現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【角田裕毅F1第3戦展望】初日は“低速用”に開発された新型フロアの理解に集中。岩佐のFP1走行は「すごく羨ましい」

ここから本文です

【角田裕毅F1第3戦展望】初日は“低速用”に開発された新型フロアの理解に集中。岩佐のFP1走行は「すごく羨ましい」

掲載 1
【角田裕毅F1第3戦展望】初日は“低速用”に開発された新型フロアの理解に集中。岩佐のFP1走行は「すごく羨ましい」

 2024年F1第4戦日本GP初日、最初のセッションが始まる1時間半前に、RBのガレージ裏でフォトセッションが行われた。

 この日、グランプリの公式セッションで初めてF1マシンを走らせることになった岩佐歩夢と角田裕毅、そしてホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長の3ショットだ。角田も岩佐もHRS-Suzuka(ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿)の出身。しかも、ホンダの地元である鈴鹿で同じチームから日本人ふたりが出走するのは、2006年のスーパーアグリ(佐藤琢磨、山本左近)以来、18年ぶりのこと。ホンダのレース活動を行うHRCの渡辺社長にとっても特別な瞬間だった。

角田裕毅、ドライで9番手「ペースの良さを示せた。鈴鹿で走れて最高の気分」初日にPUの5エレメントを交換/F1日本GP

 グランプリ前、角田は、岩佐のF1デビューについて、こう語っていた。

「個人的にはすごく羨ましいです。僕はジュニアドライバー時代にFP1(フリー走行1回目)で鈴鹿を走ることができなかったので、それを経験できることはうらやましいし、思いっきり楽しんでほしい。本当に特別なことなので、彼も走ればそれがわかるし思うし、僕からのアドバイスは特にないです。彼はジュニアカテゴリーで成功を収めているし、そもそも速くなければF1でFP1を走ることはないと思うので、しっかりと自分のパフォーマンスを発揮してくれると思います」

 多くの報道陣がガレージの反対側に集まるなか、始まったフリー走行1回目。角田の集中力はいつもと変わりなかった。

「(ガレージの反対側のことは)特に意識はしていませんでした。お互いやっていることは違いましたし、僕は僕でまずはチームの基礎を作るためにクルマを理解することに集中して走りました」

 今回、RBは新しいフロアを鈴鹿に持ち込み、フリー走行1回目では角田がそれを使用し、岩佐は旧バージョンを使用することになっていた。ただし、そのアップデート版は鈴鹿のために開発されたものではないため、大きな違いを感じるまでには至らなかった。

「そこまで大きな違いはないという印象です。今回のアップデートは低速(コーナー)用に開発されたもので、低速コーナーがふたつしかない鈴鹿には、その違いをあまり感じることができないんです。おそらく、ほかのサーキットに行けば、もっと違いがポジティブに出て、パフォーマンスも変わると思います」

 そんななかでも、角田はフリー走行1回目でトップ10内に入るタイムをマーク。9番手で3度目の母国グランプリをスタートした。

「(マシンのフィーリングは)トップ10に入っているので、そこまで悪くはないです。大きくセットアップを変えないといけないという感じでもないです」

 残念ながら、フリー走行2回目は小雨が降り続いたため、フリー走行1回目のタイムを更新することはなかったが、初日を終えた角田は2日目に向けて、こう手応えを感じていた。

「FP1を終わった段階で、11番手以下の中団勢とも少し差があるので、悪くはないと思います。土曜日のFP3でみんなプッシュしてくると思うので、そこでだいたいのポジションがわかると思います」

 フリー走行1回目での角田のタイムは、1分31秒230。10番手のランド・ノリス(マクラーレン)は100分の1秒差の1分31秒240だが、11番手のエステバン・オコン(アルピーヌ)は1分31秒935と、その差は一気にコンマ7秒近く開く。

