現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スタイリッシュなコマーシャルビークル「フィアット プロフェッショナル デュカト」が新世代に進化。キャンピングカーベースとしても最高の1台が、ついに日本上陸

ここから本文です

スタイリッシュなコマーシャルビークル「フィアット プロフェッショナル デュカト」が新世代に進化。キャンピングカーベースとしても最高の1台が、ついに日本上陸

掲載
スタイリッシュなコマーシャルビークル「フィアット プロフェッショナル デュカト」が新世代に進化。キャンピングカーベースとしても最高の1台が、ついに日本上陸

2022年12月1日、ステランティス ジャパンは、フィアット プロフェッショナルのベストセラー商用車「デュカト(DUCATO)」の2022年モデル(シリーズ8)を発表し、発売を開始した。

キャンピングカーのベース車両として日本に正式導入
デュカトは、ステランティス グループのフィアット ブランドで、小型商用車を製造するメーカーである「フィアット プロフェッショナル」のベストセラー商用車だ。2022年2月に日本でもお披露目され、9月には販売ネットワークも発表された。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

日本市場への導入は初めてだが、デュカトそのものは2020年に誕生40周年を迎えた長い歴史を持つ小型商用車で、現行モデルは2006年に登場した3代目にあたる。ヨーロッパでは2020年と2021年にはベストセラーモデルとなり、欧州商用車市場で7割のシェアを獲得している。日本市場においては、活況を呈するキャンピングカー市場を見据え、キャンピングカーのベース車両として正式導入される。

そのエクステリアは、フィアットのデザインチームが他社とは一線を画す魅力的でイタリアならではのスタイリングとした。大型のフロントグリルには、イタリアのアテッサ工場で製造されたことを示す象徴的な「FIAT」のエンブレムが装着されている。ヘッドランプとデイタイムランニングランプはLEDで、独特のシグネチャーを表現している。バンパー下部の左右には、コーナリング機能付きフロントフォグランプも備える。

ボディ骨格には、日本における商用車セグメントでは他に類を見ない、伝統の「オールフォワード」アーキテクチャーを採用している。前輪駆動の利点を活かした広い荷室空間と多様なアレンジにより、優れた快適性と積載性を実現している。

インテリアは実用的かつ安全で快適な空間であることを念頭にデザインされている。電動パーキングブレーキや、機能的で省スペースなドアパネルの採用で、広いキャビンスペースを実現している。操作スイッチ類を集約した本革巻きステアリングホイールや、メーター類は7インチフルカラーTFTディスプレイとして、乗用車と遜色のない運転感覚を味わえる。また、デジタル ルームミラーを採用して後方視界を確保している。

センターコンソール中央には、10インチのタッチスクリーンを備えたアンコネクト インターフェイスを装備して、ナビゲーションシステムをはじめ、スマートフォンにも対応する。また、スマートフォン用ワイヤレスチャージャー、3つのUSBポート(タイプA×1、タイプC×2)、3つのカップホルダーも装備する。さらに、キーレスエントリー&ゴー機能により、キャビンおよび荷室ドアのロック/アンロックやエンジンの始動はキーなしで行える。

第3世代のディーゼルエンジンや9速ATも採用
運転席と助手席には、キャプテンシートを採用。一体型ヘッドレスト、幅広のバックレスト、サポートの優れたダブルアームレストを備え、快適性を高めている。また運転席/助手席ともに180度回転させることができ、キャンピングカーユースの際には、車両前方のスペースも効率的に利用可能だ。

日本仕様のパワートレーンは、最高出力180hpと最大トルク450Nmを発生する第3世代の2.2L マルチジェット3 ディーゼルエンジンを搭載。高効率かつ耐久・信頼性に優れたこのエンジンには、スムーズな作動を特長とする最新の9速ATが組み合わされる。

デュカトは商用車ながら、乗用車に準じたパッシブ&アクティブ セーフティ機能も備えている。スピードリミッター、予期せぬ障害物に遭遇した場合のブレーキ制御、ドライバーの意図しない走行レーンからの逸脱を防ぐレーンキーピングアシスト、トラフィックサインレコグニションなどを装備している。

車両安定性のための最先端の電子システムである、エレクトロニック スタビリティ コントロール(ESC)も装備。車両の走行状態(方向と車輪の動き)を常に監視し、必要に応じて片輪にブレーキをかけたり、エンジン出力を低下させるなど、より安全性を高める。

さらに、インテリジェント電子制御式ディファレンシャルロックであるトラクションプラスは、泥、砂、雪などの走行をサポートする。スリップしたホイールから最もグリップしているホイールにトルクを伝達し、トラクションを回復させる。

日本仕様のモデルバリエーションは、以下の3サイズとなる。

●L2H2:全長5410mm×全幅2050mm×全高2525mm、ホイールベース3450mm
●L3H2:全長5995mm×全幅2050mm×全高2525mm、ホイールベース4035mm
●L3H3:全長5995mm×全幅2050mm×全高2765mm、ホイールベース4035mm

L2H2は標準モデル、L3H2はロングホイールベースモデル、L3H3はそのハイルーフ仕様となる。L2H2およびL3H2の室内高は1970mm、L3H3の室内高は2210mm。最大積載重量は、L2H2が1300kg、L3H2が1250kg、L3H3が1200kgとなる。広い開口部を備えたスライディング サイドドアと観音開きのリアドアにより、荷物の積み下ろしを容易に行える。

