現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ斬新「スポーツミニバン」現る!? 5速MT&MRレイアウト採用!? 「天才タマゴ」なエスティマ発見、反響は?

ここから本文です

トヨタ斬新「スポーツミニバン」現る!? 5速MT&MRレイアウト採用!? 「天才タマゴ」なエスティマ発見、反響は?

掲載 13
トヨタ斬新「スポーツミニバン」現る!? 5速MT&MRレイアウト採用!? 「天才タマゴ」なエスティマ発見、反響は?

■“それってスポーツカーじゃ……”、5速MTの初代エスティマに大反響

「トヨタの天才タマゴ」といえば、ミニバンである初代「エスティマ」のテレビCMで流れていたキャッチフレーズ。
 
 短い台詞ながらインパクトが大きく、記憶に残っている人も多いでしょう。
 
 ミニバンの先駆けとなった初代エスティマ。その中でも珍しい個体が中古車サイトに掲載され注目を浴びています。

【画像】「えっ…!」これが「次期エスティマか!?」 トヨタの「次世代ミニバン」を画像で見る(67枚)

 エスティマは1990年に発売されました。近未来を彷彿とさせる丸みを帯びたボディが印象的です。

 室内空間は従来にはないほどの広さを持ち、居住性と快適性を両立させたことで、大ヒットモデルとなりました。

 ちなみに初代の後は2000年に2代目、2006年に3代目にモデルチェンジされ、2019年に生産終了。2代目にはトヨタのミニバン初のハイブリッドも採用されました。

 初代エスティマのボディサイズは、全長4800mm×全幅1800mmの3ナンバーサイズが基本。

 しかし、それでは取り回しに課題があるということで、全長4690m×全幅1690mm×全高1780mmにリサイズした5ナンバー版のエスティマ「ルシーダ/エミーナ」が登場しました。

 そして、今回中古車市場で発見されたのはそのルシーダです。

 注目されている理由はトランスミッションにあります。

 現在の国産ミニバンは、商用車を除けばATモデルしかありません。しかし今回のルシーダは5速MTが搭載されています。

 レバーが配置されている場所も運転席左横のフロアに配置された珍しいものです。

 一般的なミニバンは、エンジンとトランスミッションが最前方かつ横並びに配置され前輪を駆動しています。

 そのため、シフトレバーはハンドル左横のダッシュボードに備え付けられるのがセオリーです。

 しかし今回のルシーダはフロアから“杖”が生えています。その理由はエンジンレイアウトにあります。

 初代エスティマは、エンジンを75度横に傾けたうえフロア下のミッドシップに配置するという独自のシャー設計。鉄道のディーゼル気動車のようなレイアウトを採用しています。

 エンジンにはトランスミッションもドッキングされているので、フロアからシフトレバーを出すレイアウトが効率的。扱いやすさも両立しています。

 ちなみに初代エスティマは室内の広さもヒットの理由。このエンジンレイアウトによる功績です。

 今回の個体は1996年型。基本的にはノーマル状態が維持されていますが、ルーフキャリアと、そこにアクセスするために後部にラダーが備え付けられています。

 内装は、ハンドルをMOMOのスポーツタイプに換装。オーディオはADDZEST(クラリオン)で、CDに加えて、今はなき規格「MD」に対応しています。

 座席は3列シートで8人乗り。2列目シートは180度回転して後ろ向きにすることが可能。特急列車のようなボックス席にできます。

 現在では非常に珍しいパッケージのこの個体ですが、販売している「爆安オート」の担当者はエスティマの反響について、「問い合わせ自体はそんなに多くはありませんが、純正の5速MTのルシーダは非常に珍しいため、“ご指名”で購入検討する人はいらっしゃいます」と話します。

 さらにネット上でも反響があります。

「昔はミニバンにもMTが普通に設定されていた」「かつて乗っていたが、ミニバンスポーツとして太鼓判を与えたい」「アルテッツァ用のLSDを移植した。かなり面白い車だった」「ボディ剛性が高くてびっくしりた記憶がある」

 実は初代エスティマは、3ナンバーモデルも5ナンバーモデルも後輪駆動(あるいは後輪駆動を主とした四輪駆動)なのです。

 つまり高性能スポーツ車が用いる「MR方式」が採用されているということ。何から何まで他に類を見ないパッケージで、「ミニバンスポーツ」というコメントにも頷けます。

※ ※ ※

 トヨタの天才タマゴといわれた「エスティマ」ですが、サイズダウンしたルシーダのMT仕様が中古車市場で発見され話題を集めました。

 ネット上でもネガティブなコメントはほとんど見られず、当時を懐かしむ雰囲気が伝わってきます。

 ちなみにこの個体の出品価格は、税込総額98万円となっています。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
レスポンス
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
レスポンス
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
くるまのニュース
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

13件
  • マルちゃん
    この記事を書いた人、見にも行ってないでしょう。
    サイドブレーキが運転席とドアの間にある事を書かないと。
  • mso********
    乗っていました。
    それもジョイフルキャノピーの5MT
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

327.1391.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.9590.0万円

中古車を検索
エスティマの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

327.1391.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

11.9590.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村