■可変圧縮比エンジン「VCターボ」採用のe-POWER仕様が登場へ
日産は2021年2月18日に新型「キャシュカイ」を発表し、同年夏に欧州市場へ投入すると発表しました。欧州初となる「e-POWER」仕様も設定されるというのですが、いったいどんなSUVなのでしょうか。
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CMF-Cプラットフォームを採用した新型キャシュカイは、ボディサイズが全長4425mm×全幅1838mm×全高1635mm。日本で販売される日産のSUVと全長を比較すると、キックス(全長4290mm)より135mm長く、エクストレイル(全長4690mm)より265mmm短いサイズです。
外観デザインは、V字型のスリムなヘッドライトや日産の共通デザイン「Vモーショングリル」が特徴的であるほか、ボディサイドの伸びやかなショルダーラインや20インチアルミホイールが新型キャシュカイに力強さを与えています。
内装は、日本の切子をモチーフとした背景も採用された12.3インチのマルチインフォメーションスクリーンが特徴的なほか、10.8インチヘッドアップディスプレイや、Android Auto・Apple CarPlayに対応した9インチNissanConnectディスプレイも搭載。またGoogleアシスタント・Amazon Alexaで自宅とクルマをシームレスに繋ぐ機能にも対応しました。
搭載されるパワートレインは、1.3リッター直噴ターボエンジン+モーターの12Vマイルドハイブリッドシステムで、シリーズ式ハイブリッド「e-POWER」仕様は追加投入される予定です。
e-POWER仕様は可変圧縮比エンジン「VCターボ」を発電用エンジンに採用。より高効率な電動パワートレインに進化するといいます。
運転支援システムとして「プロパイロット(ナビリンク機能付)」を搭載。ナビデータを活用することで高速道路での同一車線内での加減速まで対応し、ドライブの疲労軽減に貢献します。
また、先代モデルからドライバーの視界を改善したほか、Aピラーのデザインを薄型化するなど、運転しやすさにも配慮されています。
欧州日産の商品企画担当副社長 マルコ・フィオラバンティ氏は、新型キャシュカイを開発するにあたって「出発点となったのは、キャシュカイの顧客について深く分析したことでした。これにより、お客さまのニーズを理解することができ、クロスオーバーに何が求められているのかを理解することができました」とコメントしています。
それではここでクイズです。
キャシュカイはかつて、日本でも違う名前で販売されていたことがあるSUVです。当時の日本名はつぎのうちどれでしょうか。
【1】テラノ
【2】デュアリス
【3】ラシーン
【4】サファリ
※ ※ ※
正解は【2】の「デュアリス」です。
日本市場において、デュアリスは2007年に発売。キャシュカイという車名が「キャッシュ(現金)」を連想させることから、別の名前が与えられたといわれています。
その後改良や特別仕様車の設定もおこなわれたものの、日本に2代目モデルが登場することはなく2014年に販売終了しました。
なお、今回欧州仕様が発表された新型キャシュカイは3代目モデルです。
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