■CR-VもZR-Vもベースは「シビック」だった!
2022年9月8日から先行予約を受け付けている、ホンダの新型クロスオーバーSUV「ZR-V」は、当初は2022年秋に発売される予定でしたが、導体不足や海外情勢などの要因によって2023年春に発売が延期。すでに注文を入れた人は納車を心待ちにしていることでしょう。
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そして、新型ZR-Vがデビューする一方で静かに姿を消そうとしているのが「CR-V」です。
すでに車両の生産は終了し、あとは在庫として残っている分が完売となれば、その歴史に終止符を打つということになります。
じつは海外では新型CR-Vが登場するのですが、この新型を日本へ導入する予定は今のところ“なし”といいます。
CR-Vの初代モデルは乗用車ベースのクロスオーバーSUVとして、トヨタ「RAV4」をも上回る人気を獲得。日本におけるクロスオーバーSUV人気の礎を築いた1台ともいえるでしょう。
そんな初代CR-VとZR-Vには共通点が存在していました。それはベースとなったのが「シビック」であるということです。
1995年に登場した初代CR-Vは、6代目のシビック(EK型)のシャシがベースとなっており、そこに最低地上高を確保したサスペンションや2リッターのエンジンを搭載。
4WDシステムは「シビックフェリオ」と同じデュアルポンプ式のスタンバイ4WDとなり、本格的なオフロード走行には不向きでしたが、日常使いには過不足ない性能を持ち合わせていたのも人気となった理由のひとつでした。
こうして大ヒット車種となった初代CR-Vは2001年に2代目モデルへとフルモデルチェンジ。この2代目モデルも引き続きシビックがベースとなっており、デザインなどは初代の印象を色濃く残すキープコンセプトでした。
ただ、この頃になると国内でも他メーカーからライバル車が登場することとなり、2代目CR-Vは初代ほどの人気を獲得することはできませんでした。
今その一方で北米市場では爆発的な人気車種となり、以降CR-Vは軸足を北米市場に置くことになります。
その結果、3代目はシビックベースから脱却してボディサイズを拡大。搭載されるエンジンも2.4リッターのみと完全にひとクラス上の車両へと生まれ変わりました。
今もちろん北米市場では引き続き人気車種となりましたが、日本国内では人気は下降線をたどり、4代目の途中で日本仕様は販売を終了。
2016年に5代目モデルを再び日本市場に投入するも、強力なライバルたちに隠れた存在となってしまい、車両自体の評価は上々だったものの販売面では惨敗となってしまったのでした。
今回新たに投入される新型ZR-Vは、「ヴェゼル」とCR-Vの中間に位置するボディサイズとなっており、パワートレインも1.5リッターのガソリンターボとハイブリッドという、現行シビックと共通のものが搭載されます。
日本国内で乗るにも大きすぎて困ることのないサイズ感と、都会的で洗練された内外装など、日本のユーザーにも刺さりそうな雰囲気がプンプンしています。
北米市場でも旧ヴェゼルの後継車種として、新型「HR-V」として2022年6月から販売されており、現地では受注も好調とのこと。
CR-Vとは異なる世界観を持った新型ZR-Vは、ホンダの目論見通り、日本国内において同社の新たなクロスオーバーSUVの看板車種になるかもしれません。
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みんなのコメント
新型ヴェゼルのデザインと1年3ヶ月納車待ちに二の足踏んでた状況にナイスなニュース
来月ディーラーに入るらしいので期待です