新車値引き情報 [2024.12.26 UP]
X氏の値引き大作戦 スペーシアから21.3万円引き!
日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025 ノミネート車、31台そろう!アナタの本命は?
強気のKカーに大苦戦。馴染みのサブ店を温存。社長、一発勝負ですよ
【プロローグ】 みなさん、お久しぶりです! といっても、覚えていませんよね(笑)。
今を去ること8年前、ハスラーの購入リポートを「私もX氏」に掲載していただき、X氏デビューを果たしています。その際、松本さんからは「スズキの正規ディーラーを先行させて馴染みのサブディーラーを上手に攻略しています」とのお褒めの言葉をいただきました。ちなみに、そのときのハスラーはいまも奥さんの愛車です。
月日は流れ、次女がめでたく就職。しかし、職場まで公共交通機関ではなにかと不便だったため、私が通勤の足として使用していたミラージュ(車体色はショッキングピンク!)を譲り、往復50kmをクルマで通っていました。
ところがしばらくして「あのピンク、職場の駐車場で目立ち過ぎるぅ~恥ずかしい……」とボヤキ始めました。
ちょうどタイミング良く息子が買い替えることになったので、彼が乗っていたフォレスター(2012年式)にチェンジ。当初は「ちょっとアクセルを踏んだだけでスピードがでるぅ♪」と喜んでいましたが、またまたしばらくすると、給油のたびに「燃費、ワルすぎぃ~貯金がガソリン代に消えてくぅ~」と、ボヤキ始めました。
たしかに12年落ちのフォレスターの燃費はミラージュの半分以下です。車検も残り半年となったところで、ついに買い替えを決断しました。
狙いは維持費と使い勝手を考えて軽ハイトワゴン。趣味はクルマの私が候補車すべてを試乗し、値引き交渉もしっかりやってベストのクルマを選んであげたいと思っています。
【交渉1日目】 まずは私一人で日産へ。狙いのルークスに試乗。アクセルは滑らか。好印象です。店に戻って顔なじみの副店長さん(微妙な役所広司さん風)と商談開始。見積もりに値引き額の記載はありません。
X「値引きはありますか?」
副店長「5万円です」
X「N-BOXやスペーシアも検討しています。今月末までには決めるつもりなんですが、もっと上乗せできますよね?」
副店長「店長と相談して後日、見積もりをお届けします」
副店長さん、淡々としていてぜひ買ってください!的なオーラは感じられません。
LINEでルークスの写真を送ると、奥さんから即座に「カッコ悪~」とのコメントが届く。次女からの反応はなし。
次はスバル店。対象はタントの兄妹車、シフォンです。
相手はこれまでフォレスターを2台購入しているセールスさんで、すっかり馴染みとなっています。今回のクルマ選びの経緯を伝えると「ぜひ、シフォンを!」と売る気満々ですが、提示してきたシフォン・カスタムRSの値引きは6万470円。
実は、奥さんは現在ハスラーに乗っているけれど、スバルをこよなく愛するスバリストです。そのことはセールスさんもよくわかっています。
X「奥さんからは『スバルマークの軽を安く買ってきて!』っていわれてるんですよ」(笑)
セ「はい、胸が痛くなるほど、承知してます! のちほど限界の数字をお届けします」
期待しましょう。
【交渉2日目】 次女と一緒にスズキA店へ。事前にスペーシアカスタムの試乗をリクエスト済。出迎えてくれたのは初老という感じのベテラン。もしかすると、退職後の再雇用かも? 見た目は中学校の教頭先生で、信頼感は満点!
