カーライフ [2023.12.08 UP]
電気自動車を買って試す本音レポート リアルEVライフ[第2回「ホンダeをよく知る!」の巻]
文と写真⚫︎ユニット・コンパス
※ナンバープレートは、はめ込み合成です。
電気自動車を買って試す本音レポート リアルEVライフ[第1回「どのクルマを買う?」の巻]
日本はもちろん、世界的にシェアを拡大している電気自動車(EV)。グーネットマガジンでも「新車試乗レポート」や「グーEVテスト」で、注目モデルのレポートを都度発信しているが、となると次に気になるのが「実際に買って暮らしてみる」というテーマだ。そこで、編集部Oが実際に買って、いろんな状況で試してみることになった!
第1回では、新車はもちろん、中古車を加えるとかなりのモデルが選べる電気自動車(EV)。連載を実施するにあたり、試行錯誤しながらホンダeを購入するまでの顛末をお届けした。
今回はこのホンダeの魅力を深掘りしていきたい。というのもこのクルマ、あらためて見ていくと、いろんなところがイケてる!のだ。
https://www.goo-net.com/magazine/knowhow/carlife/206525/
乗れば乗るほど好きになりそうな予感
ホンダeの開発コンセプトは「シームレスライフクリエーター」。これは、通信環境の進化で我々の生活が日々便利になっていき、自宅、職場、地域や国境をも越えたコミュニケーションが活発になっていることを踏まえ、クルマでもさまざまな場所で仕事をしたり、趣味を楽しむ自由な発想のライフスタイルを実現しようではないかというコンセプト。それゆえ、ホンダeはエンジンをモーターに換えたEVという発想ではなく、次のステージへの進化を感じさせるモビリティになろうという心意気で開発された。
この愛らしい見た目も、たまたま出来上がったわけではない。クルマらしい2BOXのシルエットに、ノイズを減らしたクリーンな仕立てとし、まさにシンプルモダンをわかりやすく実現している。また、このクルマのハイライトといえるインテリアは、5つのスクリーンを水平配置した「ワイドビジョンインストルメントパネル」を装備したこと。 人とクルマの新しいつながりを感じさせる大胆かつおもしろい仕上がりとなっている。撮影しながらふと思ったのは、デビューがコロナ騒動と重なっていなければ、ホンダeはもっと注目されていたのではないかということ。日本デビューの前年、2019年のフランクフルトモーターショー(欧州メーカーは全面的にEV推しのEV博覧会のようなショーだった)で展示されたホンダeは、大注目を浴びていて、長時間待ったにも関わらず、あまりの人だかりで撮影を断念したことを思い出した。さて、納車されて1カ月が過ぎた編集部Oの印象はどうだろうか。
結論は大満足!でも気になる点も……
「ちょっと前置きが長過ぎない!?(笑)。結論から言ってしまうと、大満足! N-VANからの乗り換えだから、軽自動車との比較になることを最初に謝っておきたいのだけど、まず乗り心地が雲泥の差。これは乗り始めてすぐに思い、いまだ毎日のように感じていること。基本的に会社までの通勤をベースに短距離~中距離移動のときに乗っているんだけど、やはりN-VANのときよりも走らせているときのストレスが少ない(編集部O。以下O)」
EVは重たい電池が備わりそれが車体を低重心化させることから、走りの面では適度な重厚感があり、コーナーリング性能にも優れることが多い。そして、よく言われるのが車内の静かさだ。
「これは同乗する妻もかなり喜んでくれている。静粛性の高さは、メインカーのディフェンダーもかなわないところ。あと、出先の車内でリモート会議に出席するときも、買ってよかったと実感している。エアコンOFFの季節なら関係ない話だけど、エアコン付けてアイドリングしながらの会議だと、N-NANの場合はエアコンコンプレッサーのシュ~カチ、シュ~カチという軽特有のノイズで落ち着かないし、ディフェンダーだと車体も大きいし罪悪感がハンパない(苦笑)。このEVと車内リモート会議の組み合わせは、現時点100点満点です(O)」
まわりの心配はよそに、編集部OとEVのマッチングは思いのほかよさそうである。
「走りについてさらに言うと、いちばん気に入っているのが、ワンペダル走行と非ワンペダル走行ができるところ。あと、個人的にブレーキホールド機能が好きで装着車の場合は必ずONにするんだけど、先のワンペダル/非ワンペダルに加えて、ブレーキホールドON/ブレーキホールドOFFともにワンタッチですぐに行えるところがいい。車種によってはモニターの設定から深層部に入っていかないと切り替えられないのがあるでしょう。ホンダeは物理スイッチでサクサク変更できるから、まったくストレスを感じさせない。私の場合、アグレッシブに走りたいときは、ワンペダル+ブレーキホールドOFF。ゆったり走りたいときは非ワンペダル+ブレーキホールドONの組み合わせで(O)」
クルマって使用頻度が高くなるほど、ちょっとしたことが気に入ったり、逆に苛立ったりするものです。もしやネガティブなことはまったくなし!?
