米国ホンダは10月4日(現地時間)、新型「シビック タイプR」の予告画像を公開するとともに、独ニュルブルクリンクでの走行テストが間もなく開始されることを明らかにした。
赤いカモフラージュに包まれたプロトタイプは、デザインのディテールこそ窺い知ることはできないが、先日国内投入された新型シビックと同じ5ドアボディを採用することが明確。もっとも、クリーンなスタイリングを特徴とするベースモデルに比べると、大型リアスポイラー、ブラックアウトされた大経ホイール、そしてセンター3本出しのエキゾーストエンドなどがただものでない雰囲気を醸し出す。ボディもベースモデルからワイド化されているようで、前後フェンダーの力強い張り出しがコーナリング能力の高さを伝えている。全幅はベースモデルが1800mm、先代タイプRが1875mmだったから、新型がどの程度まで全幅を広げてくるかも注目のひとつだ。
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また、タイプRと言えば「ルノー メガーヌ」とのFF最速争いも常に注目の的。現状、ニュルブルクリンクのレコードタイムはメガーヌが保有しており、今回同コースでのテスト開始が予告されたのは、この辺りを意識してのことかもしれない。ただし、ご当地鈴鹿サーキットのラップタイムは昨年、先代タイプRのリミテッドエディションが更新している。
ちなみに、先代は昨年10月に国内販売が開始されるや否や、限定モデルのリミテッドエディションはもちろん、通常モデルまで瞬時に完売となっており、悔しい思いをしたファンも多いはず。品薄の原因の一つは先代が閉鎖間近の英国スウィンドン工場製だったことで、新型のベースモデルが国内工場製に切り替わったことを踏まえると、供給には若干の余裕が生じる可能性もあるかもしれない。国産ホットハッチの雄が日本で手に入りにくいのは何とも歯痒い限りだから、ここはホンダに早期国内販売の英断を期待したいところだ。
価格については現状で何ら情報はないが、先代タイプRが475万2000円、リミテッドエディションが550万円だったことを考えると、今回も500万円以下のスタート価格となることを期待したいところだ。
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みんなのコメント
ターボ車は大型グリルを素直に用いるので似たようなものになるのかな
あれ、タイプR は純ガソリン車なの?