めっちゃワックスの効いたスペーシアに乗り込みます。ドライバーは次女。〝教頭先生〟は助手席、私は後部座席。次女によれば「アクセルが軽くて運転しやすい!」とのことで、かなり気に入った様子です。
スペーシアは車両本体値引き5万円+キャンペーン期間中につき付属品から3万円引き。
店舗の前には大商談会の赤いノボリが出ていますが、値引き条件は平凡。大商談会と銘打つなら、最初から二桁万円は出してくれないと……。
次はホンダA店。担当セールスさんは髪型ツンツンの小泉進次郎さん風。事前にN-BOXカスタムの試乗をお願いしておいたので、すぐに出発できました。さて、3年連続ナンバーワンの売れ行きを誇るベストセラーカーの走りっぷりは? 本命だけに次女も私も気合が入ります。
さすが、軽自動車ながら後部座席でもゆったり! 走りもスムーズです。ただし、雨で路面に水溜りが多く、後部座席にタイヤの音がけっこう響いていましたね。遮音性がスペーシアと比較するとイマイチかも。収納スペースとUSBの使いやすさもスペーシアより劣る感じです。
提示してきた値引きは3万円。ここでも派手な商談キャンペーンを実施している割には数字に表れていませんね。
X「スペーシアも考えています、値引きはもっといけますよね?」
セ「う~ん……これ以上は店長と相談になります」
月間販売台数でスペーシアにいちど抜かれているので、もっと積極的に売り込んでくると思っていたのですが、想定したより強気です。
3店目は三菱。出迎えてくれたのは、めがねが似合う小林薫さん風のセールスさんでした。
デリカミニはルークスの兄妹車ですが、外観は別もの。「サスペンションの味付けとタイヤサイズも別」とのことで、セールスさんは「足回りの良さ」をしきりに強調してきます。車重の影響か、登坂では若干、エンジンが唸る感じがしました。
提示してきた見積もりを拝見すると、ナビが27万7750円もするのにビックリ。60インチの液晶テレビが買えるなぁ~。
それなのに値引き額はたったの4万円。上乗せを訊ねると「これ以上はなかなか厳しいですね」とのこと。
軽自動車って思っていたよりガードが堅い……。
大商談会なのに〝ひと桁〟か~い。本命・ホンダがあえなく脱落……
スズキB店へ。ここでも「大商談会」を開催中。本社のショールームだけあって、多くのお客さんで賑わっています。担当してくれたのは20代後半と思しきセールスレディさん。
試乗では今回は私がドライバー。たしかにアクセルが軽くてスムーズに運転できます。モーターアシストが良い仕事しているんですね~。
値引き条件はスズキA店とまったく同じでした。
ここでちょっと脱線。近々発売されるフロンクスが気になります。私が「見積もりを出せますか?」と訊ねると「発売前ですが、大丈夫です」といって、奥に引っ込みました。
次女「え~フロンクスって軽自動車じゃないけど?」
X「いいクルマで割安に買えるなら〝アリ〟だよ」
次女「てか、パパが乗ってみたいんでしょ?」
X「ま、それもあるな」(笑)
次女「でも、実車を見ないとなあ~、決められないよ」
しばらくしてセールスさんが戻ってきました。
セ「値引きは最大で12万円です。明日までに契約していただけるならボディコーティングをプレゼントできます」
しかし支払い総額は300万円超! 完全に予算オーバー。しかも「先行予約がかなり入っているので納期に時間がかかりそうです。3か月以上先になってしまうかも」とのこと。これを聞いて「一刻も早くフォレスターの燃費地獄から抜け出したい」と思っている次女は「フロンクスはなし!」を宣言。残念ながら断念しました。
【3日目】 ダイハツへ。ところが、あいにく休業日。Webサイトを通じてタントの見積もりを依頼しておきました。
マツダへ移動。狙いはスペーシアの兄妹車、フレアワゴンです。ショールームには夢メッセみやぎ大商談会の大きなポスターが貼ってあります。「夢メッセみやぎ」とはコンサートや展示会など様々なイベントが開催できる大規模な施設です。
長身(ドジャースの大谷選手くらいありそうです)のセールスさんが登場。あらかじめメールで見積もりを依頼してあったセールスさんを指名すると「すみません、あいにく出かけています。後ほど電話させます」。
ありゃ、2店連続で空振り。
ホンダB店へ。ここでは事前にメールでアポイントを取っておいたセールスさんがお出迎え。ニコニコ顔のベテランです。
この店では以前、商談をしたことがありますが、奥さんが「Hマークが苦手」ということもあって購入には至りませんでした。しかし、今回は次女のクルマ選びで、N-BOXは大本命。当然ながら気合いが入ります。クルマ選びの経緯を伝えて「ぜひ頑張ってください!」というと、
セ「わかりました。店長に相談してみます。しばらくお待ちください」
コーヒーを飲んで待っていると、マツダのセールスさんから電話が入る。
セ「Xさん、先ほどはご来店ありがとうございます。実は私、本日は〝夢メッセみやぎ〟で開催されている大商談会に出向しているんです。よかったら寄っていただけませんか? 値引き、頑張りますよ!」
X「次女はスペーシアを気に入っているみたいなんです。でも、鼻血が出るくらいの値引きを出してもらえるならフレアワゴンもアリですね。とりあえず見積もりをメールで送ってください。今週中に回答します」