「いや、現時点では2点ほど気になることがある。1点目は、乗り心地がいいと言いながらも、たまに足まわりのカタさが気になることある。でもこれは上級グレードのアドバンスが17インチで、タイヤも3年ものだから仕方ないかな。デビュー時に設定されたスタンダードモデルの16インチ仕様も試したくなってます。まあ見た目的には17インチが好みなんだけど。そして2点目は、ハンドルがすごく切れてサイドカメラも車幅内に収まるほどコンパクトなので、自宅車庫に縦列で入れるときについ攻めすぎちゃって、タイヤが壁にあたってしまう点。小まわり性能的には素晴らしいんだけど、あまりの切れっぷりに最初はビビりながら駐車してました(笑)」
たまに自動車ジャーナリスト真っ青の鋭いツッコミでまわりをフリーズさせる編集部O。
「あとアクセルを踏み込んだときのドカンとくるEVならではの加速に、妻と子供がこんなにも喜ぶとは思わなかった。某社のCMに、やたら子供が出てくる意味が、このときわかった(O)」
いよいよ次回は自宅充電器設置計画をお届けします。これでようやく大型スーパーに行かなくてすむ!?
当初からせっかくEVを買うなら、EVらしい未来を感じさせるデザインがいいと言っていた編集部O。その点、ホンダeのエンタメ感というかワクワク感は群を抜いて素晴らしい。メータースクリーンも見やすく、センターのワイドスクリーンでは停車中に動画も楽しむことができる。また、後付け感皆無のサイドカメラミラーシステムも、デザインに溶け込んでいて違和感がない。スマホやタブレットなどの充電口が充実しているのもうれしいポイントだ。
170万画素のカメラを使用した「サイドカメラミラーシステム」は、インパネ左右に配置された6インチモニターに映し出される。雨天時も視界が鮮明なことはもちろん、サイドミラーそのものの死角がなくなるため、直接視界が広くなり安全運転に貢献する。
購入時にシミュレーションしきれなかったというが、思いのほかよかったのが居住性。編集部Oの家庭では、妻が運転席後ろ、子供が助手席後ろが乗車中の定位置。この際、子供用にジュニアシートを装着するのだが、ホンダeは助手席のスライド量が大きく、かなり前までシートを動かせるため、写真のようにジュニアシートの前にゆとりができる。「このスペースがあれば、極端な話、おむつ替えもできると思う(O)」。
こちらは発表時に取材したシャシー関連。バッテリーはシート下に効率よく配置し、駆動用モーターはリアに搭載される。ホンダeは、このリアモーター・リアドライブのRR方式のため、ハンドルがよく切れるし走りの質感も高い。
ホンダeは思いのほか愛せる1台だった
・企画コンセプトと車両の完成度が見事にシンクロしている。
・車内でリモート会議をするとき、EVはかなり使える。
・走りに関しても大満足。
次回予告
次回は自宅充電器設置計画をお届けします!
編集部O プロフィール
自他共に認めるクルマ好き、キャンプ好き、ウインタースポーツ好きにして、気になることは徹底的に調べるのがモットー。今回は企画を成立させるために、ローンを駆使して自らEVを購入。これからEVにまつわる諸問題に体当たりしていきます!
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みんなのコメント
最近ディーラーにもおいてない。
電気自動車普及黎明期のホンダのやっちまった黒歴史としてよく知られることになるだろう。
重厚感は分かるけど、重い方がコーナーリング性能が優れるって?意味が分からない!
そんな事言ったらトラックの方がコーナーリング性能が優れてるって事になる。
基本部分が同じなら、軽量の方がコーナーリング性能が優れてるってのが常識なんじゃないの?