ACOフランス西部自動車クラブとマクラーレン・アプライドは、水素レーシング・プロトタイプカーである『H24EVO(H24エボ)』に、電子制御機器、タイヤの空気圧のモニタリング・システム、ソフトウェアを供給する、新たなパートナーシップを発表した。
先月のル・マン24時間レースで正式に発表された『H24EVO』は、ACOの”ミッションH24”から生まれた最新のプロトタイプカーであり、ル・マン24時間レースに水素エネルギーによるレースを導入するための取り組みのひとつとなっている。
ACO、ル・マンで新型プロトタイプ『H24EVO』を初披露。燃料電池車でGT3上位レベルの性能を目指す
マクラーレン・アプライドはイギリスのウォーキングを拠点とし、モータースポーツ、自動車、運輸、鉱業部門を中心に、電子、機械、電気、ソフトウェア製品の設計および開発、製造、テストを行う企業で、2021年にグレイブル・キャピタルに買収されるまではマクラーレン・グループの一員だった。
7月22日に発表されたパートナーシップでは、この取り組みの一環としてH24EVOにマクラーレン・アプライド社の車両制御ユニット『VCU-500』を使用することが明らかにされた。同システムは電気自動車のレース用に設計されており、すでにABB FIAフォーミュラE世界選手権にて使用されているほか、パワートレインとシャシーの制御機能を提供し、マシンに搭載されているすべての電子ユニットと連動する。
さらにH24EVOには、MotoGPで使用されているタイヤの空気圧のモニタリング・システムが採用され、アトラスGTデータ解析ソフトウェアも搭載される予定だ。
マクラーレン・アプライドのテレメトリー、制御、分析の担当者であるサム・ゲストは、「当社のVCU-500分析パッケージ、タイヤの空気圧システム、アトラスGTは、『H24EVO』の性能を最適化するための最新の制御システムと分析ツールを、ミッションH24に提供する」と語る。
「私たちは、このクルマがサーキットを走るのを見るのを楽しみにしている。そして、ミッションH24の仲間がエキサイティングな目標を達成し、もっとも過酷な耐久レースで水素モビリティの未来を実証するサポートをすることを楽しみにしている」
また、ACOのピエール・フィヨン会長は次のように語った。「耐久レースに水素を導入するための我々のプログラムには、モーターレースにおける水素のパフォーマンスと、環境価値を証明するパートナーが必要であると考えている」
「ミッションH24が正式に立ち上げられた2018年から我々と信頼関係にあるこのチームに、マクラーレン・アプライドが加わったことに大きな満足感を得ている。H24EVOによって、我々はレースにおける水素の重要かつ新たな局面を迎えることになる」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント