現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 軽さ/小ささ自慢のロータス 巨大/重量級EV「エレトレ」発表 価格2332万円~

ここから本文です

軽さ/小ささ自慢のロータス 巨大/重量級EV「エレトレ」発表 価格2332万円~

掲載 1
軽さ/小ささ自慢のロータス 巨大/重量級EV「エレトレ」発表 価格2332万円~

ついに上陸/公開 新時代ロータス

ロータスが「ピュアエレクトリックハイパーSUV」と表現するロータス・エレトレがついに日本上陸を果たし、2023年9月1日、プレス発表がおこなわれた。2021年の終わりにティーザー画像が流れ、昨年3月に全体写真が公開されたエレトレ。

【画像】ロータス・エレトレの内装、どうなっている? 外装のディテールとあわせてみる【詳細】 全104枚

あれから約1年半後に日本で実車を目の当たりにできるというのは、ロータスとしては非常に素早い展開と言えるかもしれない。

多くのスポーツカー・メーカーがクロスオーバーSUVの世界に進出する時代。そこからハイブリッド化を経てフル電動化へとステップを踏むのが一般的といえる。

ところがエレトレの場合、4ドア、フル4シーター、クロスオーバーSUVといったロータスにとっての初物尽くしに加え、いきなりフル電動化を達成し、市場に切り込んだかたちになる。

今回、都内の会場でアンヴェールされたモデルはトップグレードのエレトレRだった。他にはエレトレとエレトレSを含めた3グレード展開となる。

エレトレRはフロントに306ps、リアに611psの駆動モーターを搭載することで918psの最高出力を誇り、0-100km/h加速で2.9秒を実現。

「ピュアエレクトリックハイパーSUV」の名に相応しい、まさにロータスの新時代の扉を開く1台なのである。

ボディは巨大、でもデザインは軽快

お披露目されたエレトレの実車を目の当たりにして驚かされるのは、やはりそのボディサイズだろう。

どうしても「ロータス=ライトウエイト」という先入観を持って見てしまうこともあるのだが、5m越えのボディは掛け値なしに大きい。その全長はポルシェ・カイエンよりさらに長く、ほぼベントレー・ベンテイガと同じなのである。

一方LTCC(ロータス・テクノロジークリエイティブセンター)のベン・ペインが手掛けたスタイリングにはロータスらしさがしっかりと込められている。

特にキャビン部分とサイドシルがブラックアウトされていることによってボディ全体が薄く、浮遊しているような軽快感がある。

また23インチのタイヤ&ホイール(グレードやオプションで20/22/23インチがある)のおかげで遠目に見るとボディサイズが引き締まって見える効果もある。

一方インテリアもドアの内張りからダッシュパネルの上端を貫く水平基調の造形がボディのデザインと符合しているし、使われている素材やソリッドな形状のバケットシートがおしなべて軽そうに見えるあたりにもロータスらしさが感じられる。

エレトレはリアシートの仕様により4座と5座を選ぶことができるが、4座の方がリアシートエンターテイメントのパネルも装備され、より高いパーソナルクーペ感が表現されることになる。

車両価格も発表、デリバリー開始は来年?

エレトレの性能部分で注目されているのは、ルーフの頂点に展開する大型のLiDARシステムを用いた先進運転支援システムである。このシステムはレベル4(限定条件下で自律走行可能)を達成しているという。

だが一方、ロータス・カーズの副社長であるマイク・ジョンストンいわく「For The Driver」というロータスの伝統はエレトレにもしっかりと息づいており、ドライバビリティの面においても妥協はないという。

今回のエレトレの日本デビューにあたって車両解説を担当したロータス・カーズのジャパン・タイワンを統括する寺嶋正一氏は「ほぼ75周年に及ぶロータスのスポーツカー作りの経験から、全く新しいライフスタイルカーを生み出すことができました」と語っていた。

さて今回実車とともに初めて公開され、注目された情報は車輛価格である。それによると、3グレードで展開されるはずのエレトレだが、最初に導入されるのはエレトレSとエレトレRの2台のみ。それぞれの価格はエレトレSが2332万円、エレトレRが2585万円と発表された。

ロータスとしては高めに思えるかもしれないが、エミーラV6が1573万円すること、そして性能面を考えれば妥当といえるだろう。それよりも612psのSと、918psを誇るフラッグシップのRの253万円という価格差が案外小さいと感じたのは筆者だけだろうか?

