ドラマや映画、レースで走っていた憧れのクルマに乗ってみたい……という思いは、クルマ好きはもちろん、テレビ好き、映画好きの方も一度は抱くものかもしれない。
『ナイトライダー』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『マッドマックス』、GT-R…。
【君たちいったいどこから来たの】 思わず二度見してほしい ざんねんなクルマたち11選
オーナーたちの憧れを結実させたレプリカカーと、ユニークだけど手抜き一切なし、本気のカスタムカー8台をご紹介。クルマ好きの情熱と、職人たちの技術が生み出したクルマの世界をご覧あれ。
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2018年7月10日号
■【どんなオタクにも負けない愛が生んだ】『ナイトライダー』ナイト2000(K.I.T.T.)
AREA TEN-ONEの代表取締役今井悠貴氏の趣味が高じて製作されたデモカー。クルマ好き男子が(きっと)一度は憧れを抱いたナイト2000「K.I.T.T.(キット)」のレプリカである!!!
極上のポンティアック ファイアーバード トランザムをベースに作られた車両のインパネは、K.I.T.T.なのにキット商品が売られていないため、今井氏がFRPを使用してひとつひとつ手作業で仕上げたものだ。5L V8エンジンが収まるボンネット内もバフがけされており、美しい輝きを放っていた。
大人の事情でこのデモカーのみに搭載されているのが、iPhoneに搭載されている「Siri」と同じように人間の言葉を認識し、劇中のキットさながらの回答をするシステム。
しかも、テレビ放送当時実際にキットの吹き替えを担当した野島昭生さんの声になるようプログラミングまでされているというからトンでもない。レプリカの域をとうに超えた1台だった。
■【あのビフ・タネンも乗った!!】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』デロリアン
あのマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)がタイムトラベルをしたマシンを完全再現したのがこちらのデモカー。雷をエネルギーにしていた車両ではなく、生ゴミをエネルギーに変えてタイムスリップできるように改造されたデロリアンをレプリカ。
タイムマシンの肝となる「フラックス・キャパシター(次元転移装置)」も再現。電源供給装置やタイムサーキットも劇中車かと見紛うクオリティで製作されている。
こちらのデロリアン、ひとたびイベントに出展すれば黒山の人だかりが。なんと改造費は800万円程度かかったという。
現在素のデロリアンの中古車価格は、程度のいい物は800万~900万円するとのことで、お財布に余裕がある猛者以外にはなかなか手が出せない状況のようである。
■【荒野を駆け抜けた雄姿が日本で!】『マッドマックス』 インターセプター
AVO/MoTeC Japanに勤める檀崎行宏氏の個人所有車であり、同社のデモカーでもあるこちらのブラック・インターセプターのレプリカ。
オーストラリアでファルコンXCをベースに、前まわりとオーバーフェンダーの取り付けが行われていた車両を購入し、日本でスーパーチャージャーなど劇中と同じ物を突き止めて新たに装着。
タイヤ&ホイールまで劇中車と同じにしたこだわりの1台は、検査機関で排ガス検査まですべてクリアし、ナンバーを取得した完全公認車となっている。電気配線はすべて引き直し、MoTeCのフルコンで制御。
■【ハコスカGT-R 爆誕!!】 マイティボーイ GT-R
東京・神奈川・大阪の計4拠点で輸入車の中古車販売を展開するアルファステーションが、スズキが1988年まで発売していたマイティボーイを買い付け、自社でハコスカGT-R風に仕上げた力作がこちら。
GT-R風に改造できるアフターのキットは使用したものの、細かい部分はすべて自社で加工・製作。注目は内装で、ダッシュボードを作り直し、本物のハコスカGT-Rのメーターを流用するこだわりようだ。ハコスカファンに「ここまで作り込まれた車両は見たことがない」と言わしめた1台。
■【マッチョがカッチョいい!!】 ワイルドミニ
ローバーミニとジムニーを組み合わせた車両を、マッドハウスの杉山哲氏が過去に1台だけ製作したことがあった。それに惚れた依頼主が、その車両をレストアした経験のあるクラスカに、2台目を作って欲しいと製作を依頼したのがこのワイルドミニのはじまりだという。
ジムニーは軽自動車だが、本場イギリスでカスタムされたマッチョな車両を参考に、軽自動車枠にこだわらず、よりマッチョさを追求することにした。杉山氏が、1台目を製作する時に板金を依頼したお店でこのクルマも板金された。
現在まさに製作中で、これからクラスカで内外装を仕上げる。ローバーミニとジムニーの車両込みで、400万円台後半から製作が可能だそうで、非常に問い合わせが多いとのこと。
■【ミゼット2からトランスフォーム】 トヨタ 86Q
こんなカワイイ姿でも、実はちゃんと走るんである。トヨタ自動車(株)の社内有志の団体であるトヨタ技術会が製作した「86Q」。驚くなかれ、ダイハツの軽「ミゼット2」からわずか2分半で分解変身してこの姿になるのだ(このためこの車両、「カーメレオン」と名付けられた)。
FRの本家86とは異なり、659cc直3エンジンをミドシップに搭載するマシンの姿は、あのチョロQを彷彿とさせる。
■【英国ホンダが作ったトンでもタイプR】 シビック タイプR ピックアップトラックコンセプト
最後は英国で作られたこちらのマシン。なんと新型シビックタイプRのBピラーから後方を切り落とし、ピックアップ・トラックに改造してしまった1台。ホンダ製発電機や芝刈り機を運べる最速マシンということだが、目的地に着くまでブツが原形をとどめているのか不安になる……。ピックアップ・トラックのニュル最速も狙えそうである。
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