現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ライバル不在の硬派ピックアップ「トヨタ ハイラックス」を買うならどのグレード? 主な装備を比べてみた

ここから本文です

ライバル不在の硬派ピックアップ「トヨタ ハイラックス」を買うならどのグレード? 主な装備を比べてみた

掲載 73
ライバル不在の硬派ピックアップ「トヨタ ハイラックス」を買うならどのグレード? 主な装備を比べてみた

国内で唯一のピックアップだが、実はタイ生産モデル
「トヨタ ハイラックス」を生産しているのはトヨタモータータイランド。“国産唯一のピックアップトラック”とされることもありますが、正確には輸入車です。

ボディサイズは全長が5mオーバーで、全幅も一部グレードでは1.9mに達する巨体。ピックアップトラックの軽快な雰囲気に惑わされると、そのサイズに圧倒されるかもしれません。パワートレインは2.4Lディーゼルと6速ATの組み合わせのみで、4WDシステムは硬派なパートタイム式、リヤデフロック機構も備えています。

>>トヨタ ハイラックスの専門家レビューをチェックする

>>トヨタ ハイラックスのカタロググレードをチェックする

約35万円安いベースグレードはいろいろ差がついてしまう
<グレード構成>
X・・・・・・・・・・352万7000円
Z・・・・・・・・・・388万2000円
Z“GRスポーツ” ・・・431万2000円

18インチホイールを履くスポーツグレードのGRスポーツは別格として、XとZグレードの価格差は35万5000円となっています。

外観ではXがハロゲンヘッドランプでスチールホイールなのに対して、ZはLEDヘッドランプでアルミホイールになっているなど、一目で格差が感じられるほど違います。リヤコンビネーションランプもXはバルブ式ですが、ZはLEDになっています。

インテリアでは、ステアリングやシフトノブといった手に触れる部分を本革巻きとしているのがZグレードの差別化ポイント。エアコンもZはフルオートタイプとなっていますが、Xはマニュアルタイプと、35万円分は十分に元が取れそうです。

>>トヨタ ハイラックスのカタロググレードをチェックする

電子制御機能を除けば走行メカニズムに差はないが…
機能面でも後席にセンターアームレストをもち、後席が6:4の分割チップアップとなっているのはZの専用装備で、Xは一体チップアップとなります。

一体チップアップは荷台には積みたくない荷物を室内に積むときに便利なものですが、分割チップアップならフロントと合わせて3名乗車+荷物というアレンジメントが可能になるので、使い勝手の点でも差がつきます。

一方、走破性を左右するようなメカニズムでの違いといえば、アクティブトラクションコントロールやダウンヒルアシストコントロールといった電子制御機能がZにのみ装着されるくらいで、エンジンや駆動系の差はほとんどありません。腕に覚えのあるベテランや、仕事のパートナーとして使い込むようなユーザーであればXグレードを選んだからといって不満を覚えることはないでしょう。

>>トヨタ ハイラックスのカタロググレードをチェックする

GRスポーツはホイールや足回り、オーディオで差別化
なお、Zグレードをベースに専用グリルやフロントバンパー、18インチアルミホイール、専用モノチューブショックアブソーバー、アルミペダルなどを装着して走りを磨いたのがGR スポーツです。

GRスポーツとZグレードの価格差は43万円ですが、そこには8インチのディスプレイオーディオ(Z、Xグレードはオーディオレス仕様)も含まれ、メーターも専用デザインになるなど、こちらも妥当な価格アップといえそうです。

>>トヨタ ハイラックスのカタロググレードをチェックする

仕事でタフに使うならX、それ以外なら上位グレードを
まとめると、ハイラックスのグレード選びとしては、仕事などタフに使うのならば廉価版のXがおすすめで、パーソナルユースをメインとするなら装備の充実したZを選ぶといいでしょう。スタイルが気に入ればGR SPORTも悪くありません。各グレードの価格差はけっして小さくはありませんが、内容を考えれば妥当といえるものです。

いずれにしても、国産ブランドのピックアップトラックは、現時点ではハイラックスしかありません。ライバル不在といえます。輸入車に目を向けても、ライバルといえるのは「ジープ グラディエーター」くらいでしょうが、グラディエーターのお値段は920万円。リアルに比較して迷うユーザーはほとんどいないことでしょう。

>>トヨタ ハイラックスのカタロググレードをチェックする
>>ジープ グラディエーターのカタロググレードをチェックする

文:山本晋也
写真:
1~8枚目:トヨタ ハイラックス“GRスポーツ”
9~11枚目:トヨタ ハイラックス Z
12枚目:トヨタ ハイラックス X

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
新型「メルセデスCLA」のプロトタイプに試乗!次世代のメルセデス製電気自動車の実力やいかに?
AutoBild Japan
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
くるまのニュース
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
ホンダ、栃木県とスポーツ振興協定を締結…ラグビーとソフトボールで地域活性化へ
レスポンス
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
軍用車マニアはたまらない!? 大戦中の1942年に製造された“フォード製ジープ”をオークションで発見 フォード「GPW」ってどんなクルマ?
VAGUE
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
ズボラ派にもバス&タクシーにもうってつけ! 洗車後の拭き取りをサボれる純水洗車にメリットしかなかった
WEB CARTOP
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
カワサキ「Z2」エンジン お気楽過ぎる「丸塗り」では後々後悔 可能な限り緻密なマスキングを目指す!! ~日本の至宝「空冷4発」を未来へ継承~Vol.23
バイクのニュース
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
[DSP大全]「位相」を合わせられれば、“一体感のあるサウンド”を獲得可能!
レスポンス
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
ノリス、ラスベガス初日は上位タイムも低グリップに手を焼く「市販車の方が速い気がする……」燃料多載での走行にはまだ課題も?
motorsport.com 日本版
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
アドベンチャーツアラー「V-STROM 250SX」が色変更!新設定「ソノマレッドメタリック」の鮮やかな赤が眩しい!   
モーサイ
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
初代日産リーフは「普通に乗れる」電気自動車だった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
【最新モデル試乗】すべてがグレードUP! 理想の選択肢、三菱アウトランダーPHEVの驚く完成度
カー・アンド・ドライバー
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
全長3m切り! ホンダの「本格オフロード車」がめちゃ楽しそう! 1リッターエンジン搭載で悪路性能スゴい! 米国で人気の「パイオニア」どんなモデル?
くるまのニュース
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽トラ」がスゴい! “カクカク”デザイン×「超画期的なユニット」搭載! ファンキーだけど「まじめな発想」で披露された「新時代モデル」とは
くるまのニュース
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
くるまのニュース
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
ベストカーWeb
BMW「S 1000 XR」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
BMW「S 1000 XR」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
快適さと使いやすさの最適解! 日産NV200バネットがベースのキャンパー
快適さと使いやすさの最適解! 日産NV200バネットがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB

みんなのコメント

73件
  • 建設会社勤務で仕事に6代目のハイラックスを使ってるけど、最高に使い勝手が良いから、名前はハイラックスじゃなくて良いから、昔のコンパクトなサイズ感の仕事でガンガン使っても勿体無くないピックアップまた作って欲しい。
    代わりになる車がマジで新車でないのよ。
    今のハイラックスはデカすぎるし、仕様も仕事用ではない。
  • プラドの記事と同じく受注停止。
    新車で買えない車について書いて何がしたい?
    カタログ見て記事書くだけで金貰えて羨ましい限り。
    少しは取材しろ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

407.2477.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

89.0690.0万円

中古車を検索
ハイラックスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

407.2477.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

89.0690.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村