N-BOXの見積もりを待っていると、WR-Vのカタログが目に入る。Zグレードの価格は234万9000円……あれ?買えそうじゃないか……N-BOXよりWR-Vのほうがクルマとしては魅力的! N-BOXと大差がなければ、私的にはWR-Vを選びたい。またまた脱線してしまいますが、とりあえずセールスさんに声をかけてWR-Vの見積もりも出してもらうことにしました。
しばらくしてセールスさんが戻ってきました。
セ「Xさん、いまならN-BOXよりWR-Vのほうがお買い得ですよ!」
見積もりを見ると、N-BOXは値引き10万2600円で、支払い総額は約270万円。WR-Vは値引き25万円で、支払い総額273万2855円。
その差はなんと3万円ちょっと! ビックリです。月刊自家用車の値引き情報によれば「WR-Vは20万円引きが取れたら合格」とのことなので25万円引きは破格でしょう。
X「わかりました。次女にWR-Vを勧めてみます」
これにて本日は終了。
むちゃはいったもん勝ち パパは娘のために頑張った
その日の夜、緊急家族会議を招集。これまでの経過をもとに狙いを絞っていきます。
X「WR-Vがいち推しだね」
奥さん「私はHマークとDマークのクルマは嫌だな。スバルはどうなの?」(やはりスバリストじゃのう)
次女「ちょっとちょっと、大事なのは支払い金額と購入してからの維持費、それに使い勝手だからね! 試乗した感じではやっぱりスペーシアだね!」
奥さん「そうだね、私もスペーシアが見たい!」
次女「スペーシアだったら青か白がいいんだけど、実際の色を見てみて決めたいな」
そこでスマホでスペーシアの青と白の展示車がある店舗を検索。スズキC店がヒットしたので明日、3人で出向くことに。
【4日目】 スズキC店へ。展示場には白と青、そしてシルバーのスペーシアが並べてありました。3人でカラーを確認し、さらに室内の広さやハンドル周り、収納などもしっかりチェックさせてもらいました。なお、次女は「スペーシアを買うなら白を選ぶ」そうです。
夕食後、三人でクルマ選考会議を開催。商談後、これまでに各店から届いた値引き条件は、
シフォン 15万5145円
フレアワゴン 14万7604円
タント 8万2000円
ルークス 15万8991円
デリカミニ 8万9930円
スペーシア 8万円
となっています。
次女が購入希望の第一位に選んだのはやはりスペーシア、スバリストの奥さんが第一位に選んだのはやはりシフォン、そして私の第一位はやはりWR-V(笑)。この時点でそのほかの候補車は脱落です。三人がそれぞれあげた3車に狙いを絞ることになりました。
【5日目】 これまでスズキの正規ディーラーを対象に商談してきましたが、奥さんのハスラーを購入した馴染みのサブディーラーD店とはまだ接触していません。
作戦会議で松本さんから「スズキ同士の争いにサブディーラーを交える場合は要注意です。へたに競合をあおると、正規店が下りることもあるので気をつけてください。正規店を先行させてからサブディーラーを攻めたほうが無難でしょう」とのアドバイスをもらっていたので、D店との商談は後回しにしていました。しかし、スペーシアに狙いを絞ることになったので、いよいよ挑みます。
仕事帰りにD店へ。このお店、聞くところによると、スズキ車の販売台数はへたな正規店より多く、官公庁の公用車も多数落札しているとのこと。ここ一番となると正規店を上回る値引きを出してくるので、実家のワゴンRや軽トラックも購入したことがあります。
そこで小細工なしの一発勝負を仕掛けるつもりでやってきました。実は、8年前のハスラーと同じ攻め方です。
商談の相手は弟の同級生の社長さん。これまでの経緯を説明して、
X「シフォンは15万5000円引き、WR-Vは25万円引きを出してくれました。この2車とスペーシアが最終候補に残っています。次女はスペーシアを気に入っているんだけど、値引きが渋いので脱落寸前ですよ」
社長「う~ん……ホンダさん、凄いですね」
X「スズキを選ぶなら、これまでの付き合いもあるから社長さんから買いたいと思っているんですけど……」
社長「Xさん、とりあえず見積もりを作成させてください」
待つこと5分。
社長「諸経費を含めた総額は271万2640円となります」
X「う~ん……とても軽自動車とは思えない値段ですね」
社長「ここからいくら頑張れるかが問題ですよね。Xさんのご希望の金額に合わせますよ」
X「そうですか……それでは250万円で!」
逆算すると21万円引きを超えます。むちゃだと思ったけれど、そこはそれ、いったもん勝ちでしょう(笑)。
250万円という数字を聞いて、一瞬、社長の顔がこわばったように感じました。
さすがに無理だろうと思いきや、発した言葉は、
社長「わかりました、Xさん、今すぐ決めていただけるなら250万円にします!」
まさかの回答!
もちろん、すかさず、
X「はい、お願いします!」
社長「ありがとうございます! 希望ナンバー、必要ですよね、サービスしましょう!」
最終的な条件は車両本体とメーカーオプション22万3300円/付属品17万8110円から21万2640円引き。納期は2か月とのことです。
次女&奥さんもさすが社長さん~とニコニコ顔でした。
購入データ
SUZUKI スペーシア
カスタムRS(4WD)
From 宮城県
トータル値引き 21.3万円
値引き採点 5
馴染みのサブ店に出向いて一発勝負。ホンダとスバルとの競合を伝えたら装備・付属品の値引きを含めて合計21万2640円引きに。値引き率は8.2%。フレアワゴンは14万7604円引き。
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