■オープンカーやSUVなど、さまざまな車種に設定されるMT仕様
操る喜びを存分に楽しめるのがMT車の魅力です。近年では新車の9割がAT車になっているといわれていますが、それでも一部の車種には現在もMT車がラインナップされています。
今回は、100万円台、200万円台、300万円台の価格帯において、軽自動車、スポーツカー、SUVといったジャンルオススメのMT車を紹介していきます。
100万円台で購入できるMT車でオススメなのが、スズキ「ワゴンR」です。
スズキを代表するトールワゴンタイプの軽自動車で、1993年に発売された初代モデルは、それまでの軽自動車に見られない高いルーフと低いフロアによって広大な室内空間を確保したクルマとして登場しました。
それらのコンセプトは世代を重ねても引き継がれ、2009年には軽自動車で販売台数1位を記録するヒット車種となります。
2012年にフルモデルチェンジした5代目からは「マイルドハイブリッド」が搭載されるなど、時代に合わせてアップデートを続けてきたクルマでもあります。
現行モデルは、2017年にフルモデルチェンジした7代目です。もっともシンプルなグレードの「FA」、マイルドハイブリッドを搭載する「HYBRID FX」、最上級グレードの「HYBRID FZ」がラインナップされています。
MT車は「FA」のみの5速MTを設定。エンジンの回転数を確認するタコメーターも無いなど、装備も必要最低限にまとめられており、109万8900円(消費税込み)です。
100万円台で購入できる新車のMTとして魅力的なワゴンRですが、スズキ販売店スタッフによれば「ワゴンRを購入するお客さまは、軽トラックなどを持っている高齢者が少なくない」と話していることから、高齢者のMT需要を支え無くてはならない存在という側面が強いようです。
次に紹介するのは、200万円台で購入できるスポーツカーのなかで、特殊な存在のトヨタ/ダイハツで販売される「コペン GR SPORT」です。
コペン GR SPORTは、ダイハツが展開するコペンをベースにトヨタのモータースポーツブランドであるTOYOTA GAZOO Racingの「GR」のノウハウが詰め込まれた派生モデルとなります。
トヨタとダイハツという異なるメーカーで同一モデルが扱われるという珍しい販売形態となりますが、トヨタではコペン GR SPORTのみを取り扱う一方、ダイハツでは「COPEN Robe/COPEN XPLAY/COPEN Cero/COPEN GR SPORT」というグレードのひとつとして展開されます。
コペン GR SPORTのベースとなったコペンは、2002年にダイハツから軽自動車規格のオープンカーとして発売されました。軽自動車の枠内のサイズおよび排気量でありながら、高級オープンカーのような電動開閉式機構と金属製ルーフを備えることなどによって人気を集めました。
2014年には2代目へとフルモデルチェンジし、初代コペンで好評だった電動開閉機構や金属製ルーフに加えて、シートヒーターが標準装備化されるなど、より快適なオープンドライブが楽しめる仕様となっています。
COPEN GR SPORTのエクステリアでは専用のフロントとリアバンパーや鍛造16インチアルミホイールが装備され、インテリアでもGRエンブレムが入ったMOMO製ステアリングや専用チューニングが施された電動パワーステアリングが採用されるなど、よりスポーティな雰囲気を楽しむことができるのが特徴です。さらにMT車には「フロントスーパーLSD」が標準装備されるのも魅力の1台です。
コペン GR SPORTGRコペンの価格は5速MTが243万5000円となっています。
■SUVでもMT車に乗りたい人にオススメのなのは…
最後に300万円台で乗れるMT車として紹介するのが、マツダのミドルサイズSUV「CX-5」です。
初代モデルは2012年に登場し、現行モデルとなる2代目モデルは2017年にフルモデルチェンジ。エンジンはガソリンモデルが2リッター/2.5リッター、ディーゼルモデルが2.2リッターとなっており、このディーゼルモデルに6速MTが設定されています。
ディーゼルモデルはガソリンモデルよりカタログ燃費に優れています。実際に両者を比較すると、WLTCモード燃費ではFFのガソリンモデル「25S」が13.8km/Lに対し、ディーゼルモデル「XD」は19.4km/Lに達します。
さらに、MTを効果的に使用すると、乗り方次第でカタログ燃費を上回る場合もあることから、MTのCX-5はもっとも実燃費の良いCX-5といえるかもしれません。
もちろん、ディーゼルエンジンならではのトルクフルな走りと、「人馬一体」と表現される操縦性の良さを実感できることも魅力です。
また、CX-5ではほぼすべてのディーゼルエンジンモデルにMTが設定されています。もっとも価格が安い「XD」では293万7000円、中間グレードの「XDプロアクティブ」が317万3500円、特別仕様車の「XD100周年記念車」4WD仕様は408万6500円からと予算オーバーになってしまいますが、それを除けば200万円台から300万円台で購入できるMT車となっています。
クルマを操る楽しさと優れた燃費、そしてミドルサイズのSUVにはめずらしく「実はMT」という意外性を重視するユーザーにぴったりの1台です。
※ ※ ※
もはや絶滅危惧種とも言えるMT仕様車ですが、それでも新車で購入できる選択肢はあるようです。
AT車やCVT車全盛時代となり、MT車は必要不可欠なものでなくなったからこそ、生き残るMT車はひと味違う“トガった”車種が多いようです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
やめとけ。