現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型「GRカローラ」は“同輩”GRヤリスと何が違う? 普段乗りなら「乗り込みやすさ」が重要?

ここから本文です

新型「GRカローラ」は“同輩”GRヤリスと何が違う? 普段乗りなら「乗り込みやすさ」が重要?

掲載 7
新型「GRカローラ」は“同輩”GRヤリスと何が違う? 普段乗りなら「乗り込みやすさ」が重要?

■ついに登場した新型「GRカローラ」!

 2022年6月1日、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)が新型「GRカローラ RZ」(以下、新型GRカローラ)を初公開しました。

【画像】ついに登場! トヨタの本気を感じる最強新型「GRカローラ」を見る(50枚)

 1966年に誕生した「カローラ」シリーズは、トヨタのモデルのなかでも長い歴史を誇ります。セダンやクーペはもちろん、ワゴンやSUVなどもラインナップされ、トヨタの乗用車の主軸として、多くのユーザーから愛されてきました。

 そして、今回公開された新型GRカローラは、スポーツタイプの全輪駆動システム「GR-FOUR」が搭載されており、スポーツ走行に特化した高性能モデルです。

 また、TGRのラインナップするモデルとしては、2020年9月発売の「GRヤリス」(RZグレード)も挙げられ、両車は同じ1.6リッター直噴3気筒インタークーラーターボエンジン(G16E-GTS)を搭載するモデルとなっています。

 では、そんな両車の違いはどのようなところにあるのでしょうか。

 ボディはGRヤリスのほうがコンパクトです。新型GRカローラが全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mmなのに対し、GRヤリスは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mmとなっています。

 車両重量も、新型GRカローラの1475kgに対し、GRヤリスは1110-1280kg。そして最高出力は新型GRカローラが304馬力、GRヤリスが272馬力となっています。

 東京都内のトヨタGRガレージの担当者は、両車の違いについて以下のように話します。

「もちろん、性能やデザインなど異なる点は多く挙げられますが、購入されるお客さまにとって重要なのは、ドアや乗車定員の違いだと思われます。

 新型GRカローラは5ドアの5人乗り、GRヤリスは3ドアの4人乗りです。この違いは、購入時に検討材料になることが多いと予想されます」

■乗車定員のほかにもある新型GRカローラとGRヤリスの違いとは

 両車ともハッチバックタイプですが、新型GRカローラは前席・後席にドアがあるのに対し、GRヤリスは前席のみです。

 そのためGRヤリスの後席に乗り込むには、前席の人が一旦降りて前席をずらしたり、倒したりする必要が生じます。

 スポーツタイプのモデルで、2ドアや3ドアは決して珍しいことではありませんが、3人以上で乗ることが多い人にとっては、この作業がやや面倒に感じるかもしれません。

 また、GRヤリスは車体中央にシャフトが通るフロアトンネルがあり、後席足元の中間部分が大きく盛り上がっています。

 これは新型GRカローラにも見られる設計ですが、GRヤリスの場合、ボディが元々コンパクトなため後席足元に大きなゆとりがなく、真ん中の座席をあえて断念して4人乗りにしたものとなっています。

 こうしたことを考慮すると、乗員人数が多い人にとっては、新型GRのカローラのほうが向いているといえそうです。一方、1、2人で出掛ける頻度も多い人にとっては、コンパクトなGRヤリスが乗りやすいかもしれません。

 さらに、両車はデザインでも異なる点が多くあります。

 GRヤリスは2本出しマフラーですが、新型GRカローラは排出ガスの圧力を低減するため、3本出しのマフラーです。また、新型GRカローラのボンネットにはエアダクトも備わっており、GRヤリスに比べてワイルドな印象を与えます。

※ ※ ※

 ちなみに新型GRカローラには「モリゾウエディション」もラインナップされました。豊田章男社長(モリゾウ)が自ら「お客様を魅了する野性味」を追求して開発に力を入れたグレードといいます。

 モリゾウエディションは、RZ同様の5ドアでありながら後席は完全に撤去され、2シーター仕様とされています。代わりにタワーバーを設置し、タイヤ4本が積み込めるような空間を確保。完全なるサーキット走行仕様となっています。

 神奈川県のトヨタGRガレージの担当者によると、「新型GRカローラの発売は2022年秋頃が予定されている」とのことで、今後、RZに加え、モリゾウエディションの人気も気になるところです。

※記事初出時より、本文に誤りがありましたため訂正いたしました(6月11日午後4時30分)

