現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > F1、2019年から最大燃料搭載量を110kgへ緩和。より激しいバトル求める

ここから本文です

F1、2019年から最大燃料搭載量を110kgへ緩和。より激しいバトル求める

掲載 更新
F1、2019年から最大燃料搭載量を110kgへ緩和。より激しいバトル求める

 F1ストラテジーグループとF1コミッションは、2019年から決勝レースで使用できる燃料を最大105kgから110kgへと引き上げることに合意した。これは、ドライバーがパワーユニット(PU)を常にフルパワーで使えるようにするための変更である。

 最大燃料搭載量の変更は、パリで行われた会合で合意に至り、世界モータースポーツ評議会で批准されることになる。この変更は、チームに歓迎されることになるだろう。

F1ドライバーの最低体重を80kgに規定!? 2019年からの導入を目指すFIA

 昨年の空力レギュレーション変更によりダウンフォースのレベルが上がり、ラップタイムがより速くなった一方で、レースでは燃料を節約することが多くなり、ファンの不満を招いていた。しかし燃料の最大搭載量が緩和されることで、そういったシーンは減るはずだ。

 さらに、2019年からマシンの最低重量とドライバーの最低体重が分けられることになる。ドライバーの最低体重は80kgとなるようだ。加えて、安全上の理由からドライバーの生体情報をモニターできるバイオメトリック・グローブの使用されることも確認されている。

 またFIAは、先週フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネが話していたように、2021年以降のPU規則を確定する期限を5月に設定したことを認めた。

 ストラテジーグループの会合では、オーバーテイクをより簡単にするような空力レギュレーションの変更についての議論も行われた。FIAは、2019年のルール変更の締め切りを今月末に設定している。

 FIAは「空力に関する提案についての議論は継続されている。4月末までに決定を下すために、FIAはチームと協力して研究を進めている」としている。

■MGU-Hの廃止

 FIAは、2021年のPU規則案の最新バージョンを発表し、1.6リッターV6ターボ&ハイブリッドが採用され、MGU-Hは廃止されることを明かした。このフォーマットは、昨年10月31日にFIAとF1オーナーのリバティ・メディアが提案したものと同じだ。

 MGU-Hの廃止にもかかわらず、リバティはエネルギー回生システムが必要だとのスタンスは変えておらず、PUのその他のコンポーネントについては議論が継続されている。

 関係者の話では、FIAとリバティは最終的なコンセプトにおいて、いくつかの側面で異なる意見を持っているようだ。

 FIAは「5月末までに2021年のレギュレーションを決定するべく、現時点で参戦しているマニュファクチャラーや、参戦する可能性があるマニュファクチャラーとより詳細な協議を行う」としている。

こんな記事も読まれています

新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
新型[デリカ]が衝撃デザインでデビューへ!! [クルマが透ける]機能まで!? 2026年登場で600万円か
ベストカーWeb
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
ベンツが神話だった70年代の「W123」…驚きの安全性と最新テクノロジーは当時の国産車では足元にも及べない知恵が詰まっていました
Auto Messe Web
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
ブリヂストン 新スポーツタイヤ「ポテンザ RE-10D」発売 サーキットでのタイム短縮追求
グーネット
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
サーキットも普段使いも!クラシカルなフルバケット「ジータIVクラシック」発表 ブリッド
グーネット
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
メガーヌ R.S.のように旋回? 新型ルノー・ラファールへ試乗 ドイツ銘柄からの顧客獲得へ期待
AUTOCAR JAPAN
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
竹岡圭さん「XCRスプリントカップ北海道」参戦!三菱&トーヨータイヤがサポート
グーネット
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
シンプルデザインで車内にマッチ タテ・ヨコ回転OKの車載スマホホルダー シズカウィル
グーネット
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
アウディの充電施設、2か月で600名利用 新料金プランでサービス提供開始 東京・紀尾井町
グーネット
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
WECの“カスタマー締め出し”にポルシェが警告。10メーカー参戦の2025年、残枠はわずかに『2』か
AUTOSPORT web
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
V8×MT×FR採用! 新型「スポーティセダン」初公開! “青感”高めた「豪華内装」が超カッコイイ「CT5-V ブラックウイング ル・モンストルE」アメリカに登場
くるまのニュース
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
マクラーレン 初のEVスーパーカー計画、現在の技術では達成困難 「支援」要請
AUTOCAR JAPAN
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
駐車の際の「前向き」「後ろ向き」問題…日本での正解をお教えします! 米国で「前向き」が多いのは防犯上の理由もありました
Auto Messe Web
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
ハースが「文句なし」のダブル入賞。ペレスを抜き返したヒュルケンベルグが今季ベスト6位/F1第11戦
AUTOSPORT web
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
【最長/最深トンネル爆走】 ベントレー新型コンチネンタルGTスピード オープンのGTCも同時発表
AUTOCAR JAPAN
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
『ビースト』という名のスクールバス!? 90名乗車でEV航続241km、米国で納車開始
レスポンス
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
復活するIGTC鈴鹿が『1000km』&控えめなエントリー目標である理由「長距離に慣れているチームがほとんどない」
AUTOSPORT web
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
新型「4WDスポーツ車」初公開! レトロな「丸目」に超ハイパワー「V型8気筒エンジン」搭載! “日本専用”の特別なベントレーに衝撃の声!
くるまのニュース
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
デコトラの命ともいえる電飾! LEDが台頭するもいまだ電球派もいる理由とは?
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村