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爆売れが止まらない!? トヨタ「RAV4」はなぜ人気? 値引きも狙える販売動向を聞いてみた!

掲載 更新 41
爆売れが止まらない!? トヨタ「RAV4」はなぜ人気? 値引きも狙える販売動向を聞いてみた!

■人気グレードは順当、発売から1年経過で値引き狙いも?

 トヨタ「RAV4」の現行モデルは、2019年4月より国内での販売を開始した5代目です。街乗りメインの都会派SUVが人気を集めるなか、本格的なオフロード性能を備えたモデルとして、登場後すぐに人気を獲得します。

赤が眩しすぎ! トヨタ「RAV4」の上位モデル「RAV4 PHV」フル装備極めるといくら?

 2019年4月に登場しながらも、同年1月から12月での販売台数は5万3965台を記録したほか、「2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー」をトヨタ車で10年ぶりに受賞するなど、いちやくヒット車種に上り詰めました。

 そんな名実ともに好調のRAV4ですが、2020年6月17日にはPHVモデルが追加されています。

 PHVモデルのグレード展開は、「G」「G”Z”」「BLACK TONE」の3種で、ハイブリッドモデルの「THS II」をベースにしたプラグインハイブリッドシステムである「THS II Plug-in」を採用しています。

 また、モーターを高出力化してシステム最高出力を306馬力にしたほか、ハイブリッド燃費ではWLTCモードで22.2km/Lを誇るなど走行性能を大幅に向上させました。

 トヨタでは、「プリウスPHV」についで2車種目となるPHVモデルを追加したRAV4シリーズですが、直近の動向はどうでしょうか。

 首都圏のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。

「RAV4は、発売から現在まで人気なグレードは変わらず、1番人気は安全装備や内外装が充実した『G』、2番目は機能性とデザイン性でオフロード色の強い『Adventure』です。また、ガソリンとハイブリッド、2WDと4WDはバランス良く売れています。

 直近では、ほかの車種同様にコロナの影響で販売は落ち込んでいるものの、問い合わせ件数は多いです。PHVに関する内容に加え、発売から1年以上経過したので、値引きに関する問い合わせが増え始めています」

※ ※ ※

 もっとも売れている「G」は、トヨタの予防安全装備「Toyota Safety Sense」に加え、「インテリジェントクリアランスソナー」や「リヤクロストラフィックオートブレーキ」が標準装備されているほか、内装では合成皮革シートやパワーシートが採用されており、街乗りユーザーを中心に幅広い客層からの人気を集めています。

 また、「Adventure」は、新採用の4WDシステムである「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が標準装備されているほか、タイヤやホイールアーチ、フロントマスクのデザインなどがオフロード向けにデザインされており、おもにアウトドアユーザーからの安定した評価を得ているようです。

 気になる値引きについては、実際に販売店スタッフは「発売から1年経ったので、柔軟に対応可能となった」と話しています。新車登場から少々熱が冷めた今、タイミングを伺っていたユーザーたちが動き出しているようでした。

■RAV4 PHVは「予想以上」も課題は残る?

 ガソリンモデルとハイブリッドモデルでは販売も安定しているようですが、新登場のPHVはどうでしょうか。

 前出とは別のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。

「PHVモデルは、RAV4販売のうち10%から20%ほどの割合ですが、ガソリンモデルのエントリーグレードと比べてると200万円ほどの価格が高いことや、充電インフラが十分に整っていないなど、不安要素があった割には、予想以上の反響でした。

 人気の理由は、ガソリンともハイブリッドとも異なる乗り心地や燃費の良さ、環境性能などさまざまですが、走行性能への評価が高い印象です。なかには、スポーツカーから乗り換えをされたお客さまもいらっしゃいました。

 しかし、あまりの売れ行きから生産が追いついていません。納期は来年春以降となるため、最近は商談の段階で他車種に流れてしまうケースが見受けられます」

 RAV4 PHVのシステム出力は最大306馬力であるうえに0-100km/h加速が6秒となり、同社の「スープラ」並の速さを持っています。

 さらに、モーターだけの航続可能距離は抜群で、前出の販売店スタッフは「カタログでは95kmですが、実際は60kmから70km」と話しており、1日の走行距離の大半を電気だけで走行可能です。

 ガソリンモデルでは考えられなかった「エコ×走り」の実現が、予想以上の販売を記録する大きな要因となっていると考えられます。

 しかし、好調すぎるスタートダッシュにより、品切れ状態のようです。トヨタも公式ホームページ上で、年度内の生産分終了をアナウンスしており、オーダーを一時停止しています。一節には、PHVの肝となるバッテリーの生産が追いついていないともいわれています。

 さらに、2020年夏以降には北米で、2021年に欧州への投入を予定しているほか、スズキへのOEMとして欧州向けモデルの「アクロス」も控えていることから、今後の販売動向から目が離せません。

※ ※ ※

 新たに登場したRAV4 PHVは、高いパワーと燃費性能を両立し、発売から1か月で品切れ状態という大ヒットを記録しました。生産やインフラ整備に課題は残りつつも、市場に与えたインパクトは強烈です。

 また、ガソリンモデルやハイブリッドモデルは、街乗りSUVブームのなかでも、オフロード要素の強い走行性能やデザインといった「SUVらしさ」によって他車との差別化に成功し、登場から1年経った現在も、独自の人気を獲得して好調をキープしているようです。

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みんなのコメント

41件
  • ナリのわりに思ったより高額ではないし、昨今のSUV志向からしたら普通のことなのでは。
    でも大方はこれで街乗りしかしないんだよなw
  • 何しろ、RAV-4は全米で一番売れてる乗用車、商品力がズバ抜けている。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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