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感性を磨く仕掛けが満載!流麗なボディーラインが心躍らせるポルシェ「カイエン ターボクーペ」

掲載 更新 21
感性を磨く仕掛けが満載!流麗なボディーラインが心躍らせるポルシェ「カイエン ターボクーペ」

馬力やセグメント内比較でクルマを選ぶことに興味がない人でも、スペックは気になるものだ。特にさまざまなモデル(グレード)を揃える人気シリーズともなると、上位モデルに目がいくのは自然なこと。所有するかどうかは別にして、バーキンのヒマラヤやラグスポ系のコンプリケーションウォッチに心が躍るのと、同じ感覚だ。

そこで今回、ラグジュアリーなカー&ライフスタイルを追求する「AQ」編集部は、“ポルシェ”「カイエン ターボ クーペ」を試乗した。今やブランドの顔であり、流行りのクーペSUVを取り入れたモデルにしてエンジンはターボ仕様という、最旬のハイエンドモデルだ。

なぜ「あおり運転」はなくならないのか?原因は「匿名性」と「万能感」にあり

ハイブランドの腕時計同様、代替わりしても失われない価値

誰が見ても「カイエン」とわかるスタイリングにクーペの流麗なシルエットが加わった。車両本体価格は1,839万1818円~(税込)

昔、初代「カイエン」を見て、「カバに似てる^^」と微妙な表現で褒める淑女がいた。このモデルならきっと、ストレートに賞賛するはず。

「カイエン」シリーズはこれまでに2回フルモデルチェンジし、マイナーチェンジも含めれば実に細かな意匠変更と技術面の刷新を重ねてきた。作り手の目論見は明らかで、「SUVの『911』を目指す」こと。見た目はいうに及ばず、がっちりとして無粋な振動のない乗り心地、右足の動きに合わせて膨大な部品が正確に働き、迫力のある音と共にパワーが増していく気持ち良さは、代を重ねるごとに研ぎ澄まされている。

「カイエン」シリーズのいいところは、最新型に乗ったあと、従来型のハンドルを握っても失望しないところにある。それぞれの作られた時代に合わせた最新のアップデートを繰り返しながらも、ラグジュアリーSUVに欠かせないリッチ感は色あせない。まるでハイブランドの腕時計のように…。時代を超えて愛される名品に共通する特徴だ。

グラマラスで圧倒的!「クーペでターボ」だから味わえる特権

リアスポイラーが自動でせり上がるSUV。スイッチ操作で展開させることもできる。

ステアリング中央右下にドライブモードスイッチが付く。911と変わらぬ眺めと操作感。テスト車両には、ブルメスターの3Dハイエンドサラウンドシステム(オプション)が付いていた。日頃から愛聴する80年代シティポップをダイナミックなTOKYOサウンドに格上げする、素晴らしいオーディオだ。

現行型から加わったクーペモデルは、一見すると標準のカイエンと大きな違いはなさそうだが、横からの眺めはより911のイメージを帯びているし、後ろ斜めからの美しさは随一。しかも後輪は315/30ZR22という極太サイズ(前輪は285/35ZR22)で、リアエンドには車速やドライブモードに応じて迫り上がるスポイラーもつく。なかなかグラマラスな光景だ。

エンジンは4リッターのV8ターボ。6,000回転付近まで回したときに最高出力550馬力が発生するのだが、わずか2,000回転で最大トルク770Nmという力強さなので、巡行速度でも十分すぎるほどのスポーツ感。車体が重いSUVなので、さすがに911ターボ級とはいかないが、ドライブモードを「スポーツ」や「スポーツ+」に設定したときの爆裂感、足回りのがっちり感は、ポルシェのハイエンド系でしか体験できない世界だ。

SUVでもスポーツカーであることを前面に押し出したカイエンシリーズには、豊富な選択肢がある。

乗り手の装いや作法に刺激を与える粋なオプション装備

タータンチェックとともに欧州発の普遍的な柄として愛用されている千鳥格子をあしらった、洒脱なコンビネーションシート。正しい着座姿勢をとったときに、肩甲骨のあたりがしっかりと固定される、ポルシェ伝統のホールド性は健在。

「まずは素のカイエン クーペからいって、いつかはターボに…」

と考える人は多いだろうが、ポルシェの濃厚な世界を常に感じていたいなら、いきなりハイエンドにいって構わないと思う。実際、上述した時計やバッグでもそのような買い方をする人は多い。貴重な素材や技術を惜しみなく使えるのは、歴史と実績のある限られたメーカーだけだし、それらを巧みに商品へと落とし込んでいる凄みを味わえることが、感性を磨く上で大きな価値となる。

最後に、今回のテスト車両にはオプション装備が充実していたが、特に気に入ったのがふたつあるので紹介したい。

ひとつは、クラシックな千鳥格子柄のファブリックとレザーのコンビネーションシート。ポルシェ好きの方ならご存知のように、これはクラシック911に見られたデザイン。シートのデザインがちゃんとしているから、乗る側も着こなしを考えたくなる。

もうひとつは、ソフトクローズドア。半ドア状態にすると最後が自動で閉まるこの装備、ドアに力を入れて閉めがちな男性に、紳士的な作法をアシストしてくれる。

こうした部分に予算をかけてこそ、真のラグジュアリーカーオーナーだ。

【問い合わせ先】
ポルシェ・カスタマーケアセンター:0120-846-911

構成/櫻井 香(AQ編集部)
クルマを中心に、ライフスタイル全般にアンテナを張るエディター。スペックの羅列やライバル比較記事では見えてこない、クルマとそのブランドの個性を探る。

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