の赤い「連節バス」ついに横浜へ登場 箱根駅伝ルート経由で駅 団地結ぶ
乗りものニュース
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
エンジン車が生き残れる夢の燃料【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
便利な「ベンリイ号」に見るホンダのチャレンジ精神! 1955年にアールズフォーク採用!?
バイクのニュース

みんなのコメント

4件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村