こんにちは!ニーハオ!そーどーです。
日本ではお仕事がないので、暇をしています。なのでまた、台湾に来ています。今回も1か月くらいいる予定なのですが、旅の最初の予定。台湾ヤマハさん主催のR-DNAというイベントに参加してきました!
サーキットユーザーの中古タイヤを街乗りユーザーが履くSDGsシステムが成立!? 台湾のサーキット事情とは?
このイベントはどういったものなのかと言うと、台湾ヤマハが主催している速いライダー発掘イベント。台湾は主に台北、台中、台南の3つに分かれていて、各地域50人の中から7人くらいずつ選抜され、9月にある統一戦で競わせるというのが、ざっくりとした内容です。
ちなみに台北地域では、ハオさんという選手が選考を担当。ハオさんは、台湾で1番速いスクーターライダーのひとりで、自身のYouTubeチャンネルも大人気。親しみやすいキャラなのに走りは激アツで、僕とも仲のいい人です。
以前ハオさんのYouTubeに出演させて貰ったのですが、その後に僕が台湾の山をツーリングしていたら、「濱原選手ですよね?ハオさんの動画見ました!」と声をかけてもらえる程の影響力。
台湾のスクーターライダーなのに、KYTからレプリカヘルメットが出ていたり、自身のブランドも持っている凄い選手です。最近はミッション車にも力を入れていて、僕のスクールに来てくれたりもします。
台北地域の選考会場は極限サーキット(ジーシェン)で、名前の通りめちゃめちゃ狭いサーキット。僕はまだ、走った事がありません。
そして台中地域の選考を担当しているのはWilliamさんという選手。
Williamさんはa racerという台湾やアジア諸国ではめちゃめちゃ有名なECU、サブコン、フルコンメーカー。要はバイクの電機系には強いメーカーで、そこの海外営業担当でアジア選手権などにも帯同している人物です。本人も現役でレースに参戦していて、鈴鹿4耐に出た経験も有り。来年の4耐に向けて今もトレーニングをしたり、いろいろと活動を始めているそうです。
Williamさんはとにかく親切で、何でもバイクを貸してくれます。前回、僕と一緒に台湾に来た日本人の友人達にも、かなり親切にしてくれました。
台中地域の選考会場は、K1サーキット。僕が台湾に慣れてしまったせいもあるかもしれませんが、台湾の中ではかなり安全なコースです。
そして台南は克里夫三(クリフさん)のチームが選考を担当。チームと書いたのは、3人組で選考を担当している為。僕は今回、この克里夫三さんチームの手伝いとして、ゲスト講師という立ち位置での参加です。
克里夫三さんは元々スクーターライダーで、今はメディアの仕事がメイン。コメンテーターをしていたりテレビにも出ていたり、自身のYouTubeチャンネルも持っているのですが、どこ行っても大人気。スクーターレース出身の芸能人です。
克里夫三さん自身も未だにレースをしているので、僕もアドバイスをしたりしているうちに「ちょっと今度ヤマハのイベントで手伝ってよ」と、声をかけてもらいました。
そんな台南地域は、安定サーキット(アンディーン)で選考会が行われました。名前とは裏腹に、コースはとても危険で、根性、度胸、そんなコースです。
イベントの流れとしては、まず講師陣の紹介からスタートし、選手の自己紹介。そして、だいたい1グループ7人で4人が5分ずつ乗って、残りの人と交代を繰り返すイメージで、これを1日8グループくらいを見る感じ。
その中で選ばれるのは、7人の選手です。
参加資格は18歳から30歳の人であればだいたいOK。なので、僕も受けられます。
サーキットを走った事がある人から、免許も持っていなければバイクもあまり乗った事がないという人まで、かなり色々な人が参加しているので、危ない運転の人もいて、「俺はレースで食って行くんだ」って感じの人もいれば、「来ちゃいましたー」みたいな軽いノリの人まで参加している状況。そんな幅広い層に対して、マシンの提供やコースの貸し切りなどをする台湾ヤマハの寛大さが感じられるイベントとなっています。
どの選手を選抜するかは克里夫三さんに任せて、僕は走行のアドバイスをしたりするのがメインの仕事。アドバイスをちゃんと聞く人や、俺には俺のやり方があるという態度の人など、学校の通信簿で言えば関心意欲態度の項目です。
僕は学生時代、関心意欲態度の評価が低かったので、今回の業務を通して「こういうところで判断されているんだな」と痛感することができました。
このイベントは、5月から6月にかけて選考会、7月に合同練習会、9月に大会というスケジュール。大会の会場は台中にある小麗寶サーキット(シャーリーパオ)です。この小麗寶サーキットは、施設も綺麗で普段簡単に走れる場所ではないので(走行料高すぎ)、参加者にとってもイコールコンディションなので、良いコースをチョイスしたなと思いました。
優勝は賞金50000台湾ドル(約20万円)。僕も、とても出たいです。
このR-DNAというイベント、日本で開催されれば面白いですし、それこそ有名YouTuberなどに声をかけて注目されるイベントにするなど、盛り上げるやり方はたくさんあると思います。なんて言っても、メーカーの寛大さが感じられ、ヤマハのバイクに乗りたい!って思うイベントでした。
今回は海外には、こんな感じのイベントもあるんだよーっというご紹介。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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