ランドローバー、宇宙旅行をサポート。ヴァージン・ギャラクティックとの契約を延長 【動画】

Land Rover Range Rover Astronaut Edition

ランドローバー レンジローバー アストロノーツ エディション

サポート車両として活躍するランドローバー

ランドローバーは、「ヴァージン・ギャラクティック（Virgin Galactic）」とのグローバルパートナーシップ契約を、2024年まで3年間延長すると発表した。ヴァージン・ギャラクティックは、ヴァージン・グループのリチャード・ブランソンが設立した世界初の商業宇宙旅行企業だ。

今回、ヴァージン・ギャラクティックは最新仕様の宇宙船「スペースシップツー（SpaceShip Two）」とともに、それを牽引する「レンジローバー アストロノーツ エディション」の写真を公開。ランドローバーは、ヴァージン・ギャラクティックがスペースシップツーのテスト飛行を終え、定期的な商業サービスを開始するまでの間、サポート車両として使用される。

宇宙旅行契約者のみが購入できる特別なレンジローバー

現在、ランドローバー製車両は、ヴァージン・ギャラクティックの日常業務に組み込まれており、宇宙船の牽引、機材の運搬、離陸前の滑走路の清掃などの役割を担っている。

ランドローバーは、ヴァージン・ギャラクティックが民間企業として初めて、商業用に設計された宇宙船で人間を宇宙に送り出したミッションにおいても重要な役割を果たした。さらにヴァージン・ギャラクティックがカリフォルニア州モハベの製造・試験施設を、世界初の商業用宇宙港であるニューメキシコ州スペースポート・アメリカへと移転する際にも、ランドローバー製車両が使用されている。

ヴァージン・ギャラクティックはすでに約600名の顧客と宇宙旅行契約を結んでおり、彼らは宇宙旅行へと向かう際にもランドローバー製車両でスペースポート・アメリカからスペースシップへと移動する。

2021年にはリチャード・ブランソンが宇宙へ

2019年には、ヴァージンギャラクティックの創業者であるリチャード・ブランソンとジャガー・ランドローバーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるジェリー・マクガバンが、レンジローバー アストロノーツ エディションを発表。この特別なランドローバーは、ヴァージン・ギャラクティックのスペースシップで宇宙へと飛び立つ、宇宙飛行士のみが購入できる。

現在、ヴァージン・ギャラクティックは、経験豊富な8名のパイロットを擁し、ニューメキシコ州で次のフライトの準備を進行している。創業者のリチャード・ブランソンは、2021年後半にも宇宙へ飛ぶ予定となっている。

ジャガー・ランドローバー・ノースアメリカのジョー・エバーハード社長兼CEOは、今回の契約延長について次のように喜びを語った。

「世界中のアドベンチャー好きの方々がアクセス可能な宇宙旅行は、新たな大冒険となるでしょう。ランドローバーは、ヴァージン・ギャラクティックと協力して、未来のすべての宇宙飛行士が冒険の世界をさらに拡大することを後押していきます」

ヴァージン・ギャラクティックのマイケル・コルグラジエCEOは、次のようにコメントしている。

「ランドローバー製車両は、モハベ・ベースやニューメキシコ州のスペースポート・アメリカで、非常に重要なサポートを行っています。そして世界中の未来の宇宙飛行士が、ユニークなレンジローバー アストロノーツ エディションでドライブを楽しんでいます」

「あらためてこの強力なパートナーシップを継続できることを嬉しく思います。フロンティアスピリット、アドベンチャーの追求、旅の限界を押し広げるビジョンを共有する両社にとって、これは自然なコラボレーションです。宇宙探査を新たな高みへと導くつながりとなるでしょう」

宇宙旅行を契約したカスタマーのみが購入可能なレンジローバー アストロノーツ エディションは、宇宙のイメージからインスピレーションを受けたデザインを内外装に施したビスポークモデル。その唯一無二な世界観は動画で確認できる。