ラトバラ選手の走りに火が付いた!
2月2日にメガウェブ(東京・お台場)でTOYOTA GAZOO Racingの2017年の活動計画が発表された。当日は、トヨタ自動車の専務役員である佐賀宏英さんが、昨年のモータースポーツ活動についての報告を行い、その後WRCのチーム代表であるトミ・マキネン氏やドライバーであるヤリ-マティ・ラトバラ選手によるWRCトークショーが行われた。
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当初発表会の会場に豊田章男社長が現れるということは発表されていなかった。WRCトークショーのなかで、豊田章男社長がチームに応援メッセージを送るという映像が流れその最後に、ご本人登場というサプライズ演出があった。
これには、トミ・マキネン氏やヤリ-マティ・ラトバラ選手もビックリ。モリゾウステッカーを2人にプレゼントするなど、一気に楽しそうな雰囲気が広がった。最後は3人で
We Hate Losing(私たちは負けることが嫌い)
Let’s win together(一緒に勝利しましょう)
と一緒にかけ声を掛け合ってトークショーを締めくくった。
そして、その後もうひとつのサプライズが待っていた。メガウェブ内の特設コース(ライドワン)で、WRC仕様のヤリスをヤリ・マティ・ラトバラ選手がステアリングを握り、コ・ドライバーのシートには豊田章男社長が座り、走行パフォーマンスを披露。
ここまでは予定にあったのだが、ヤリ-マティ・ラトバラ選手の走りに刺激されてモリゾウ魂に火がついたのか、後期86でモリゾウ選手が走行するとなった。
これは、完璧にサプライズ。記者たちも帰り支度をしているなか、モリゾウ選手が後期86で走り出した。クルマの仕様は、完璧に市販車の状態。タイヤもデフも市販車のままという後期86で、見事にドーナツターンを決めて見せた。ここまで運転が上手な自動車会社の社長がいるだろうか。
そんな頼れる社長が提案するモータースポーツ活動や、これから生まれると思われるスポーツカーに、さらに期待が高まったことは間違いない。
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