 土曜日、角田がどこまでプッシュできるのか。フリー走行3回目に期待したい。

こんな記事も読まれています

改良型CX-60の魅力まとめ
改良型CX-60の魅力まとめ
グーネット
”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
”まもなく登場!?”の新型「ロードスター」! 2リッター”直4”+精悍エアロ採用! 待望の「RS C」はどんなクルマなのか
くるまのニュース
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
Luupが「電動シートボード」提供開始へ…座席・カゴ付きの特定小型原動機付自転車
レスポンス
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
日刊自動車新聞
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
motorsport.com 日本版
新型BMW「M5」の全て!パワフルなルックスと700馬力を超えるパワーで2.4トン超の車重でもセンセーショナルな新型M5!
新型BMW「M5」の全て!パワフルなルックスと700馬力を超えるパワーで2.4トン超の車重でもセンセーショナルな新型M5!
AutoBild Japan
スズキ「斬新“タフ仕様”軽トラ」実車公開! 超カッコイイ「精悍“黒”顔」&「専用カスタム」! 新「スーパーキャリイ」アウトドアショーに出展
スズキ「斬新“タフ仕様”軽トラ」実車公開! 超カッコイイ「精悍“黒”顔」&「専用カスタム」! 新「スーパーキャリイ」アウトドアショーに出展
くるまのニュース
旭川空港でタクシーアプリ『GO』が利用可能に…北海道の空港で初の試み
旭川空港でタクシーアプリ『GO』が利用可能に…北海道の空港で初の試み
レスポンス
レクサス・NX「アウトドア×プレミアム」
レクサス・NX「アウトドア×プレミアム」
グーネット
「ライダーの所有欲をかき立てる」ハデ色が充実! 英国最大のバイクブランド発「カラフル&シック」な2025年モデルの魅力とは
「ライダーの所有欲をかき立てる」ハデ色が充実! 英国最大のバイクブランド発「カラフル&シック」な2025年モデルの魅力とは
VAGUE
京葉道路の“地獄渋滞区間”「貝塚トンネル」いつになったら改善!? 新トンネル建設で「車線増加」千葉県が国へ要望継続!「慢性的な渋滞です」
京葉道路の“地獄渋滞区間”「貝塚トンネル」いつになったら改善!? 新トンネル建設で「車線増加」千葉県が国へ要望継続!「慢性的な渋滞です」
くるまのニュース
「訳あり」の軽トラ「サンバー」をまずは「バイクを積載できる」仕様に トランポもリフレッシュしよう!! Vol.2
「訳あり」の軽トラ「サンバー」をまずは「バイクを積載できる」仕様に トランポもリフレッシュしよう!! Vol.2
バイクのニュース
ランクル300/250/70オフロード一気試乗
ランクル300/250/70オフロード一気試乗
グーネット
マクラーレン アルトゥーラ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
マクラーレン アルトゥーラ【1分で読めるスーパーカー解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】今や貴重品、メルセデス・ベンツCLE200クーペが演出する優雅で特別な「特別な時間」
【最新モデル試乗】今や貴重品、メルセデス・ベンツCLE200クーペが演出する優雅で特別な「特別な時間」
カー・アンド・ドライバー
トヨタのロバンペラが首位奪還、7本中6本で最速に。初出場勝田は苦境8番手/WRCポーランド
トヨタのロバンペラが首位奪還、7本中6本で最速に。初出場勝田は苦境8番手/WRCポーランド
AUTOSPORT web
【バイクの仕組みQ&A】チューブ入りタイヤとチューブレスタイヤ、いったい何が違うのか?
【バイクの仕組みQ&A】チューブ入りタイヤとチューブレスタイヤ、いったい何が違うのか?
WEBヤングマシン
Honda、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売
Honda、着脱バッテリー式ポータブル電源「Honda Power Pod e:」発売
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

1件
  • サムル・連絡お願いします
    現在4月7日午後12時40分
    あと少しで鈴鹿GPスタート
    角田選手緊張しているのでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村