10月28日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ第8戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは野尻智紀(TEAM MUGEN)で、今季4度目となった。
2023年のスーパーフォーミュラは、今週末の鈴鹿戦が最終ラウンド。宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)、リアム・ローソン(TEAM MUGEN)、野尻智紀(TEAM MUGEN)によって繰り広げられてきた三つ巴のタイトル争いも決着を見ることになる。レースフォーマットは2レース制となっており、土曜と日曜にそれぞれ予選と決勝が行なわれる。
■フォーミュラの経験はリージョナルとF3を少し。いきなりのスーパーフォーミュラ初走行も順調にこなして見せた大草りき。目標は予選Q1突破「一発の速さを見てほしい」
28日の第8戦は、午後の決勝に向けて9時30分に予選がスタート。気温17℃、路面温度は24℃だった。Q1は2組に分かれており、まず最初に出走したA組にはローソンが振り分けられた。
10分のセッションでは各車がまずコースに出てチェック走行を行ない、その後ピットに戻って新品タイヤに交換してアタックに向かっていった。ローソンはセクタータイムで全体ベストを記録するなどアタックラップをまとめ上げて1分37秒822をマークし、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)と0.001秒差の2番手に。セクター4がやや伸びなかったものの、Q2突破には十分なタイムであった。
その他後半戦好調の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のほか、山下健太(KONDO RACING)、佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)、松下信治(B-Max Racing Team)がQ2に進んだ。
B組には宮田、野尻といったタイトル候補に加え、今回大湯都史樹の代役として急遽スーパーフォーミュラデビューを果たした大草りき(TGM Grand Prix)が名を連ねた。
前日のフリー走行でもトップタイムを記録するなど、逆転でのシリーズ3連覇に向けて順調なスタートを切った野尻は、Q1でも1分37秒575を記録してトップ通過。宮田も平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)に次ぐ3番手に入り、こちらもQ2進出を決めた。その他、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、小林可夢偉(Kids com Team KCMG)、福住仁嶺(ThreeBond Racing)がQ2に駒を進めた。
Q1突破が目標だと語っていた大草は、1分38秒797で11台中10番手となりQ2進出はならず。それでもNIPPOコーナー(旧ダンロップ)からデグナーにかけてのセクター2では全体ベストタイムをマークするなど、ポテンシャルの片鱗を見せた。
7分間のQ2では、各車残り1分半ごろから続々とアタックに入っていった。セクター1、セクター2では野尻が、セクター3ではローソンが最速のパープルセクターを記録し、TEAM MUGENの2台によるポール争いかと思われた中、思いがけないアクシデントが発生した。佐藤がデグナーのスポンジバリアにぶつかってストップしたのだ。これによりセッションは赤旗中断。野尻、ローソンら数台のドライバーはこの時点でセクター3を通過し、アタックラップを終えようとしていたタイミングだったが、赤旗によりタイムを刻むことができなかった。
セッションは残り3分に巻き戻されて再開。野尻、宮田ら多くのマシンが中断前と異なるタイヤに交換した。
先頭でコースインしたのはピット位置が手前にあるTEAM MUGENの2台。野尻、ローソンの順でコースに出たが、中断前に使っていた既に温まったタイヤを履くローソンが2コーナーで野尻を追い抜き、先頭でアウトラップのペースをコントロールした。タイヤを温めたい野尻はスローペースのローソンの後ろで苛立ちを見せる場面もあったが、アタックラップでは1分37秒292という他の追随を許さないタイムをマークし、ポールポジションを獲得した。
2番手につけたのは宮田。レースに向けて野尻のすぐ後ろにつけただけでなく、予選ポイントも2点追加した(ポールの野尻は3点獲得)。3番手は牧野で、こちらもニュータイヤでのアタックだった。一方ローソンはユーズドタイヤでのアタックとなり、7番手に終わった。
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