ホンダは6月30日、シビックのハイブリッドモデル、新型「シビック e:HEV」を7月1日より発売すると発表。開発コンセプトは「爽快スポーツ e:HEV」。シビックが持つ基本性能のよさに加えて、進化したスポーツe:HEVによる爽快な走りを提供する。価格はガソリンモデルのEXグレードに対して約40万円高の394万200円。FFのみの設定だ。
注目は新開発となる2Lの直噴エンジン。熱効率に優れたアトキンソンサイクルに加え、燃料をシリンダー内に直接噴射する直噴システムを新たに採用。燃焼効率を高めることで、従来のe:HEV用2Lエンジンに対して高トルク化とエンジンモードでの走行可能領域を拡大。これにより、低回転域から高回転域まで幅広い領域で燃焼ガス中の有害物質を抑制し、燃費や排出ガスクリーン性能、静粛性を向上。ドライバーの操作にリニアに応える爽快な加速性能も魅力だ。
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ハイブリッドユニットも進化している。PCU(パワーコントロールユニット)は軽量化と高出力化により力強い駆動を実現。また、IPU(インテリジェントパワーユニット)は内蔵するリチウムイオンバッテリーに低全高の新しいセルを採用、バッテリーモジュールの重量あたりエネルギー密度を高め、パッケージ効率を向上させている。また、電動車開発で培ったノウハウを生かし、バッテリーの耐用年数を考慮しつつ使用領域を拡大。さまざまな場面でトルクある加速を楽しめる。
そのIPUはリヤシート下に配置するため、パッケージングには影響がない。シビックならではの高い居住性と、荷室容量はそのままだ。IPU配置の工夫は、車体の低重心化とボディの高剛性化にも貢献している。
外観では、フロントアッパーグリルとドアガラスまわりのサッシュをグロスブラック化。ドアミラーもブラックだ。
メーターにはe:HEV専用の10.2インチデジタルグラフィックメーターを採用。加減速をわかりやすく表現するために、パワーメーターが加わっている。パワー(加速)を指針で表示し、百分率の目盛りを設けることでタコメーターのようなわかりやすさを実現。また、チャージ(減速)についてはバーで表現される。減速セレクター使用時は、バーの色を変更するとともに減速セレクターのポジションを表示し、選択中の減速度を把握しやすくしている。
先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」は標準装備。広い範囲と高い精度で対象物を検知するフロントワイドビューカメラや、ガラスや外壁など非金属も高い精度で検知する前後ソナーセンサーも採用した。
ボディカラーは、プラチナホワイト・パール、ソニックグレー・パール、プレミアムクリスタルレッド・メタリック、プレミアムクリスタルブルー・メタリックが有料色。そのほか、クリスタルブラック・パールも設定している。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
レジェンド購買層なら買えるだろうが、
まあステップワゴンにしとくよ
スラントしてるとむずかしいのかなぁ?
400万円もするクルマならせめてそれくらいつけてくれ、利便性がまったく違う。