一大ブームを巻き起こしたビッグスクーターを紹介!
スクーターと聞けば原付バイクを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、排気量250cc以上のスクーターも存在し、それらは”ビッグスクーター”と呼ばれています。
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ビッグスクーターにはAT車で操作が簡単、安定性が良く収納性に優れているといった多くのメリットがあり、2000年代はブームを巻き起こしました。では、かつて一世を風靡したビッグスクーターとしてどのようなモデルが挙げられるのでしょうか。
⚫︎ホンダ「フォルツァ」
ビッグスクーターブーム真っ只中の2000年に登場したのがホンダ「フォルツァ」。発売当時からスポーティな250ccスクーターとして人気を集めており、何度かのモデルチェンジを経て現在は2023年モデルが発売されています。
最新の排出ガス規制に対応した「eSP+」というエンジンを搭載。このエンジンによって、振動が少なく静かな走りを体感できます。
また、無段階で調整できる電動スクリーンを備えているのも特徴のひとつです。たとえば街乗りのときは低めに調整して風を感じながら、高速では高めに調整して風の抵抗を防ぐなど、より快適な走りを実現できます。
さらに48Lと大容量の収納スペースを備えており、サイズによるもののフルフェイスヘルメットを2個収納可能。街乗りでも高速道路でも快適な走りが味わえるのに加え、利便性も高いバイクと言えます。
⚫︎ホンダ「フュージョン」
ホンダのビッグスクーターの先駆けとも言えるのが、1986年に発売された「フュージョン」です。2006年の特別仕様車を最後に生産終了しました。
低くて長めの車体が特徴的で、足つきもよく安定性が抜群です。街乗りというよりも、タンデムツーリングに向いているバイクと言えるかもしれません。
またフュージョンは、収納スペースがシート下ではなく後部トランクにあります。収納スペースがシート下にあるビッグスクーターが多い中、後部トランクに収納スペースがあるのはフュージョンの個性と言えるでしょう。
⚫︎ヤマハ「マグザム」
「マグザム」は2005年に発売されたバイクです。1人で乗っている場合とタンデムしている場合とで重心変化が少なくなるように設計されている、タンデムを前提としたスクーターと言えます。
また、ロー&ロングの車体によって、ゆったりとしたポジションで快適なタンデム走行を楽しむことができます。
ちなみにマグザムが発売された2005年は、高速道路での2人乗りが解禁された年でもあります。その影響もあり、2人乗りしやすいマグザムは注目を集めました。ただし既に生産終了しているので、気になった人は中古市場をチェックしてみるとよいでしょう。
⚫︎ヤマハ「グランドマジェスティ」
ヤマハのビッグスクーター「グランドマジェスティ」には、250ccと400ccモデルが存在します。2004年に登場したのが250ccの「グランドマジェスティ250」で、その1年後の2005年に「グランドマジェスティ400」が発売されました。
初代モデルが発売された2000年代はビッグスクーターブームで、若者は自分好みにカスタムをしていました。しかし、グランドマジェスティはカスタム目的でなく、そのままのスタイルを楽しむスクーターとして発売されたバイクです。
大型のウインドスクリーンによって走行風を防ぐことができ、長時間走行でも疲れにくく、XLサイズのヘルメットが2個入るほどの収納スペースを確保しています。街乗りだけでなく、長距離ツーリングをする人におすすめのバイクと言えそうです。
⚫︎スズキ「スカイウェイブ」
「スカイウェイブ」は、スズキのビックスクーターシリーズの総称です。その始まりとなるのが、1998年に発売されたスズキ初の250ccスクーターである「スカイウェイブ250」。2006年にフルモデルチェンジし、2人乗りでも力強い走りができるように変化したほか、剛性が高いフレームで設計されたことで乗り心地も良くなりました。
2006年モデルでスカイウェイブ250はラインナップから外れましたが、その後はタイプSやタイプMなどが登場しています。
※ ※ ※
2000年代に登場したビッグスクーターは、ブーム真っ只中の時に登場しただけあって魅力的なモデルが数多くラインナップしています。モデルチェンジを繰り返しつつ現在も新車として購入できるモデルもあるので、販売店や中古車市場をチェックしているのもよいのではないでしょうか。
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みんなのコメント
観光地なんか行くツーリングにも荷物に困らないので乗ってくようになったけど250ccシングルでAT は高速道路しんどい。