車両価格(税込)は、L2H2が512万5000円、L3H2が530万円、L3H3が547万5000円となっている。ハンドル位置は、いずれも右のみだ。

■フィアット プロフェッショナル デュカト L2H2 主要諸元
●全長×全幅×全高:5410×2050×2525mm
●ホイールベース:3450mm
●車両重量:2080kg
●エンジン:直4 DOHCディーゼルターボ
●総排気量:2184cc
●最高出力:132kW(180hp)/3500rpm
●最大トルク:450Nm(45.9kgm)/1500rpm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:軽油・75L
●タイヤサイズ:225/75R16
●車両価格(税込):512万5000円

[ アルバム : フィアット プロフェッショナル デュカト はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

エレガントな“4人乗りオープンカー” 新型メルセデスAMG「CLE53カブリオレ」発売 449馬力エンジン搭載の高性能モデル
エレガントな“4人乗りオープンカー” 新型メルセデスAMG「CLE53カブリオレ」発売 449馬力エンジン搭載の高性能モデル
VAGUE
急な雨はチャンス到来! イベントは開演・終演時間をチェック! 元タクシードライバーが語る「稼ぎ時」
急な雨はチャンス到来! イベントは開演・終演時間をチェック! 元タクシードライバーが語る「稼ぎ時」
WEB CARTOP
F1新規参戦叶ったキャデラック、拒否されたアンドレッティ。実態はほぼ同じ……違いはどこにあったのか?
F1新規参戦叶ったキャデラック、拒否されたアンドレッティ。実態はほぼ同じ……違いはどこにあったのか?
motorsport.com 日本版
トヨタ、技能五輪で5職種金メダル獲得…4職種で連覇達成
トヨタ、技能五輪で5職種金メダル獲得…4職種で連覇達成
レスポンス
スズキ新型「ソリオ/ソリオ バンディット」が大幅刷新!? 迫力顔採用&エンジン刷新で1月登場? 何が変わった? ユーザーからの声は
スズキ新型「ソリオ/ソリオ バンディット」が大幅刷新!? 迫力顔採用&エンジン刷新で1月登場? 何が変わった? ユーザーからの声は
くるまのニュース
ハーレーがMotoGPと共同テスト!? 「ロードグライド」のレース仕様車を公開 マモラやメランドも参加 最高速は275km/hを記録
ハーレーがMotoGPと共同テスト!? 「ロードグライド」のレース仕様車を公開 マモラやメランドも参加 最高速は275km/hを記録
バイクのニュース
メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
メルセデス・ベンツ G580 with EQテクノロジー【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
カー・アンド・ドライバー
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽バン」がスゴい! “カクカク”デザインに「パカッと開くデカいドア」採用! ポップだけど「まじめ発想」で披露された「新時代ワゴン」とは
全長3.4m切り! ダイハツ「斬新軽バン」がスゴい! “カクカク”デザインに「パカッと開くデカいドア」採用! ポップだけど「まじめ発想」で披露された「新時代ワゴン」とは
くるまのニュース
「こんなにあるんだ?カー用品」amazonブラックフライデー完全攻略!お得にセールを利用するためのコツを解説!ストア対応カー用品メーカー一覧
「こんなにあるんだ?カー用品」amazonブラックフライデー完全攻略!お得にセールを利用するためのコツを解説!ストア対応カー用品メーカー一覧
月刊自家用車WEB
トヨタ「“スライドドア”付きバン」がスゴイ! 全長4.7m級の「ちょうどイイサイズ」! 豪華“木目”内装ד快適”シートの狙い目仕様「ハイエース“ダークプライム”」どんな人が買ってる?
トヨタ「“スライドドア”付きバン」がスゴイ! 全長4.7m級の「ちょうどイイサイズ」! 豪華“木目”内装ד快適”シートの狙い目仕様「ハイエース“ダークプライム”」どんな人が買ってる?
くるまのニュース
運転続行?それとも返納? 技術の進化に“隠れた”「危険運転」! 「高齢運転者」が“直面”している「5つの特徴」とは
運転続行?それとも返納? 技術の進化に“隠れた”「危険運転」! 「高齢運転者」が“直面”している「5つの特徴」とは
くるまのニュース
ハスクバーナ・モーターサイクルズ「ノーデン901」「ノーデン901 エクスペディション」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
ハスクバーナ・モーターサイクルズ「ノーデン901」「ノーデン901 エクスペディション」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
EVが内燃車に追いつく日! 2026年、所有コストが同等に――バッテリー急落&中古拡大が生む大転換点とは?
EVが内燃車に追いつく日! 2026年、所有コストが同等に――バッテリー急落&中古拡大が生む大転換点とは?
Merkmal
天然木材のテーブルが雰囲気抜群! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
天然木材のテーブルが雰囲気抜群! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
ついに出た!!!!!!!! 待ってたぞ!! 2L×幌[ロードスター]が登場間近!?
ついに出た!!!!!!!! 待ってたぞ!! 2L×幌[ロードスター]が登場間近!?
ベストカーWeb
ラリージャパン2024の来場者数が発表。4日間合計54万3800人で前年を上回る
ラリージャパン2024の来場者数が発表。4日間合計54万3800人で前年を上回る
AUTOSPORT web
おじさん気軽に投票!! 今年の10台からどれを選ぶ!?  [クルマ総選挙 新車編]最終選考開始
おじさん気軽に投票!! 今年の10台からどれを選ぶ!? [クルマ総選挙 新車編]最終選考開始
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

428.0980.0万円

中古車を検索
ヨーロッパの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

677.3698.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

428.0980.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村