世界の新車大図鑑
“高速ツアラー”としての安定性と”オフ性能”という二律背反の要素を、電子制御を使って高次元で両立させるアドベンチャータイプ。そのキャラクターは、オン寄りとオフ寄りでハッキリ分かれる。’20はオフ寄りのモデル刷新が目立ったが、’21年はオン系が台頭しそうな雰囲気だ。
ヤマハ2021新車バイクラインナップ〈大型アドベンチャークラス〉トレーサー/テネレetc.
大型アドベンチャー:最新装備がベーシックモデルへ波及
電子制御スロットル、電子制御サスペンションにIMUと、最新装備をまとい、大型スーパースポーツ並みの劇的進化を続けるアドベンチャーモデル。
’20年はホンダが「アフリカツイン」のフルモデルチェンジを行なって、トップモデルにショーワ製の電子制御サスペンション”EERA”を導入。またIMUによるコーナリング対応のトラクションコントロールシステムやABSにも磨きをかけた。ヤマハもオフロード性能に特化した「テネレ700」を登場させ、スズキはVストロームにテコ入れを行い、「1050/XT」をリニューアルしたばかり。
各社とも’21年も引き続きアドベンチャークラスに力を入れており、ホンダは「NC750X」、ヤマハは「トレーサー7/9」といったモデルを刷新。いよいよフラッグシップ以外のモデルにも、電子制御スロットルやコーナリングABS&トラクションコントロールといった先進装備の配備が進みそうな雰囲気だ。
またテネレ700やVFR800Xなどの、近々にユーロ5へのエミッション対応が迫られるモデルたちの動向も気になるところである。
◆’21最新潮流
新型トレーサー9が登場
NC750Xもロード特化で進化
ヴェルシス1000SEはスカイフック電サス仕様を投入
電子制御スロットル化で制御機能が拡張
大型アドベンチャー・新車ラインナップ
◆ヤマハ[トレーサー9/GT|トレーサー7/GT|テネレ700]
◆ホンダ[NC750X|CRF1100Lアフリカツイン|VFR800X]
◆スズキ[Vストローム1050/XT|Vストローム650/XT]
◆カワサキ[ヴェルシス1000SE/SE+]
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みんなのコメント
NC750X→745㏄直2(¥924,000)
クロスランナー→781㏄V4(¥1,504,000)
アフリカツイン→998㏄直2(¥1,617,000)
(ヤマハ)
テネレ700→688㏄直2(¥1,265,000)
トレーサー7→689㏄直2(※国内未導入)
トレーサー9GT→890㏄直3(¥1,221,000)
ナイケンGT→845㏄直3(¥1,980,000)
(スズキ)
Vストローム650XT→645㏄V2(¥968,000)
Vストローム1050XT→1036㏄V2(¥1,518,000)
(カワサキ)
ヴェルシス1000SE→1043㏄直4(¥1,903,000)
大型免許で乗る国産メーカーのクロスオーバーモデルって
こんなにあるんですか…!選び甲斐がありますね!どれに乗っても面白そう!
…あとはサイフと相談…orz