2021年F1第9戦オーストリアGPの予選が行われ、6~10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6~10番手のドライバーはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)だ。
■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュランワン・チーム
ランス・ストロール 予選=10番手
トップ10圏内からスタートできるのは明日のポイント獲得に向けて大きなチャンスだから、今日の予選には満足と言っていいだろう。今考えると、ポテンシャル的にはもう少し前からスタートできたと思う。Q2ではマシンのフィーリングがよくてラップも上手くまとめることができたけど、Q3ではクリーンラップを走るのが少し難しかった。
ルクレール「Q3進出を逃がすリスクは承知の上でミディアムにこだわった」フェラーリ/F1第9戦予選
今日の予選で各チームはソフトとミディアム両方のタイヤコンパウンドを検討していたけど、コンパウンドの差はほとんどないないようだ。このことは明日に向けて考える必要がある。というのも、ソフトでタイムを出した僕らは戦略がかなり重要になってくるからだ。僕たちに与えられた宿題をやって、明日ポイントを獲るために戻ってくるよ。
■ウイリアムズ・レーシング
ジョージ・ラッセル 予選=9番手
特別な予選になった。予選はいつもうまくいっているけれど、今日はレベルが違ったね。Q3では1周だけで決めなければならなかったが、今日は自信を持って走れていたので、それが助けになった。
どんな状況でも9番手というのは素晴らしい。しかも前にソフトタイヤを履くマシンが何台かいるなかでミディアムでスタートできるので、レースでそれが有利に働くし、作戦を決める際にもかなりアドバンテージがある。
チーム全員にとっていい結果だから、とてもうれしい。僕たちは勢いを保ち続けようと頑張ってきた。先週日曜には大変な思いをしたが、それが完全に報われたよ。明日に向けてワクワクしている。
(予選後の会見で語り)ソフトでQ3に進むことには心配があった。大勢がミディアムで通過するだろうから、そうすると不利になる。でもミディアムタイヤでいいラップを走ることができた。久しぶりにクルマのなかでテンションが上がったよ。特別な結果だからね。
■アストンマーティン・コグニザント・フォーミュランワン・チーム
セバスチャン・ベッテル 予選=8番手
明日は確実にポイントが狙えるし、ソフトタイヤでスタートするというアプローチにも満足している。ミディアムやハードほど長くはもたないけど速いタイヤだから、明日どうなるか楽しみだ。
僕らはセッションごとに小さな改善を積み重ねて、今日はマシンのバランスがよくなった。週末を通して競争力があるし、2台ともQ3に残ったのは今年はじめてだね。明日はクリーンな場所で走ることができれば、かなりいいレースペースを見せられるだろう。
Q2でフェルナンド(・アロンソ)のラップに影響を及ぼしてしまったのは残念だ。昨日ターン8と9の間のストレートで減速することに全ドライバーが合意していたし僕もそうしたのだけど、何人かのドライバーは列を抜けて最終コーナーで減速していた。これは認められてないし、そのせいで僕も遅れてしまった。状況が悪くてあれは避けようがなかった。フェルナンドには申し訳なく思う。彼ができることは何もなかったからね。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅 予選=7番手
今日のパフォーマンスにはとても満足していて、予選での自己ベストになりました。チームにはすごく感謝していて、先週のペースを維持して、最大限の成果を出せるように取り組んでくれました。最後のアタックは、スリップストリームを使っていなかったのに、なかなかいいタイムだったので、この点もうれしかったです。
ここオーストリアで2回続けてレースがあることは、僕の学びという点でとても役に立っています。徐々に自信を深めていくことができていて、それが今日のパフォーマンスにも表れていると思います。
大切なのは明日です。レース中のコンディションがどうなるかは分かりませんが、ポイント獲得のためにはタイヤマネージメントが重要になるので、その部分に注力していきます。
(自身のSNSでコメントし)P7。充実した予選でした! 素晴らしいコールと車を作ってくれたチームに感謝です。明日はポイント目指して頑張ります。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=6番手
このところ毎回同じ予選結果を出している気がする(注:フランス、シュタイアーマルクも予選6番手)。6番手はとてもいい順位だと思うから満足だよ。今日はいい一日だった。
今週末はどういうわけか快適に走れずにいたので、予選には予測できない部分があった。だからこそ、うまくやることができてとてもうれしい。
決勝をソフトタイヤでスタートするマシンのなかの先頭だ。間違いなく戦略が鍵になるだろう。でも、このマシンのペースが良いことは証明済みだから、自信を持っている。
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