街乗り軽快。ワインディングもキレッキレ! ジクサー250って、なんて素晴らしいバイクでしょうか。ちなみに今回はツーリングした訳じゃないんですけど、結果的にこのバイク、ツーリングの快適性も高そうな予感がします。
実際にジクサー250でツーリングした訳じゃないけど……
この記事は7/12掲載の記事を一部加筆・修正したものです。
街乗りからはじまって、ワインディングを目指すために高速道路も走って……そうすると1日の走行距離って、意外と伸びるものです。
この時はジクサー250でツーリングしよう!って思ってた訳じゃないんですけど、結果的に走った距離は350kmもありました。
【その(2)】からの続きです
ちなみにジクサー250の燃料タンクの容量が12Lなんですが、この日は朝に出発して帰ってくるまで給油無し。
厳密に言えば距離350.6kmを1回給油で走り切ってしまったんです。
そして帰ってきてからの給油量はレギュラー10.35L。
リッターあたり約33.9kmの燃費。ざっくり言えばリッター34kmくらい走るんです。
それでまだ1.5Lくらいガソリンが残っているので、走り方によっては航続距離400kmもいけるかもしれません。
ジクサー150と燃費に大きな差がない
ちなみに現行の『ジクサー150』の燃費が、リッターあたり37.5kmくらい。250とそこまで大きな差がありません。
先代ジクサーはリッター50kmとか走ってたんですが、2020年1月にリニューアルされた新型ジクサー150では何か変わったんでしょうか?
こちらは近日中に検証してみようと思います!
1回給油で350kmは走れるとなるとツーリングでも安心感がありますよね。
しかもバイクは軽量だし、ハンドリングも軽快。
さらに言うと、ハンドルの切れ角も十分あるうえに、ジクサー250は極低速で走る時の安定感も相当高めなんです。
実際、ちょっと広めの駐車場で『どれくらい小回りイケるかな?』と思って実験してみたくらい。
で、極低速の小回り実験中に思ったのが『これひょっとしてジムカーナとかやったら面白いバイクなんじゃないか?』ってこと。
ジムカーナは門外漢なので、迂闊なことは言えません。単気筒エンジンだからタイムを競うとなると不利なのかもしれないです。
ただ個人的には思い切って寝かせていけるし、安定感もあるから『もしジムカーナやるなら、これでやりたい。楽しめそう』と思ったのは事実です。
ツーリングが苦手と思える要素が『ジクサー250』に無い
そういう自信を感じさせてくれる性能に、ネイキッドらしいリラックスしたライディングポジションの組み合わせじゃないですか?
しかも燃費は良いし、航続距離も十分に確保されてる。
そして極めつけが足つき性の良さ。
シート高は800mmなのですが、調べる前はシート高が780mmくらいだろうと思ってました。
実際に跨ってみての体感は、シート高の数値以上だということです。
ちなみにシートそのものは、スポーツバイクとしては若干ウレタンの肉厚が厚め。
着座感としては、ツアラーっぽい快適性とかラグジュアリー感のほうが強く感じられます。
なので1日まるっと350km走った程度では、全然お尻が痛くなりません。
ツーリング特化型じゃないけど、ツーリングしたくなるバイク
荷物をどう積むか、とかはやっていないのでわかりませんが、基本はジクサー150と同じ気分でいけるはずですから、積載性も工夫次第だと思います。
250ccの排気量もあって、低速トルクが強いから旅もらくちんでしょうしね!
【ジクサー150の積載インプレ】
強いて言えばジクサー250の弱点?
ただまぁ、ネイキッドですので高速道路の走行風だけは(当たり前だけど)直撃を喰らいます。
別にジクサー250に限った話ではないですけど、高速道路での長時間クルージングは適度に休憩を入れつつ……がおすすめ。
でもフレーム剛性が高いから、時速100kmでもバイク的には余裕あります。
高速道路を連続して走れる距離はライダーの体力・集中力次第ってところでしょう。
(下に続きます)
ジクサー250は高速道路において、ライダーのポテンシャル以上に魔法のように遠くに運んでくれる、というバイクじゃありません。
そういう部分では、Vストローム250とかGSX250Rのほうが確実に上手です。
ジクサー250は『不満』を感じないバイク
でも、1日を走り終えた後に考えてみたら、ジクサー250に対して『これといった不満がない』ことにも気づきました。
前編や中編でお伝えした通り『楽しいこと』はいっぱいあった。
そして、1日を振り返ってみて不満が見当たらない。
そういえば、スタイリングも実車はかなりカッコいいんですよ?
お気に入りは、後ろナナメの角度。
ちょっと欧州車っぽいんですよね。ボリューム感もありつつ、スポーティさもある。
ボクがこれを言ったら本末転倒っぽいんですけど、実車を見るまでスタイリングの評価は保留しておいてください。
特にヘッドライトのスラント具合など、写真じゃ本当に伝えにくい部分です(笑)
レンズ部分も単純な平面じゃない。
細かいディテールだけど、人間の目は優秀なので、その違いは大きなものとして映ります。
スタイルにも現代的な洗練がありますから是非、実車を見てほしい!
ジクサー250は本当に優れたバイクです。
ぶっちゃけここまで、我ながら、けっこう手放しで褒めてると思う。
でも、それをしてもいいと思ってます。
そこにさらに価格のことを加えたら『コスパで比較!』なんて言うつもりにもならない……
断トツですよ、間違いなく。
『250ccクラスのバイクでおすすめは?』
そうやって聞かれたら、その人が求める路線を確認したうえで、ボクは推薦するバイクの中に、このネイキッドのジクサー250を入れると思う。
《中編》のワインディング編で言ったことの拡大解釈。
ジクサー250はビギナーも熟練者も、男性も女性も!
街乗りでも、ツーリングでも、ワインディングでも!
みんなが楽しい!って感じられる『万能250cc』として高い完成度になっているバイクです!!!
まだでしたら《その(1)》も是非お読みください!
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みんなのコメント
80年代のバイク全盛期、NZ250、NZ250Sというスズキの単気筒バイクがあってですね…
当時、250のスポーツ単気筒は、SRX250が売れてましたが、NZ250の軽さと燃費の良さ、
軽さを活かしたゼロからの発進加速は通好みでした。
NZ250と同じ油冷エンジンを搭載して、嫌でもNZ250を思い出しますね。