現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 開発は継続中! 現代版「羊の皮を被った狼」、圧倒的なパワーと魅惑のサウンドで魅了するスカイライン400Rの本物度

ここから本文です

開発は継続中! 現代版「羊の皮を被った狼」、圧倒的なパワーと魅惑のサウンドで魅了するスカイライン400Rの本物度

掲載 更新 63
開発は継続中! 現代版「羊の皮を被った狼」、圧倒的なパワーと魅惑のサウンドで魅了するスカイライン400Rの本物度

400Rの心臓はGT-Rの血統。速いわけだ!

 エンジンのダウンサイジング化が進む中、スカイラインは異例の存在だ。ハイブリッド車、ガソリン車ともに3リッタークラスのV型6気筒エンジンを積んでいるからである。

今秋デビュー予定の日産GT-R NISMO 2022年モデルが先行公開

 スカイラインと同じクラスのセダンは、国内外を問わず2リッター直列4気筒を主力にしている。3リッター6気筒は高性能かつ高価格なグレードとして設定している場合が多い。
 そんな中でスカイラインのガソリン車は、ベースグレードであっても3リッターV6ツインターボを積んでおり、価格は400万円台前半から。新車で買える最も安い6気筒乗用車でもある。だが、エンジンにこだわって選ぶなら、やはり専用チューニングが施された400Rがベストだ。少々高価だが、それだけの価値はある。

 搭載エンジンはVR30DETT型。形式名でわかるようにハイブリッドのVQ35HR型よりGT-RのVR38DETT型に近い。400R用はターボ回転センサーや水冷式インタークーラーによって、最高出力を標準仕様の304psから405psへ、最大トルクは400Nmから475Nmに引き上げられている。

6気筒の魅力炸裂。生粋のドライバーズカーと表現できる

 走り出すとハイスペックを実感する。最大トルクを1600~5200rpmという幅広い回転域で発生する特性もあり迫力は満点。回転を上げるにつれてトルクがリニアに上乗せされ、4気筒とは別次元のスムーズさと上質感を伝えながら、加速を研ぎ澄ませていく。しかもその勢いは高回転になっても衰えず、7000rpmまで一気に回り切る。排気音よりもエンジン音を聞かせる演出を含めて、6気筒ならではの滑らかさと圧倒的なパワーに酔いしれる。

 現行スカイラインのデビューは2013年。各部は決して新しくない。しかし世界初のステアバイワイヤのステアリングシステムは熟成され、電子制御ショックアブソーバーを採用した足回りは、ボディサイズを考えれば軽快な身のこなしを実現している。足回りのグリップレベルはハイレベル。後輪駆動スポーツセダンならではの楽しさが堪能できる。

 400Rは、BMWでいえばM3に匹敵するほどの高性能の持ち主でありながら、外観はおとなしい。
 他のV6ターボ搭載車との相違点は、リアのエンブレム、ガンメタ仕上げのアルミホイール、レッドのブレーキキャリパーくらいだ。この控えめな演出が、かつてスカイラインの代名詞だった「羊の皮を被った狼」というフレーズを思い出させてくれる。
 400Rには、スカイラインの走りの伝統が結実している。生粋のドライバーズカーといえる存在である。

こんな記事も読まれています

スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
レスポンス
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
WEB CARTOP
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
GQ JAPAN
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
AUTOSPORT web
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
AUTOSPORT web
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
乗りものニュース
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
motorsport.com 日本版
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
くるまのニュース
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
VAGUE
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
motorsport.com 日本版
[サウンド制御術・実践講座]クロスオーバーで肝心要の「位相合わせ」の極意を伝授!
[サウンド制御術・実践講座]クロスオーバーで肝心要の「位相合わせ」の極意を伝授!
レスポンス
6MT×V8搭載! 新型「“FR”クーペ」公開! 830馬力超えの「最強モデル」! 60年で“最も楽しい”「スーパースネーク」米での登場に反響も
6MT×V8搭載! 新型「“FR”クーペ」公開! 830馬力超えの「最強モデル」! 60年で“最も楽しい”「スーパースネーク」米での登場に反響も
くるまのニュース
マセラティ新型BEV「グランカブリオ・フォルゴレ」発表 2028年までに完全EVメーカーに生まれ変わるラグジュアリーブランドは“電動ボート”にも進出
マセラティ新型BEV「グランカブリオ・フォルゴレ」発表 2028年までに完全EVメーカーに生まれ変わるラグジュアリーブランドは“電動ボート”にも進出
VAGUE
ウェーレイン、激しいバトル繰り広げたデニスに不満漏らす「ポルシェ勢同士の接触はあってはならない」
ウェーレイン、激しいバトル繰り広げたデニスに不満漏らす「ポルシェ勢同士の接触はあってはならない」
motorsport.com 日本版
テスラ「モデルS」で初参戦! アニメとコラボした女性ドライバーだけのレーシングチーム初となるレースのゆくえは?
テスラ「モデルS」で初参戦! アニメとコラボした女性ドライバーだけのレーシングチーム初となるレースのゆくえは?
Auto Messe Web
控えめだけど実力◎!ロングドライブも快適な輸入ラグジュアリーカー3選
控えめだけど実力◎!ロングドライブも快適な輸入ラグジュアリーカー3選
グーネット
ケーターハム『セブン 485』に最終モデル、日本には10台限定で導入へ
ケーターハム『セブン 485』に最終モデル、日本には10台限定で導入へ
レスポンス

みんなのコメント

63件
  • 海外ブランド含め、ダウンサイジングターボ、ハイブリッド化、EV化一辺倒の時代に、あえてV6ツインターボエンジンのハイパワーセダンを出してきた気概は素晴らしいと思う。
    外装も、スカイラインらしさを追求した結果があちこちに感じられる。

    内装だけは、もう少し何とかしてほしい。
    質感とかデザインの話ではなく、想定している使われ方や時代感がV36時代から変わっていない。
    ・ガラケー時代のサイズの携帯電話置き場。(現代のスマホは入らない)
    ・高出力のUSB端子が無い。
    ・使い勝手の良くないツインモニター
    ・汚れが溜まりやすい、トランクの外ヒンジ(積載性の面で賛否両論あると思うが)
    ・全体的な流行の取入れ(イルミネーションや非接触充電、スマホ連携など)
    などなど。
  • 現行300馬力版に乗っています。
    VR30DDTTを新開発し、北米Q50とスカイラインに搭載。次はZ、というところでFR開発中止という憶測報道が流れてさすがに心配になったけど、
    魅力あるエンジンだからもし新しいプラットフォームと併せたら凄いセダンになるはず。
    まずは新型Zの成功を祈ります。
    スープラほど高額でなければ買って応援しますから、日産さん頑張って。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

18.92050.0万円

中古車を検索
スカイラインの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

18.92050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村