F1第18戦メキシコGPを、4位でフィニッシュしたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、完璧な週末だったと語った。
予選ではチームメイトである角田裕毅のサポートも追い風に、5番グリッドを獲得したガスリー。スタート直後のターン1に向けては、少し前に詰まったものの、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とダニエル・リカルド(マクラーレン)の接触にも巻き込まれず、4番手に浮上した。
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その後トップ3には離されてしまったものの、安定したペースでラップを重ね、4位でチェッカーを受けた。
「完璧な週末だった。これ以上のものはないと思う」とガスリーはレースを振り返った。
「予選ではしっかりと仕事をして、今日はレッドブルとルイス(ハミルトン/メルセデス)に続く4位でゴールできた。僕たちにとって、基本的にこれは小さな勝利だ。大満足だ」
「チャンピオンシップのためにも多くのポイントを獲得できたし、最初の1周目から最後までペースが良く、全てをコントロール出来ていた。フェラーリに攻められることもなく、レースをとても楽しめた」
「ちょっと孤独だったけど、それでもペースを考えると楽しかった」
ガスリーは、背後のフェラーリに迫られるのではないか不安に思ったかと聞かれると、これを否定。ブレーキのマネジメントのために一時ペースを落とすようにチームから言われたものの、懸念はなかったと語った。
「いいや。ペースはずっとあったし、タイヤも大丈夫だった。チームからはブレーキのために少しペースを落としてくれと言われていたけど、ペースは良かったからとても快適だった」
「僕はある時点でチームに『僕に自分の仕事をさせてくれ。僕は全てをコントロールできている』と頼んだんだ。ポジションをキープするために必要なものはすべて揃っていると確信していた」
ひとり旅が続いたガスリーのレース。最も大きなイベントは、やはりスタート直後のターン1だったと言えよう。前にはレッドブル勢がいただけに、あまり積極的にいけなかったのではないかと訊かれ、ガスリーは混乱のターン1について次のように振り返った。
「実際そうなんだ。余分にマージンをとった影響で、他の人たちに比べて少し不利になってしまうからだ。リカルドは非常に良いスタートを切って、スリップストリームを上手く使っていた。僕はマックスとルイスの後ろに少し引っかかってしまった。ダニー(リカルド)に何が起こったのか分からないけど、彼がバルテリに接触してしまったんだ」
「僕たちはセルジオとの接触を避けるために、ワイドに走らなければいけなかった。でもその後は全てが順調だったよ。完璧なレースだったと思う」
アルファタウリは、アルピーヌとコンストラクターズランキング5番手を争っている。今回ガスリーが4位12ポイントを稼いだ一方、アルピーヌはフェルナンド・アロンソの9位2ポイント獲得に留まった。この結果、今季4レースを残して両チームの獲得ポイントが106で並ぶことになった。
ガスリーはチームのためにもランキング5位獲得に向けて努力をしていくと、残る4レースに向けて意気込みを、チームのプレスリリースに語った。
「これでアルピーヌとポイントで並んだ。僕の個人的な計画では、チャンピオンシップで5位になることが、フランツ(トスト代表)やチームのみんなへの素敵なクリスマスプレゼントになると思っているので、そこに向けてプッシュし続ける。チーム一丸となって取り組めているし、今後の数戦でもチャンスは見出せると思う」
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