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【試乗】新型日産 アリア │こだわりぬかれたデザインと、静かな走りが魅力のプレミアムなSUV型電気自動車

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【試乗】新型日産 アリア │こだわりぬかれたデザインと、静かな走りが魅力のプレミアムなSUV型電気自動車

国産車らしからぬプレミアムな雰囲気を感じさせる、デザインフルなBEV

今からおよそ2年前に量産型のベールを脱いだ日産 アリア。

日産 アリア(現行型)のカタログはこちら

注文受注は1年前に行われたが、様々な要因が重なり生産が遅れたこともあり、フラッグシップBEVとして新鮮さを失われたのは否めない。

しかし、肝心なのはBEVとしての真価だ。

実際に試乗会で我々が乗る機会を得たのは2022年4月中旬である。

冒頭に商品企画の方やデザイナー方に説明をしていただいたが、アリアに対しての思いが全く伝わらなかった。デザイナーが造形や作り込みに対しての熱い思いを語ると思いきや、これまた原稿をただ棒読みをするという形式で、商品の持っている本当の力を全く感じさせない。新鮮でない商品はここまで体たらくとなってしまうのか……と感じたのは私だけではないはずだ。

とはいえ、すでに我々が試乗する前に街でもちょくちょく見かけた、都心に溶け込んだデザインは奇をてらってなく、どことなく高級感も漂うと感じたのが私のパッと見た印象だ。

では、ここからは実際に試乗した印象をお伝えしよう。

羽田空港周辺から出発し、一般道と首都高速を利用して走らせてみた。

カタログにはFFと4WDがあり、電池容量はともに66kWhと91kWhをチョイスできるが、試乗できたモデルは66kWh FWDのB6というグレードだ。

様々なプレミアムBEVを研究して作られたであろう造形は、不満のない航続距離を可能にするバッテリーを搭載できる。しかも、乗員を満足させるキャビンのスペースとユーティリティの確保をねらったSUV型なのだ。 このホスピタリティ性は、テスラやジャガーiペースを研究したのだろうという印象だ。

ここで、日産もBEVでプレミアムブランドとしてのろしを上げたいという野心作であると感じた。プレスラインに抑揚を少なくし、前後のアイデンティティで勝負する様相だ。

インテリアでは、シートポジションを合わせて見回すとデザインと作り込みは凝っており、ハイブランドのエッセンスが満載である。

今までの国産車の雰囲気とは一転して進化している。 センタークラスターやコンソール周辺も、分かりやすいというよりもデザインオリエンテッドである。

ただ、すべてがまとまっているかというとそうではなく、セレクターレバーは妙に武骨に感じ、コンソールバックスの充電器と小物入れの樹脂類との落差があるのが少し残念だ。

とはいっても、日産車のイメージを変えるほどデザインと質にこだわりを感じた。

冒頭のデザイナーよりも熱く質感とデザインを話したくなったくらいである。

ドアの精度も高く、BEVとしてはリーフの後の第2弾とは言いたくないくらい、アリアはリーフと比べると所有した満足感が高まるに違いない。 話が長くなってしまったが、ここからは走らせた感想を述べていく。 アクセルを踏んだ滑らかな走りと扱いやすさは、アクセレーションとの出力の制御が上手だということである。

羽田空港周辺の一般道を走っても、様々な路面状態にもかかわらず、静粛性は極めて良好。

高速で遠くに行きたくなる乗り心地のよさも見逃せない。

デザインで見ると、とても2トン近い重量があるようには思えないが、コーナーリングの際には外側にグイグイと慣性重量が増すのだ。

どちらかというとサルーンっぽく使う方がいいのかもしれない。

ブレーキのフィールも、回生の制動によるリニアリティも一日の長があり、悪くないと感じた。

冒頭の説明は作戦だったんじゃないかと思えるほど車して質が高い。トラクションやカーブでの動力の制御により質の高さを表している点も見逃せない。

エクステリアとインテリアの出来栄えもさることながら、それらに見劣りしない見えないエンジニアリング魂が感じられるモデルである。 文/松本英雄、写真/尾形和美【試乗車 諸元・スペック表】●66kWh FWD B6型式ZAA-FE0最小回転半径5.4m駆動方式FF全長×全幅×全高4.6m×1.85m×1.67mドア数5ホイールベース2.78mミッションその他AT前トレッド/後トレッド1.59m/1.59mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)2.08m×1.54m×1.17m4WS-車両重量1960kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量2235kgミッション位置不明最低地上高0.18mマニュアルモード-標準色ミッドナイトブラックパール、プリズムホワイト/Mナイトブラック2トーン、暁サンライズカッパーM/スーパーブラック、バーガンディー/Mナイトブラック2トーン、シェルブロンド/Mナイトブラック2トーンオプション色-掲載コメント※交流電力量消費率 WLTCモード 166Wh/km 市街地モード 159Wh/km 郊外モード 170Wh/km 高速モード 176Wh/km※一充電走行距離 WLTCモード 470kmエンジン型式AM67環境対策エンジン-種類電気モーター使用燃料電気過給器-燃料タンク容量-リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量-cc燃費(WLTCモード)-燃費基準達成-最高出力218ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm300(30.6)/4392型式ZAA-FE0駆動方式FFドア数5ミッションその他ATAI-SHIFT-4WS-標準色ミッドナイトブラックパール、プリズムホワイト/Mナイトブラック2トーン、暁サンライズカッパーM/スーパーブラック、バーガンディー/Mナイトブラック2トーン、シェルブロンド/Mナイトブラック2トーンオプション色-シート列数2乗車定員5名ミッション位置不明マニュアルモード-最小回転半径5.4m全長×全幅×全高4.6m×1.85m×1.67mホイールベース2.78m前トレッド/後トレッド1.59m/1.59m室内(全長×全幅×全高)2.08m×1.54m×1.17m車両重量1960kg最大積載量-kg車両総重量2235kg最低地上高0.18m掲載用コメント※交流電力量消費率 WLTCモード 166Wh/km 市街地モード 159Wh/km 郊外モード 170Wh/km 高速モード 176Wh/km※一充電走行距離 WLTCモード 470kmエンジン型式AM67種類電気モーター過給器-可変気筒装置-総排気量-cc最高出力218ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm300(30.6)/4392環境対策エンジン-使用燃料電気燃料タンク容量-リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)-km/L燃費基準達成-

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みんなのコメント

9件
  • こんなに細かく諸元表を載せる人を初めて見ました。原稿の字数で原稿料が決まっているようですね。
  • 発表から発売まで遅すぎたんだよな。

    買うかもと思っていたが、アウトランダーになってしまった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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