ダイヤルコントロールの再導入
text:Rachel Burgess(レイチェル・バージェス)
【画像】ホンダ・ジャズ(フィット)【新旧モデル比較】 全33枚
ホンダが、新しいジャズ(フィット)に、アナログコントロールを採用することを明らかにした。
ヒーターとエアコンの操作に、前世代のジャズのような、アナログのダイヤルコントロールを再導入するとのことだ。
ジャズのプロジェクトリーダー、田中健樹は「理由は非常に単純です。特にヒーターとエアコンの操作で、ドライバーの混乱を最小限に抑えたかったのです」と説明している。
「直感的な操作が難しいという、お客様からのフィードバックを受け、タッチスクリーンからダイヤルコントロールに変更しました」
「スクリーンを見なければシートヒーターの調節ができなかったので、見なくても操作できるように変更し、運転中の信頼性を高めました」と述べている。
ほとんどのメーカーが、最新のアウディA3に見られるような、スマートフォンと同様のタッチスクリーン・コントロールに移行しており、タッチスクリーンのみを選択するメーカーも増えてきている。
新しいアウディA3の、エレクトロニクス責任者、メラニー・リマーは、物理的なボタンの廃止について「スマートフォンで、タッチ機能を利用する人が増えている」ためと説明している。
また、新しいシステムは、以前のシステムと同じくらい、ユーザーフレンドリーだと付け加えた。
物理的なコントロールに戻るというホンダの決定は、間違いなく高齢のユーザーを含む一部の人々に支持されるだろうう。
しかし、ボイスコントロールがより広く採用されるようになれば、タッチスクリーンとアナログコントロールに関する議論は、自然に無くなっていくと予想される。
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みんなのコメント
今回のフィットの方向性のほうが、安全のためには適切な選択なのではないでしょうか。
車線逸脱防止やアシストブレーキだ何だと付けるのも大事かもしれないけど、空調やオーディオの音量など、運転中に操作する可能性の高い物を、タッチパネルにして目視確認しなければ操作出来ない物にする事自体、事故を誘発する危険度を高めているだけ。
今回のフィットの物理的なボタンに立ち返ったのは、大賛成です。