■2022年は320馬力の新型「ゴルフR」が日本上陸
日本における輸入車ブランド別販売台数ランキングにおいて、フォルクスワーゲン(VW)は2014年までじつに19年間にわたって首位に君臨してきましたが、2015年にその座をメルセデスに明け渡して以降、6年連続で大差で後塵を拝しています。
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またBMWとは比較的僅差で、どちらかが2位と3位という状況となっています。
2021年の暦年の販売状況が明らかになるにはもう少し時間を要するタイミングでの執筆となりますが、2021年1月から9月の第三四半期までの販売台数は、VWが前年同期比2.4%減の2万7768台となり、3年連続で前年実績を下回ったのに対し、メルセデスは同0.1%増の4万0699台で2年ぶりに上回り、BMWも同11.6%増の2万7928台と4年ぶりに大きく上回りました。
これが暦年で最終的にどうなるのか、とくにいつもながらBMWとどうなるのかが非常に興味深いところですが、2022年には様相が変わりそうなことを予感させる好材料がVWには揃っています。
まず「T-Cross(Tクロス)」と「T-Roc(Tロック)」というコンパクトSUV勢の売れ行きが非常に好調で、輸入SUVの販売台数でワン・ツーを達成しており、その勢いはしばらく続きそうな印象を受けます。
さらに、導入が遅れていた8世代目の新型「ゴルフ」がようやく2021年年央に日本で発売となり、今後もバリエーション増を着々と進めていくことが予定されています。
また、上記のモデルほど数は見込めないとはいえ、「ティグアン」のフェイスリフトと「ティグアンR」の追加、そして「アルテオン」のフェイスリフトと「アルテオン・シューティングブレーク」の追加など販売増に寄与するニュースもあり、2021年末には新型ゴルフのハッチバックにTDIとGTIが相次いで追加されました。
その少し前にメディア向けに開催されたオールラインナップ試乗会の場でも、近い将来、ゴルフヴァリアントにもTDIを追加するほか、いよいよハッチバックと同じくヴァリアントにも新型「ゴルフR」の追加を予定しており、第2四半期から年央頃に導入できる見込みであることを明らかにしました。
ゴルフRには、従来比で10馬力と20Nm増となる最大出力320馬力と最大トルク420Nmを発生する歴代最強の2リッター直列4気筒ターボのTSIエンジンを搭載するほか、ドリフトモードが選択できるRパフォーマンス トルクベクタリングを備えた最新の4MOTIONを搭載し、ニュルブルクリンクでも大幅なタイム短縮を実現したとのことです。新型ゴルフRを待っている人も少なくないことでしょう。
■VWのEV「ID.シリーズ」は2022年に日本にやってくる?
また2022年には、欧州で2021年4月に発表された「ポロ」のフェイスリフトモデルや、2021年11月に発表された好調のコンパクトSUV、T-Rocのフェイスリフトモデルの導入が予定されています。どちらも最新モデルらしく、インフォテイメント系や先進装備のアップデートを図る見込みで、T-RocのなかでもとくにR-Lineグレードは、デザインもかなりアグレッシブな雰囲気になります。
まだ登場してまもない印象を受けるT-Rocですが、じつは欧州では2017年に発売されており、それなりに時間が経過していることから、ちょうどポロのマイナーチェンジと近い時期になったようです。ただし、日本への導入時期に関しては、半導体不足の影響や新型コロナ感染状況などによって変動する可能性もあるため、まだなんともいえないようです。
さらに、すでに大いに話題となっているBEVの「ID.シリーズ」もついに日本にやってくることが期待できます。
VWのEV攻勢は、2020年に欧州で発売した電動コンパクトハッチバックの「ID.3」を皮切りに、2021年には、欧州だけでなく米国と中国で電動SUVの「ID.4」を、さらに、中国向けの7シーター電動SUVの「ID.6」を導入しています。
なお、2021年1月から9月のEVの世界販売台数は、前年同期比で約2.7倍となる16万7800台と大きく伸長しており、そのうちもっとも売れているEVがID.4の7万2700台で、ID.3が5万2700台で続きます。
さらに、「21世紀のタイプ2(通称「ワーゲンバス」)」とも称され、2017年にコンセプトカーが披露されて以来ずっと話題となっているEVミニバンの「ID.BUZZ」も、ついに市販型のプロトタイプが公開され、2022年には欧州で発売される見込みです。
これらのうち、どれがいつ日本に導入されるのかはさだかではなく、状況によっては2022年に導入とならない可能性もなくはないようです。
一方、2021年7月に欧州で発表された、全長4.3mを切るBセグメントのコンパクトSUV「タイゴ」が日本に導入されるのか気になっている人も少なくないと思われますが、関係者に確認したところ、残念ながら「おそらくないでしょう」との返答でした。
「上記のようなモデルを導入していくことで、2021年同様引き続き魅力的なラインアップを多くのお客さまにご提供していく予定です」という旨を伝えてくれました。
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