世界最高の電動技術と110年の歴史がひとつの会社に
クロアチアを拠点とする自動車メーカー、リマック・アウトモビリ(Rimac Automobili)は、ブガッティ・アウトモビリと、デザイン、イノベーション、テクノロジーなど両社の専門性を融合した新会社の設立を発表した。新会社の名称は「ブガッティ・リマックd.o.o.(Bugatti Rimac d.o.o.)」となり、新CEOにはリマックを設立したマテ・リマックが就任する。
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マテ・リマックは、2009年にクロアチアのヴェリコ・トルトヴィシチェにリマック・アウトモビリを設立。そのわずか11年後の2020年には1000名もの従業員を抱えるクロアチアを代表する企業へと成長させた。そして、2021年、リマックが持つ高い電動パワートレイン技術と、ブガッティが誇る110年にも及ぶ歴史が融合することになった。
ブガッティ・ブランドを傘下に収めたリマック
今回の決定により、リマックがフォルクスワーゲン・グループに加わり、実質的にブガッティを傘下に収めたことになる。ブガッティとリマックによる新会社を率いることになったマテ・リマックは、次のように意気込みを語った。
「短期間で急速に発展してきたリマックの歴史のなかで、本当にエキサイティングな瞬間を迎えました。今回の新しい事業は、まったく新たなレベルのものです。リマックとブガッティは、お互いの持ち味を活かした完璧な組み合わせとなるでしょう」
「私たちリマックは若く、機敏な自動車/テクノロジー企業であり、電動技術のパイオニアとしての地位を確立しています。先日発表したネヴェーラによって、エキサイティングで高品質なハイパースポーツを開発・製造できることを証明しました。そしてブガッティは、1世紀以上にわたる卓越した開発経験を持ち、歴史上最も優れた自動車ブランドのひとつとして、輝かしいレガシィを有しています」
「このふたつの素晴らしいブランドが知識、技術、価値観を融合することで、将来、真に特別なプロジェクトを生み出す可能性に、私は興奮を隠せません」
リマックを設立したマテ・リマックが新会社を統括
ブガッティ・リマックd.o.o.は、リマック・グループが全体の55%の株式を保有。さらにリマック・グループの持ち株比率は、オーナーのマテ・リマックが37%を維持し、ポルシェが24%、ヒュンダイ自動車グループが12%、その他の投資家が27%を保有する。
バッテリーシステムやドライブトレインなどEVコンポーネントの開発・生産・供給は、リマック・グループが100%出資する新会社「リマック・テクノロジー」が新たに担うことになった。今後もリマック・テクノロジーは、独立した会社として多くの世界的な自動車メーカーとの開発作業も行っていく。
新会社のリマック・テクノロジーを率いるのも、マテ・リマック。彼はリマック・グループのCEOとして、ブガッティ・リマックd.o.o.とリマック・テクノロジーの両社を運営する。ブガッティとリマックは、それぞれ別のブランドとして存続し、既存の生産拠点や販売チャネルを維持。ブガッティ・リマックd.o.o.は、ブガッティとリマックの将来を担う会社として、研究開発や生産などのリソースやノウハウを結集していく。
ブガッティを傘下に持つポルシェAGのオリバー・ブルーメ会長は、今回の新会社設立について、次のようにコメントした。
「私たちはブガッティの伝統的なハイパースピーツビジネスに、リマックの革新的な電動モビリティ技術を組み合わせます。ブガッティは、伝統的なブランド、象徴的な製品、忠実な顧客基盤、グローバルなディーラーネットワークをこの合弁会社に提供します。一方、リマックは最新技術に加えて、開発部門による組織的アプローチを提供することになります」
ブガッティとリマックの開発拠点はクロアチアに
今後リマック・グループは独自のハイパースポーツを開発するだけでなく、多くのグローバル企業に向けたシステムやテクノロジーを引き続き開発する。さらにこれらの革新的な電動技術は、ブガッティやリマックの将来のモデルにも展開される。
両ブランドは今後も独立して運営され、リマック・アウトモビリはクロアチアのザグレブ郊外にある現在の本社ファククトリーで生産。ブガッティの生産もフランスのモルスハイムで引き続き行われる。
ブガッティ・リマックd.o.oのグローバル本社は、ザグレブ郊外に2億ユーロを掛けて2023年にオープン予定の新ファクトリー「リマック・キャンパス」内に置かれる。敷地面積10万平方メートルを誇る最新ファクトリーでは、リマックとブガッティの両ブランドで展開されるハイパースポーツの研究・開発拠点となる。
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