160系初のバンライフな丸目プロボックスが新登場
ハイエースやランクルなどのレトロ風カスタムが人気の昨今、商用ワゴンバンのプロボックスもまたカスタムベース車として注目されている。これまでは中古車価格が比較的リーズナブルな初代モデルの50系がその中心だったが、2代目モデルの160系ベースのカスタム車両も続々と登場している。
「タンドラ顔のプロボックス」「ジムニー顔のキャリイ」! なぜか今流行ってる、アウトドア「顔面移植」カスタム
そんななか、大阪のカスタムプロボックス専門店「クラウドエイト」から、160系では初となるバンライフな丸目プロボックス「CAMP BOX01(キャンプボックス01)」が発売された。
昔のポーターキャブの丸目をオマージュして誕生
これまでプロボックスのバンライフカーと言えば、50系の角目を生かしたモディファイがほとんどだったが、クラウドエイトでは160系をベースにした丸目カスタムを敢行。代表の林さんは「昔、父親によく釣りに連れてってもらい、そのときの愛車がマツダの軽トラック、ポーターキャプでした。最近のクルマは厳つい表情が多くて、それが嫌だったんです。そこでポーターキャブの愛らしい表情をオマージュして、丸目キットを作りました」
林代表がそうであったように、猫も杓子もキリリとイキった表情を見せる最近のクルマに食傷気味の人も多いはず。そんなときにコロナ禍が追い風となり空前のアウトドアブームが訪れ、休日の過ごし方も変化。家族や親しい友人たちと一緒にキャンプして過ごす時間が増えたという人も多い。キャンプ道具をいちから揃えても掛かる費用はわずかだが、アウトドアで映える新型車を購入するとなると予算はそれなりに高額になる。
そこでアウトドアシーンから街乗りまでオシャレに使い倒すことができる頑丈なクルマとして、キャンプボックス01が開発された。プロボックスといえば荷物の積載性や燃費、走行距離が嵩んでも壊れにくいとうう絶大の信頼を誇るクルマだが、丸目キットでフェイスチェンジしたスタイリングは、思わず二度見してしまうほどの存在感を主張してくれる。
基本的なカスタムメニューは、(1)オリジナル丸目キット/(2)3cmリフトアップ(コイルスプリング)/(3)ホワイトレタータイヤ(トーヨー・オープンカントリーR/T、165/80R14)となっており、必要に応じて、ルーフキャリアやデニムシート(シートカバー)をオプションとして追加することができる。
コンプリートカー販売のほか持ち込み架装にも対応
写真の車両は車両本体価格119万円(税込)で販売されている。走行距離は7万5000kmと少し過走行にも感じるが、商用車であればまだまだ低走行車の部類に入る。また、ボディの全塗装に各種カスタムが施されてこの価格はじつにリーズナブル。
低価格で提供できる理由は、オリジナル丸目キットは自社開発であり、ボディなどの塗装も自社塗装で施工しているためこの価格を実現できている。
また、カスタム車両の販売に加えて車両持込みでの架装にも対応。ボディカラーも相談のうえ好きな色から選ぶことができるので、理想の1台を作ることも可能だ。
ちなみに160系プロボックスのキャンプボックス01に続く第2弾も準備中。車両は厳つい顔になる前のデリカD:5(前期・中期)となることが決定。その第2弾モデルの「CAMP BOX.02」にも注目だ。
■CAMP BOX01(水色)□排気量:1500cc□走行距離:7.5万km□車検:2022年5月□車両本体価格:119万円(税込)
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