元F1ドライバーでチームオーナーのウィルソン・フィッティパルディが2月23日、80歳で死去したことが分かった。
ブラジル出身のウィルソン・フィッティパルディは、2度のF1ワールドチャンピオン、エマーソン・フィッティパルディの兄で、元F1ドライバーのクリスチャンの父。
元F1ドライバーのウィルソン・フィッティパルディが心停止で入院。気管挿管を施し治療中
ウィルソンは1972年にブラバムでF1キャリアをスタートし、自身とエマーソンと設立したチームであるコパスカーからもレースに出場した。1975年にF1から引退し、その後はストックカー・ブラジル選手権に参戦した。彼はFIAホール・オブ・フェイム(FIA殿堂)のメンバーであり、史上最も偉大なブラジル人レーシングドライバーのひとりだった。
2020年にウィルソンは、自宅で転倒して脳出血を患い、2023年の年末には食べ物をのどに詰まらせて窒息、心停止を起こし、病院で鎮静と気管挿管がなされ、治療を受けていた。
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