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「減産」乗り越えたトヨタ勢、本領発揮 1月の新車販売ランキング、上位に「1万台超え」が続出

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「減産」乗り越えたトヨタ勢、本領発揮 1月の新車販売ランキング、上位に「1万台超え」が続出

1月の登録車、ヤリス・シリーズ首位

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

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2023年1月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。

登録車の1月のランキングは、生産調整の影響で前年同月比18.7%減ながら1万4772台を販売したトヨタ・ヤリスが、2か月ぶりの首位を獲得。

前月首位のトヨタ・カローラは、同14.1%増(1万4463台)を達成したものの第2位に後退した。

続く第3位には、昨年8月に全面改良したトヨタ・シエンタが同219.5%増(1万1038台)を記録して前月と同位に位置。

また、第4位には昨秋に一部仕様向上を図った日産ノートが同17.9%増(9875台)、第5位には定番コンパクト・ハイトワゴンのトヨタ・ルーミーが同28.4%減(7674台)を成し遂げてランクインした。

2023年1月 登録車のブランド通称名別順位

1位 トヨタ・ヤリス:1万4772台
2位 トヨタ・カローラ:1万4463台
3位 トヨタ・シエンタ:1万1038台
4位 日産ノート:9875台
5位 トヨタ・ルーミー:7674台
6位 トヨタ・アクア:7130台
7位 トヨタ・ヴォクシー:7068台
8位 トヨタ・ノア:6859台
9位 ホンダ・フリード:5808台
10位 トヨタ・アルファード:5144台

前年比プラス、SUV・ミニバンに集中

注目車の動きを見ていこう。

ベスト20以内では生産調整の影響が縮小したトヨタのRVモデルの躍進が際立ち、昨年1月に全面改良したトヨタ・ヴォクシーが前年同月比298.4%増の7068台を販売して第7位に。

トヨタ・ノアは同315.7%増の6859台を販売して第8位に。

昨年10月に一部改良およびプラグインハイブリッド車の追加を実施したトヨタ・ハリアーが同60.0%増の4879台を販売して第11位に。

昨年10月に一部改良を図ったトヨタRAV4が同161.4%増の4750台を販売して第12位に。

クロスオーバーを設定したトヨタ・クラウンが同180.1%増の4498台を販売して第14位にランクインする。

他ブランドでもRV、とくにSUVモデル群が好成績を示し、昨年9月に発売したマツダCX-60が3023台を売り上げて第21位に。

昨年7月に仕様変更を行ったジムニー・シエラが同133.6%増(2364台)を達成して第24位に。

昨年8月にSTIスポーツを追加したスバル・フォレスターが38.3%増(2338台)を記録して第25位に、昨年7月に全面改良した日産エクストレイルが同90.3%増(1517台)を成し遂げて第36位に入った。

軽自動車についても確認しよう。

1月の軽 ダイハツ/スズキが王者を追う

1月の軽自動車ランキングは、ホンダNボックスが前年同月比3.0%増の1万9792台を販売して、8か月連続でのトップにつく。

続く第2位には、昨年10月にマイナーチェンジしたダイハツ・タントが同79.4%増(1万4330台)を達成して前月と同位に位置。

また、第3位には昨年7月にキャンバスを全面改良したダイハツ・ムーヴが、同30.0%増(1万238台)を成し遂げてランクインした。

2023年1月 軽四輪車 通称名別 新車販売速報

1位 ホンダNボックス:1万9792台
2位 ダイハツ・タント:1万4330台
3位 ダイハツ・ムーヴ:1万238台
4位 スズキ・スペーシア:1万189台
5位 日産ルークス:7956台
6位 スズキ・ハスラー:7180台
7位 スズキ・ワゴンR:7157台
8位 スズキ・アルト:5453台
9位 ダイハツ・ミラ:4901台
10位 ダイハツ・タフト:4788台

注目モデルの成績に触れていこう。

昨年9月に一部仕様向上を図った日産ルークスは、前年同期がエアバッグ性能の不具合により生産・出荷を停止していたこともあって、前年同月比26万5100%増(7956台)を記録して第5位に。

昨年5月に一部改良を図ったスズキ・ハスラーは、同53.6%増(7180台)を達成して第6位にランクイン。

また、昨年6月に発売した軽EVの日産サクラは4213台、三菱eKクロスEVは864台の販売を記録する。

さらに、20thアニバーサリーエディションの生産を開始したダイハツ・コぺンは同35.7%増(521台)を達成した。

軽商用 ハイゼットカーゴが伸びる

一方で商用車カテゴリーでは、昨年12月に全面改良を実施したダイハツ・ハイゼットカーゴが同24.2%増(8091台)、昨年4月に仕様変更したホンダNバンが同8.0%増(2986台)。

昨年8月にデビューした新型軽バンのスズキ・スペーシアベースが1403台の売り上げを記録。

昨年11月に一般販売を再開するとともに法人向けの販売も強化した軽商用EVの三菱ミニキャブ・ミーブは、同657.9%増(432台)を登録した。

なお、登録車と軽自動車を合わせた1月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが5か月連続での首位に立ち、以降はトヨタ・ヤリス、トヨタ・カローラ、ダイハツ・タント、トヨタ・シエンタの順で続く。

また、トップ5にダイハツ・ムーヴとスズキ・スペーシアを加えた計7車種が販売台数1万台を超え、前月より1万台オーバーが3車種増えた。

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