今回日本で実車がお披露目されたロータス・エレトレ。これまで日本仕様は2024年の7月に生産開始となっていたが、それが1月に早まったため来年中には日本の路上を走る姿を確認できそうだ。

最新のロータスであるとともに、先進的な性能を余すことなく詰め込んだBEVとして、これからも大いに注目していきたい1台だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

なんとハイブリッド仕様も!! クラシックなボディに6気筒を押し込んだ[クラウン]セダンがスゴすぎる
なんとハイブリッド仕様も!! クラシックなボディに6気筒を押し込んだ[クラウン]セダンがスゴすぎる
ベストカーWeb
ミニバンなら日本車……とも言い切れんぞ! ちょっとマイナーだけどヨーロッパにも個性派ミニバンが存在した
ミニバンなら日本車……とも言い切れんぞ! ちょっとマイナーだけどヨーロッパにも個性派ミニバンが存在した
WEB CARTOP
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
くるまのニュース
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
motorsport.com 日本版
コンチネンタル、車内の生体情報を検知する革新的ディスプレイ発表へ…CES 2025
コンチネンタル、車内の生体情報を検知する革新的ディスプレイ発表へ…CES 2025
レスポンス
[圧倒的燃費]と環境性能! [トヨタ・ヤリス]を超えるクルマってぶっちゃけある? 
[圧倒的燃費]と環境性能! [トヨタ・ヤリス]を超えるクルマってぶっちゃけある? 
ベストカーWeb
給与が高いスイスに拠点を置くザウバーは例外? ハースF1小松代表、FIAが検討する予算上限”優遇措置”に反論「皆反対している。シンプルなままでいい」
給与が高いスイスに拠点を置くザウバーは例外? ハースF1小松代表、FIAが検討する予算上限”優遇措置”に反論「皆反対している。シンプルなままでいい」
motorsport.com 日本版
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
くるまのニュース
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
バイクのニュース
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
レスポンス
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?
ベストカーWeb
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レゴとF1、パートナーシップを締結…2025年からクリエイティブな遊び提案へ
レスポンス
メルセデスが3セッション連続で最速! 終盤の赤旗中断で、アタック未完了のマシン多数……勢力図は不明瞭|F1ラスベガスGPフリー走行3回目
メルセデスが3セッション連続で最速! 終盤の赤旗中断で、アタック未完了のマシン多数……勢力図は不明瞭|F1ラスベガスGPフリー走行3回目
motorsport.com 日本版
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
ルノーがハイブリッド車に使ったF1直系の技術……って聞くとなんかたぎる! 「ドッグクラッチ」ってそもそも何?
WEB CARTOP
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
F1ラスベガスFP3速報|赤旗で消化不良に。ラッセルがトップタイム、RB角田裕毅は16番手
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
くるまのニュース
WRCラリージャパン、SS12キャンセル原因は“無許可の車両によるステージ侵入”とFIA発表
WRCラリージャパン、SS12キャンセル原因は“無許可の車両によるステージ侵入”とFIA発表
motorsport.com 日本版
山脈貫通!「新潟‐福島」結ぶ国道が建設着々 “延長21km・トンネル15本”におよぶ大規模道路いつ開通?
山脈貫通!「新潟‐福島」結ぶ国道が建設着々 “延長21km・トンネル15本”におよぶ大規模道路いつ開通?
乗りものニュース

みんなのコメント

1件
  • みーんなこんな顔車。
    なにコレ?

    見飽きたし。
    可愛くないし愛が湧かない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1573.01661.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1322.31650.0万円

中古車を検索
エミーラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1573.01661.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1322.31650.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村