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これが最後か?ポルシェ カイエンが474馬力V8を搭載してビッグマイナーチェンジ カイエンS クーペのショートインプレッション

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これが最後か?ポルシェ カイエンが474馬力V8を搭載してビッグマイナーチェンジ カイエンS クーペのショートインプレッション

ポルシェ カイエンSクーペ:発売から4年経った今、第3世代の「カイエン」は全面的に刷新され、特にインテリアはまったく新しいモデルと言っていいほどだ。

放棄という言葉は、ポルシェにはまったく似合わない言葉だ。ブランド自身にも、顧客自身にも。「カイエン ターボ」と640馬力の「ターボGT」がEUで販売されなくなったことは、ポルシェ自身にとっても喜ばしいことではないようだ。V8ツインターボを厳しい排ガス規制に適合させることは、「単に経済的に実現不可能」だったのだ。

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まったく新しいコックピットは、「タイカン」を強く彷彿とさせる。曲線デザインの新しいインストルメントクラスターと中央の12.3インチスクリーンは標準装備で、ポルシェはオプションとしてパッセンジャーディスプレイも用意している。ドライバーからは見えないが、パッセンジャーはそこで性能データを読んだり、シリーズを見たり、することもできる。これは長距離の旅でこそ興味を惹かれるはずだ。

474馬力を発揮するV8ツインターボ

「カイエン(現在353馬力)」、「E-ハイブリッド(大型バッテリー搭載)」、「カイエンS」の3つのエンジンが価格表に掲載されているが、「カイエンS」のボンネットには、V6の代わりにV8ツインターボが搭載されており、2000回転からクランクシャフトに600ニュートンメーターをかけ、474馬力をリニアに発生させ、8速オートマチックと完璧に連動する。数値で表すと、0から100km/hまで4.7秒、最高速度は273km/hだ。

サウンドは?右足を踏み込むとドキドキ、ストップ&ゴーでは慎重なハミング。新機能: サスペンションの硬さや高さを、4つの走行モードごとに個別に設定&保存することができるようになっている。個別のモードはもはや存在しない。また、ポルシェはスプリングとダンパーのチューニングも行っている。

車両データ: ポルシェ カイエンSクーペ • エンジン: V8、ツインターボ、フロント縦置き • 排気量: 3996cc • 最高出力: 474PS@6000rpm • 最大トルク: 600Nm@2000rpm • 駆動方式: 全輪駆動、8速オートマチック • 全長/全幅/全高: 4930/2194/1678mm • 乾燥重量: 2,190kg • ラゲッジコンパートメント容量: 592~1502リットル • 0-100km/h加速: 4.7秒 • 最高速度: 273km/h • 燃料消費: 8km/ℓ • 価格: 112,778ユーロ(約1,690万円)より

アダプティブサスペンションであるPASMが常時搭載されるようになった。2バルブ技術を採用したエアサスペンションは、オプションで装着される。圧縮と伸縮のダンピングを電子制御で個別に調整できるのがメリットだ。

ベーシックなカイエンは89.000ユーロ(約1,335万円)より

また、ヘッドライト1つにつき32,000個の個別ピクセルを持つ、新しいHDマトリックスライトも特に自慢の一つだ。数ある機能のひとつに、「ボトルネックライト」があり、例えば工事現場などでカイエンの前に車幅とまったく同じ幅の光のカーペットを表示することができるようになっている。同時に、5つ目のプロジェクターが省略されたため、現在は4つの個別の光モジュールが夜のカイエンをマークしている。

プライスタグの数字もはっきりと認識できる。ベーシックなエンジンを搭載したカイエンは約89,000ユーロ(約1,335万円)、Sは108,000ユーロ(約1,620万円)弱からとなっている。クーペの追加料金や絶対的なフルキャビン(セラミックブレーキ、個別塗装、軽量パッケージなど)を含めると、テスト車はほぼ18万ユーロ(約2,700万円)にもなる・・・。犠牲の上に成り立っているように思えてならない?そうだと言っておこう。

結論: 「カイエン」は、とんでもなく高価な車だが、2.2トン近い重量と5メートル近い全長を持つ車としては、感覚的に俊敏な走りをする車でもある。474馬力のV8は、すでにスイートスポットに到達しており、2種類のプラグイン仕様モデルと「GTS」がその後に続く。

Text: Jonas Uhlig Photo: Hersteller

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みんなのコメント

10件
  • お疲れ様です。

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    変ですよね、あなたに取って都合の悪い事でなければあなたが削除する必要もないですからね。
  • ハリアーとかみると恥ずかしくなる。
    今の日本は先進国なのに物作りが後退してるよね。
    一昔前の中国車並みの偽物だらけ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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