■次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の特徴は?
マツダは、2022年のスーパー耐久シリーズに「MAZDA SPIRIT RACING」から「マツダ2バイオコンセプト」と「ロードスター」の2台で参戦すると、2022年2月16日に発表しました。
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マツダ2バイオコンセプトは、ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」を搭載するほか、燃料として株式会社ユーグレナが提供する100%バイオマス由来の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用します。
マツダによると、使用済み食用油や微細藻類油脂というサステイナブル(持続可能)な原料から製造される次世代バイオディーゼル燃料は、従来のバイオディーゼル燃料と比べて食料競合のような問題がないといいます。
また軽油の代わりとして既存の車両・設備を活用できるため、燃料供給に関連する追加インフラを必要とせずに、カーボンニュートラル実現に貢献できる液体燃料であるということです。
なお、2021年11月に開催された「スーパー耐久レースin岡山」においても、マツダはサステオの供給を受けて「MAZDAスピリットレーシング バイオコンセプトデミオ」で参戦しました。
2022年シーズンは参戦車両をデミオからマツダ2へスイッチ(国内向け市販車は2019年の改良でデミオからマツダ2に車名変更)。
参戦にあたり、スーパー耐久に参戦して実績のあるレーシングチーム「TEAM NOPRO」と株式会社広島マツダのレーシング部門「HM RACERS」など、社外のレース関係者からのサポートを受けて、2021年と同様「ST-Q」クラスにエントリーする予定です。
プロレーシングドライバーの井尻薫選手、関豊選手、社内ドライバーの寺川和紘選手、前田育男選手がドライバーを務めます。
もう一台の参戦車両となるロードスターは、マツダがサポートする参加型モータースポーツ出身ドライバーにステップアップの機会を提供する目的で、第3戦(スポーツランドSUGO、7月9日・10日)から参戦。
「ST-5」クラスにエントリーし、チームはマツダ社内外のエンジニアやメカニックから構成されるといいます。ドライバーは現在調整中です。
マツダは、「次世代バイオディーゼル燃料を使用した車両でレースに参戦することで実証実験をおこなうとともに、カーボンニュートラル実現の選択肢のひとつとして次世代バイオディーゼル燃料の普及拡大を目指します。
さらに、日本国内のモータースポーツの活性化にも貢献したいと考えています」とコメントしています。
2022年スーパー耐久シリーズは、3月19日・20日に開催される第1戦(鈴鹿サーキット)から開幕します。
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