昭和は遠くなりにけり…だが、昭和生まれの国産スポーティカーは、日本だけでなく世界的にもブームとなっている。そんな昭和の名車たちを時系列で紹介していこう。今回は昭和54年発売のホンダ シビック 1500CXだ。
初代シビックRSの後を継ぐFFスポーツ
ホンダ シビック 1500CX:昭和54年(1979年)7月発売
コンパクトなボディに強力なパワーユニットという点では、昭和54年(1979年)の7月にフルモデルチェンジを受けて登場した2代目のシビックに設定されたCXもまた、相当に魅力のあるモデルであった。
トヨタ決算発表会で明らかにされた“21年末までに投入する新モデル18車種”を大予想【スクープ】
全長×全幅×全高がわずかに3870×1580×1350mmというコンパクトなボディ、780kgの軽量な車重は活発な走りの原動力となり、さらに搭載されたEM型 1488cc直列4気筒SOHCエンジンは、他のグレードのものよりバルブタイミングを変更して、最高出力85ps/5500rpmを発揮する極めて高性能なものであった。そのパフォーマンスは、先代シビックの1200RSを彷彿とさせた。
もちろん小型2ボックス車の基本である、実用性の高さも健在だ。FWDの駆動方式を採用したことで、キャビンのフロア面は低く平坦にまとめられ、リアシートまわりでもその余裕は相当に強く感じられた。
組み合わせられたトランスミッションは5速MTで、ファイナルレシオを他のグレードより大幅に下げている。ブレーキはフロント側にサーボアシストを備えるディスクタイプが採用され、サスペンションも強力なパワーに対応するために、他のグレードとはセッティングの異なるハードタイプが使用された。リアにスタビライザーが備えられたのも、この1500CXの大きなメカニズム上の特徴とされている。
1500CXの走りの素質はレースシーンでも着目された。ワンメイクレースを中心に日本中のサーキットで1500CXは大活躍した。
「ワンメイクレース」という言葉を一躍全国区にしたのが、この2代目シビック 1500CXだった。先代のRS、RSLの後継モデルだが、ホンダが本気でレースのエントリーカーとして育てたクルマといえる。
シビック CXの成功で、他メーカーも続々とスポーツハッチバック市場に追従してきた。これ以降シビックは、“ワンダー”、“グランド”、そして1991年に発売された“スポーツ”と、歴代モデルにはレース対応バージョンが存在した。その血統は、現在まで続くタイプRに受け継がれている。
シビック 1500CX 主要諸元
●全長×全幅×全高:3870×1580×1350mm
●ホイールベース:2250mm
●重量:780kg
●エンジン型式・種類:EM型・直4 SOHC
●排気量:1488cc
●最高出力:85ps/5000rpm
●最大トルク:12.3kgm/3500rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:155SR13
●価格:95万7000円
[ アルバム : ホンダ シビック 1500CX はオリジナルサイトでご覧ください ]
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい! 幻の「ちびメリ」とは?
名古屋まで100キロ信号なし“スーパー一般道”完成いよいよ秒読み! 国道23号「名豊道路」新IC名も決定!
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
全長4m級! 日産新型「小さな高級SUV」登場! 斬新グリル&豪華内装がスゴい! めちゃ上級な「ノートシリーズ」発売
ホンダ「新型ダックス」発表! 超レトロな「伝説的モデル」は45万円!? 新たな「OP装備」も採用した「新型モデル」 8月発売に反響あり!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?