LCRホンダのカル・クラッチローは、サンマリノGP初日をトップタイムから1.1秒差の12番手タイムで終えた。
クラッチローは初日のセッションを振り返ってマシンから“全く自信を感じられない”と語っている。
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明らかに苦戦している様子のクラッチローだが、彼曰く3位表彰台を獲得したザクセンリンクのように、グリップの低いサーキットは自身にとって助けになるだろうと感じていたのだという。
「状況は自分がトップ10に近くはないため、Q1やQ2についてはあまり気にしていない」
状況を分析し、そう語るクラッチロー。彼は約2週間前に行われたミサノ公式テストでも苦戦している様子だった。
「FP3でQ1行きかQ2行き、そのどちらになるかについて心配するだけの速さを持ち合わせていない。だから自分のマシン、フィーリングの改善に集中する必要がある。このマシンに全く乗れている感覚が無いんだ」
「何故なのかは全然分からない。普段は滑りやすく、多くのことを上手くやる必要があるトラックでは、僕は強さを発揮できるんだ。フィリップアイランドやザクセンリンク、バルセロナといったところでは僕は強い」
「ここでは何が起こっているのか、全然分からないんだ。僕はこのマシンで全く乗れている感覚が無い。だけどマルク(マルケス)を見れば、このマシンはこのトラックで速く走れるのは明らかだよ」
これまでクラッチローは昨年型と比較して、2019年型のRC213Vのハンドリングが難しい事に批判的な発言を行ってきた。そして今回再び、旧型マシンの方が“より快適”に感じられたと認めている。
しかし、ほぼ同仕様のマシンを駆るマルケスに0.9秒の差をつけられていることで、現在の苦戦している状況を、単にマシンのせいにすることは難しいとクラッチローは認めている。
「『マルクの真似をしろ』と言うのは簡単だ。だけどそういうことじゃないんだ」
「マルクの方針やライディングスタイルを単に真似できる状況じゃない」
「どうであろうと、自分は自分のやりたいことをやる。ただ今のところは何も僕を速くするようには機能していない」
「正直に言って、ラップタイムの平均で0.4秒は遅れているけど、そのタイムを取り戻すのは難しい。それに他のみんなも改善していくだろうからね」
「『ひとつのセクターで0.1秒ずつじゃないか』と、そう言うのは簡単だろう。だが僕はターン1の進入とブレーキングで0.1秒遅らせる事はできない。そういう風には機能しないんだ」
「それができればよかったと思うけど、今年のマシンではそう感じることができない。第3セクターでは0.5秒を失っている」
「ターン8からターン9の先……高速セクターでかなりのタイムを取りこぼしている。ターン10、11ではマシンが曲がらないせいでタイムを失っているんだ。その一方で、マルクは2番目に速いんだ」
「だからマシンのせいで0.5秒を失っていると言うのは難しい。マルクはそれをやれているんだからね」
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