■吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL.68 ホンダの新型「NSX」。
やっと一般道での試乗が叶いました!
新型NSXは「車両価格2370万円」ということが物議を醸していますが、新型NSXには3.5L V6型ツインターボエンジンに加えて、3つのモーターを搭載するので、当然、エンジン単体に比べて車重は重くなります。しかもそれに合わせて車体を軽くて丈夫に作らねばならないため、アルミ・スペースフレーム構造をベースに複数のスチール材を組み合わせた複合構造にするなど、自動車初の製造技術でコストがかっているのです。ホンダは2008年にF1からの撤退を経て、2013年、再びエンジンサプライヤーとしてF1に復帰しています。F1は毎年参戦して開発を続けていても、なかなか勝つのは難しいのに、その手を一旦止めてしまうと、他のチームと互角に戦えるレベルに戻すのは並大抵のことではありません。
そしてNSXで「ハイブリッド」にこだわったのも、「モータースポーツに参戦する意義は、モータースポーツで培った技術を市販車にフィードバックする」ということで、モータースポーツの最高峰であるF1にはハイブリッド技術が採用されているから、システムは違いますが「NSX」にハイブリッド技術を投入するのは至極当然のこと。というか「ハイブリッド」しか選択肢は無かったのかも。
そしてボディカラーもF1テイストたっぷり。
F1が開催されているサーキットの名前がボディカラーには付けられています。今回の「NSX」のコミュニケーションカラーで使用している深みのある赤は「バレンシアレッドパール」。スペイン・バレンシアでの「F1ヨーロッパグランプリ」をイメージしたとか。スペインだけに、情熱的なイメージがあるのかも。
私が今回試乗した「ヌーベルブルー・パール」はモナコ湾を見下ろすヌーヴェル・シケインにちなんでつけられたとか。
私も数回、F1モナコGP取材に行ったことがありますが、トンネルを抜けたあたりのモナコ湾でクルーザーから観戦した時に、目の前で佐藤琢磨選手が止まるというアクシデントを目の当たりにしたことが思い出されます。その時の空も海も、確かに美しいブルーでした。
そしてこの日、会場に用意されていたほかの試乗車はホンダのホーム、鈴鹿サーキットの名物コーナー130Rの名がつけられた「130Rホワイト」と「ベルリナブラック」。ほかに、ベルギー・スパ・フランコルシャンのラ・ソース・ヘアピンから「ソースシルバー・メタリック」、イタリア・モンツァのコーナー「クルバレッド」、ドイツ・ニュルブルクリンクの深い森をイメージした「ノイドグレイ・メタリック」、そしてまたまたモナコのカジノコーナーの「カジノホワイト・パール」の全8色。
クルマのボディカラーは、そんな“うんちく”込みで選んでも面白いかも。
それより最近F1取材していないから、行かなきゃ。
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