日産は7月13日、間もなく発売予定の新型ミニバン「セレナ」に、自動運転技術の「プロパイロット」を初採用すると発表した。今回セレナにオプションで用意されるのは、高速道路での渋滞や長時間走行などの際に、ドライバーにかかる負担を軽減することを目的としたもので、日本メーカーとして初採用の機能も含まれる。
■ここが新しい
今回採用されるプロパイロットは、前方の車と道路の白線を高性能単眼カメラで三次元把握し、ECUによってステアリング、アクセル、ブレーキを自動制御して走行する機能。先行車がいる状況では、設定した車速(約30~100km/h)を上限に車間を保つようアクセルとブレーキをコントロール。同時に両側の白線を認識して、車線中央を走行するようにステアリングも自動で操作してくれる。
渋滞で止まった際は、自動で停止しそのままブレーキを保持。3秒程度なら操作なしで、それ以上ならアクセルを踏むかボタン操作で再スタートする。各メーカーにいろいろな機能があり少し紛らわしいが、「渋滞時のステアリング・アクセル・ブレーキすべての自動化」と「全車速域でのステアリング制御」は日本メーカーとしては初採用になる。
■実際に体験した印象は?
発表前に日産のテストコースで行われた取材会で、実際にプロパイロットを装備した新型セレナに試乗する機会を得た。先導車に続いてコースインし、ステアリング右側のプロパイロットスイッチをON、さらにセットスイッチを押してから車速を50km/hに設定。わかりやすいスイッチ配置とモニター表示で、初めてでも操作に戸惑うことはなかった。
先導車に追従しながら80Rのカーブへ差し掛かり、ステアリングが自動で切れていく。と、ここでステアリング制御が解除され、いわゆる通常のアダプティブクルーズコントロールの状態に。試乗後に開発担当者に聞いたところでは、80R以下のきつめのカーブでは車速にもよるが切り増しが必要になる場面が多いとのこと。やはり過信は禁物ということだろう。ちなみに、当然ステアリングは常に握っているのが必須で、手を離して約5秒で警告、約10秒で設定が解除されるとのことだ。
次に渋滞時を想定した、追従からの停止、再発進をテストした。こちらでは前記の通りの動作を確認。停止から再発進までスムーズな動作で違和感はなく、ダラダラと続く実際の渋滞ではかなり役立ちそうな印象を受けた。人によって最も評価が分かれそうに感じたのは、カーブでのステアリングの挙動だ。ここはユーザーの意見を取り入れながら、今後も改良を加えていくということだった。
日産では今後も自動運転技術の開発を進め、2018年に高速道路での車線変更も想定した「プロパイロット2.0」、2020年には街中での走行や信号を認識して交差点での右左折も行う「プロパイロット3.0」を段階的に投入予定だという。
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