第6世代のホンダCR-Vがホンダ初のプラグインハイブリッドドライブシステムを搭載して欧州市場参入。ルックス、スペース、そして初のプラグインハイブリッドを搭載。
ホンダは1996年からコンパクトSUV「CR-V」をラインナップしているが、6代目がいよいよ本格的に始動する。米国と中国ではすでに2022年から発売されており、欧州での発売は2023年末、「ZR-V」と「e:Ny1」という2つのSUVとともに予定されている。
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ビジュアル的には、新型はかなり骨太で、ラジエーターグリルは急峻に立ち上がり、幅もやや広くなっている。また、先代のようなクロームメッキを多用することは、新型ではなくなった。とはいえ、わずかなメッキは存在する: LEDヘッドライトをつなぐ小さなストリップが、サイドのグリルと一体化している。
より大きなサイズと広いトランクスペース
サイドには小さな通気口、いわゆるエアカーテンがあり、ホイール周りの空気の流れを誘導し、エアロダイナミクスを向上させている。リアライトをつないでいたトリムストリップは、新型では廃止され、クロームメッキが削減されている。リアライトのラフな形は残っているものの、シグネットだけは手を加えられ、よりモダンな印象になっている。
新型CR-Vの外形寸法は、大幅に拡大された。全長は10cm、ホイールベースは4cm延長される一方、全高と全幅はわずかに拡大されただけだ。
この長さの増加は、乗員のスペースだけでなく、ラゲッジルームにも影響し、新型「CR-V」のロードコンパートメントは18%増量された。つまり、従来の497リットルに代わって、最大586リットルが後部に収まるようになったのだ。ダブルフロアのおかげで、プラグインハイブリッド車には、72リットルの収納スペースが追加されている。
サイズ一覧:• 全長: 4703mm• 全幅: 1866mm• 全高: 1692mm• ホイールベース: 2700mm• ラゲッジコンパートメント容量: 586リットル
豊富なソフトタッチと新しいアシスト
すでに述べたように、「CR-V」は乗員にも大きなメリットをもたらす。2列目は身長1.9mのパッセンジャーでもかなり快適に座ることができる。また、ドアパネルにはソフトタッチの素材が採用されており、他のメーカーが2列目シートに採用しないようなソフトタッチの素材も採用されている。
もちろん、コックピット内でも、ドライバーと助手席は同様にソフトな感触を楽しむことができる。さらに、「CR-V」には豊富な収納スペースと収納オプションが用意されている。センターコンソールの中央には9インチのインフォテイメントスクリーンが配置され、その下には空調コントロールのボタンやダイヤルが配置されている。
他のSUVモデルと同様に、新型CR-VはHMI(Human Machine Interface)インフォテインメントを採用し、360度カメラを含むさまざまな新しいアシストシステムが、より安全なドライブを実現するために設計されている。
新型CR-Vは、ホンダ初のプラグインハイブリッドを搭載
ホンダは、CR-Vで初めてプラグインハイブリッドをラインナップに加え、世界初となる。ただし、フルハイブリッドは、引き続きラインナップに含まれている。ホンダによれば、プラグインハイブリッドとフルハイブリッドの合計出力は、それぞれ184馬力とのこと。
ギアスティック、つまりトランスミッションは、ここではe-CVTトランスミッションが担当する。ホンダは最高速度を193km/hとし、前輪駆動に加え、全輪駆動もオプションで用意する。プラグイン「CR-V」の電気走行距離は、最大81kmとなる予定だ。
ベース価格は4万ユーロ(約600万円)を超える可能性が高い
欧州で年末に予定されている新型「CR-V」の市場投入はもう少し待たねばならない。その後、「ZR-V」、「e:NY1」というモデルが順次登場する。そして価格は?ホンダはまだコメントしていないが、ベース価格は40,000ユーロ(約600万円)を超えると想定される。
Text: Sebastian Friemel Photo: Honda Motor Europe Ltd
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みんなのコメント
ホンダのプラグインハイブリッドは、アコードとクラリティが出てました。