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マクラーレン躍進も道半ば。ノリス、レースペースはまだ「十分とは言えない」F1オランダGPでは2番手スタートも7位

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マクラーレン躍進も道半ば。ノリス、レースペースはまだ「十分とは言えない」F1オランダGPでは2番手スタートも7位

 ザントフールトで行なわれたF1オランダGP。マクラーレンのランド・ノリスは予選2番手からスタートしたものの、大荒れとなった決勝レースでは7位に終わった。そのため、ノリスはレースペースの面ではまだ「十分とは言えない」と語っている。

 ノリスは戦略的な判断、特にスタート直後に降った雨でスリックタイヤでのステイアウトを選択したことがこの結果に影響していると認めている。

■マクラーレンのノリス、雨への対策が遅れてフロントロウスタートを活かせず「何も言いたくない……ニュースの見出しになりたくないんだ」

 ただライバルのアストンマーチンやメルセデスと比較すると、マクラーレンのレースペースは「酷いモノ」だとして、MCL60には予選ペースほど競争力がなかったと主張している。

「ペースに左右されることもあれば、戦略に左右されることもある。今回は戦略面でしくじった」

「ペースは悪くなかったと思う。問題ないくらいだ。でも、十分ではなかった」

「アストンと僕らと比較すると? かなり悪かった。メルセデスと比較してみるとかなり酷かった」

「決勝のペースは、昨日の予選で見せたペースからはかなり離れていた。そして、僕らの予選ペースはレースペースよりもずっと競争力がある」

「だんだんと分かってきていることだ。それを修正して、前に進むために僕らはできることを何でもやっているけど、現時点ではまだ十分とは言えない」

 また、ノリスはスタート直後に雨が降った時にすぐさまピットインしなかったチームの判断が間違っていたと考えている。他のドライバーが1周目か2周目にピットインするなか、ノリスは3周目までピットへ戻らなかったのだ。

 motorsport.comの取材に対して、ノリスは次のように答えている。

「明らかに僕らは間違った判断をしてしまった。悪い判断だった」

「今週末は何度かこういうことがあって、多くのポイントなどを失ってきたから、分析して話し合うことになる」

「レース後半はそれを取り戻すことができた……いや、十分には取り戻せてないか。とはいえ、(雨が上がった時には)正しい判断を下して、いち早くピットへ入ってタイムを稼いでジョージ(ラッセル/メルセデス)からポジションを奪うことができた。でも、最初のピットインは良くなかったね」

 ノリスは、ピットインのタイミングが遅れたことで優勝のチャンスを逃したウェットレースの2021年ロシアGPを例に挙げて、次のように続けた。

「変化はあるよ。正しくて良い判断を下して、ポジションを上げたこともある。ただ全体的に、得をした時よりも損した時の方が記憶に残るものだと思う」

「でも(2021年のロシアGPとは)同じじゃないと思う。僕らは良いステップを踏んできたし、多くの面で良い進歩を遂げてきたと思う。今回のレースでは、自分たちがいるべきところからはかなり離れているということが分かった」

 なお、ノリスはレース終盤のリスタート後ラッセルと接触するシーンがあった。ラッセルはパンクを喫してピットインを余儀なくされたが、ノリスはコース上でそのまま走行を続けることができた。

「最近のマシンはとてもシャープで、ちょっと触れただけで、いきなりパンクするんだ」とノリスは言う。

「いいバトルだったし、接近したホイール・トゥ・ホイールのレースだった。彼がああいう形でポジションを下げてしまったのは残念だけど、僕にはどうしようもなかった」

 そしてノリスはオランダGPから1週間後に行なわれるイタリアGPでも、チームは苦戦を強いられるかもしれないと認めている。

「アンドレア(ステラ/マクラーレン代表)が言っているように、僕らは現状のマシンを手に入れることに集中して取り組んできた。それは間違いなく正しい判断だった」とノリスは言う。

「このマシンを手に入れるために多くの時間と労力を割いた。でも、まだかなり劣っている部分がある」

「でも良いレースが80%で、悪いレースが20%でも良い。僕らはそれを分かっているし、認めている。(イタリアGPは)おそらく、かなりタフなレースになると分かっているんだ」

「天候が役に立つとは思えない。役立つかもしれないけど、現状ではストレート区間が僕らの弱点であることに変わりはないんだ。何ができるか考えてみるよ」

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