この記事をまとめると
■人気車種が多いトヨタだが、1代限りで終わってしまったモデルもある
フル&マイナーチェンジで復活もあれば失敗も! 空前絶後の「人気乱高下カー」7選
■個性を追い求めた結果、空振りしてしまったケースが目立つ
■その個性的なキャラクターから今でも愛車にしている人も多い
トヨタにだって失敗はある
トヨタのクルマというと幅広い層に受け入れられて安定した販売台数を記録しているイメージが強いかもしれないが、じつはなかにはチャレンジングなクルマとしたことで、イマイチ売れなかったモデルなども存在している。
そこで今回は、トヨタの販売力をもってもヒットにつなげることができなかった悲運の迷車をピックアップしてご紹介しよう。
Opa(オーパ)
2000年5月に登場したOpaは、全長に対して長いホイールベースを誇り、見た目以上に広い室内空間を実現した、ステーションワゴンともハッチバックとも言えない不思議なスタイルを持った車両だった。
その広い室内空間を活かしてコラムシフトを採用し、リヤシートにもスライド機構を備えるなど意欲作ではあったものの、そのクセのあるエクステリアデザインや、フロントシートとリヤシートの色を変えたインテリアなど、個性が強すぎたのか1世代のみで姿を消すこととなってしまった。
ちなみにOpaはトヨタ車としては初めてCVTを採用したモデルでもあり、かなりチャレンジングな1台であったことは間違いないだろう。
セプタークーペ
4代目から日本向けとアメリカ向けで異なるボディとなったカムリ。その北米仕様のカムリを日本向けに手直しして販売していたのがセプターというモデルだった。
日本にはセダンとワゴン、そしてクーペの3つのボディタイプが導入され、ワゴンモデルは比較的人気を集めたが、クーペは4ドアセダンを2ドアにしただけという非常に地味なスタイルが災いして圧倒的不人気となってしまった。
これは国民性の違いもあり、日本ではクーペと言えばスポーティなイメージだが、当時のアメリカでは実用的な2ドア車をセクレタリーカーとして所有する文化があり、ターセルやプラッツ(現地名:エコー)などのコンパクトカーにも2ドアクーペ(セダン)が用意されていた。
今でも愛車として愛用している人多数!
ガイア
すでに先行してデビューしていたイプサム(初代)をベースに、より上質な仕立てのモデルとして登場したガイア。
ただ単にイプサムの内外装を変更しただけでなく、全長や全高も大型化し、ルーフを車両後端まで延長するなど室内空間を広げる改良が加えられており、大ヒット車種となった初代オデッセイに対抗する気マンマンだった。
しかし、ベース車の都合上、全幅を広げることができず(室内空間を広げる意味で)、決して不人気車ではなかったものの、オデッセイの勢いを止めるまでには至らなかった。
iQ
当時、欧州ではスマートに代表されるマイクロカーに注目が集まっており、そのジャンルに投入されたのがiQだった。全幅こそ普通車並みの1680mmだったが、全長は軽自動車よりも短い2985mmとなっており、4シーターではあったものの、実質後席は荷物か子ども専用といったものだった(のちに2シーター仕様も追加)。
ボディサイズこそミニマムであったものの、内装などはかなり上質なものとなっており、レザー仕様も用意されたほか、アストンマーティンのシグネットのベースにもなるほど一定の評価を集めたモデルだったが、日本ではコンパクトカー=安価なものというイメージが強く、同門のヴィッツやパッソの後塵を拝する形となってしまった。
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みんなのコメント
時代が変化しただけ
万人受けしなかった
一代限りには色々理由がある
良い車だと思うし
残念という言葉は違うと思う