こんな記事も読まれています

アストンマーティンF1、失速の原因究明はもうおしまい?「今度は問題を修正する段階」待望のアプデ投入は3連戦に明けに
アストンマーティンF1、失速の原因究明はもうおしまい?「今度は問題を修正する段階」待望のアプデ投入は3連戦に明けに
motorsport.com 日本版
自動車業界の平均年収ランキングTOP10! 1位トヨタは日本平均の約1.9倍だった。
自動車業界の平均年収ランキングTOP10! 1位トヨタは日本平均の約1.9倍だった。
くるくら
「岡山の環状道路」開通延期へ 24年度延伸を見直し 中国地方屈指の渋滞ポイント改善遠のく
「岡山の環状道路」開通延期へ 24年度延伸を見直し 中国地方屈指の渋滞ポイント改善遠のく
乗りものニュース
BMW『X3』新型のワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で予定
BMW『X3』新型のワールドプレミアは7月11日…グッドウッド2024で予定
レスポンス
BYDオートジャパン、EVのセダン「シール」発売 4WD仕様も 528万円から
BYDオートジャパン、EVのセダン「シール」発売 4WD仕様も 528万円から
日刊自動車新聞
289万円!ホンダ新型「5ドアハッチバック」発表に反響多数!?「中々かっこいい」「こういうの売れそう」の声! スポーティな「RS」もある顔面変わった「シティ」マレーシアで予約開始
289万円!ホンダ新型「5ドアハッチバック」発表に反響多数!?「中々かっこいい」「こういうの売れそう」の声! スポーティな「RS」もある顔面変わった「シティ」マレーシアで予約開始
くるまのニュース
気軽に乗れちゃうハーレーって!? ハーレーダビッドソンの水冷パラレルツインエンジンを搭載した「X500」に、アクティブ女子の指出瑞貴が乗ってみました!
気軽に乗れちゃうハーレーって!? ハーレーダビッドソンの水冷パラレルツインエンジンを搭載した「X500」に、アクティブ女子の指出瑞貴が乗ってみました!
バイクのニュース
「R36誕生か!?」と話題沸騰! ウワサのスペシャル「GT-R」の実力とは? “R34風デザイン”の高性能車を生み出すワケあり企業の正体
「R36誕生か!?」と話題沸騰! ウワサのスペシャル「GT-R」の実力とは? “R34風デザイン”の高性能車を生み出すワケあり企業の正体
VAGUE
効果絶大ってマジ?! 見た目も変わんないけど…ドアスタビライザーで激変するってガチ? 
効果絶大ってマジ?! 見た目も変わんないけど…ドアスタビライザーで激変するってガチ? 
ベストカーWeb
【試乗】BYDの「真打ち」スポーツセダンが日本上陸! 激安「SEAL」の走りを徹底チェックした
【試乗】BYDの「真打ち」スポーツセダンが日本上陸! 激安「SEAL」の走りを徹底チェックした
WEB CARTOP
ベントレーの新型「コンチネンタルGTスピード」がデビュー! グランドツアラーの決定版を再定義
ベントレーの新型「コンチネンタルGTスピード」がデビュー! グランドツアラーの決定版を再定義
LE VOLANT CARSMEET WEB
【SHOEI】「X-Fifteen DAIJIRO」は加藤大治郎選手のレプリカモデル!カラフルなデザインで、2024年9月発売!   
【SHOEI】「X-Fifteen DAIJIRO」は加藤大治郎選手のレプリカモデル!カラフルなデザインで、2024年9月発売!   
モーサイ
バイク用ドラレコ「MiVue M802WD」が手頃な40,700円で発売開始!記録保全や耐候性、搭載性などは高性能!  
バイク用ドラレコ「MiVue M802WD」が手頃な40,700円で発売開始!記録保全や耐候性、搭載性などは高性能!  
モーサイ
「GT-Air3」シリーズに「NILE」が追加! エジプト文明がモチーフ!ちょっとダークにカッコよくデザイン  
「GT-Air3」シリーズに「NILE」が追加! エジプト文明がモチーフ!ちょっとダークにカッコよくデザイン  
モーサイ
フェルスタッペン、パワーユニット交換でグリッド降格の危機? カナダGPで問題のPU再使用不可か
フェルスタッペン、パワーユニット交換でグリッド降格の危機? カナダGPで問題のPU再使用不可か
motorsport.com 日本版
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカー"FIA-F4"を初体験してきた件
モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカー"FIA-F4"を初体験してきた件
カー・アンド・ドライバー
リカルド15位「新パッケージには足りないものがある」:RB/F1第10戦決勝
リカルド15位「新パッケージには足りないものがある」:RB/F1第10戦決勝
AUTOSPORT web
【宮田莉朋F2密着】無線で黒白旗を伝えられず。ペナルティで表彰台を逃した土曜日/第6戦レビュー前編
【宮田莉朋F2密着】無線で黒白旗を伝えられず。ペナルティで表彰台を逃した土曜日/第6戦レビュー前編
AUTOSPORT web

みんなのコメント

7件
  • 複数台持てない家族持ちですとリアドアがあるのは大きなアドバンテージになります。
    GRヤリスで躊躇した大きな要素でしたので色んな意味で前進しました。
    シビックRも同じくらいの時期に出るようなので楽しみ比べながら待ちたいと思います。
  • 車両重量も、新型GRカローラの1475kgに対し、GRヤリスは1110-1280kg。そして最高出力は新型GRカローラが304馬力、GRヤリスが272馬力となっています。

    あれれ1500kgの間違いは直したみたいだけど
    まだおかしいぞ
    比較するならRC RZ系だろ
    なんでFFCVTのRSの重量書いてんだよ
    本当いい加減な記者だな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

202.9251.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0500.0万円

中古車を検索
カローラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

202.9251.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

35.0500.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村