楽しさ満点の夏キャンプはしっかり対策して満喫すべし!
キャンプ場の目の前に広がる海水浴場。キャンプと海水浴が一石二鳥で楽しめる幸せなキャンプになりそうですが、実はデメリットも少なくありません。手軽な装備で楽しめる夏のキャンプは、しっかりと対策していかないと痛い目にあうことも……。ここでは「夏キャンプ」のメリット&デメリットについて考えてみたいと思います。
もっとも身近な夏のアウトドア!「川遊び」で守るべき6つのルールとマナー
【メリット:その1】夏キャンプは思い出作りに最適のシーズン
日本は四方を海に囲まれた海洋王国。そのメリット活かした海沿いのキャンプ場も数多く、夏キャンプには最適です。キャンプと共に海遊びを楽しむことができるので、事前に情報を集めておくことも重要です。シュノーケリングやボート遊びを楽しむのなら波のない湾内を、サーフィンやボディボードを楽しむのなら波のある外洋を選びましょう。
潮干狩りや地引網が楽しめる場所、磯遊びができる場所を調べておけば夏キャンプの思い出が倍増すること間違いなしです。また、キャンプ場の近くに市場や海産物を扱うお店を見つけておけば、地元価格で新鮮なBBQを楽しめます。
【メリット:その2】一極集中の裏をかき「穴場」のキャンプ場を探す!
気軽にキャンプが楽しめる夏は、SNSやキャンプ場ガイドに掲載されている有名キャンプ場に人が集中する傾向があります。逆に地元の人しか知らないような「穴場」的なキャンプ場を探し当てれば、混雑するシーズンでも貸し切り状態でのんびりとキャンプが楽しめます。
多少、不便なアクセスでも青い海と青い空を独り占めにできるキャンプ場なら夏キャンプを満喫できることは間違いありません。漁港や地元の食堂などで聞いてみると、思わぬ隠れスポットを教えてもらえることも。インターネットの情報に踊らされず、自分の足と耳で情報を集めておきましょう。
【メリット:その3】簡単な装備で楽しめる「夏キャン」で経験を積む
これからキャンプを始めようと思っているのなら「夏キャンプ」が最適です。冬場のキャンプはシュラフの適応温度や暖を取るための装備が増え、さらには寒さや厳しい環境に適応する経験と知識が必要になります。寒さに耐えきれずクルマに避難したり、過酷な環境で体調を崩してしまいキャンプが嫌いになってしまう人も少なくありません。
日の出が遅く、日没が早い冬シーズンはテントの設営や撤収も素早く行わなければなりませんが、夏シーズンであればノンビリと行うことができます。簡単な装備で楽しむことができる夏キャンプでスキルアップを目指しましょう。
【メリット:その4】夏であれば混雑する時間を避けても遊ぶ時間が十分にある
夏は日照時間が長いこともあり、朝の混雑する時間帯を避けて出掛けても十分に遊ぶ時間が取れるのもメリットのひとつ。渋滞にはまってしまいイライラするのなら、ゆっくりとスタートすればストレスも溜まりません。
遅いスタートを切る場合には、キャンプ場に予約を入れておくことは必須です。予約ができる区画サイトを選んでおくことはノンビリキャンプの鉄則。帰り道も海水浴客や行楽客が集中する時間を避け、海沿いの日帰り温泉や浜焼きのお店で海産物を楽しみ、時間差で帰るのが夏キャンの賢い方法です。
【注意ポイント:その1】UV対策を忘れると大きな痛手を負うことになる!
夏は脱水症状と共に気を付けるべきは「紫外線」。対策を怠ってしまうと日焼けで苦しむことになります。とくに海沿いのキャンプの場合、砂浜や水面の照り返しが強くタープの下やパラソルの下でも日焼けをしてしまいます。
日焼け止めを選ぶ場合にはVU効果の高いPA++++(4段階の+表示で、4つの+が最大)、SPFは50+(2~50の数値で表示され最大の50以上は+の表示)を使い、帽子、サングラスを着用するように心掛けましょう。また、サンダルの跡が着かないように足の甲や首筋、耳の裏側までケアしておくこと。日焼けを甘く見ると大きな痛手となって返ってくることを忘れないでください。
【注意ポイント:その2】虫対策をしっかりと行うことが夏キャンの掟
夏のキャンプは紫外線と共に虫対策が大きなポイントになります。夏は蚊だけなくブユやアブ、マダニなども発生し、刺されてしまうと強烈なかゆみだけでなく患部の腫れや発熱を起こすこともあるのです。蚊取り線香だけでなく虫よけスプレーをしっかりと塗布し、防虫対策を行いましょう。
また、夏の海はクラゲが発生することも多く、触手に触れることで激痛を引き起こします。何度も刺されてしまうとアナフィラキシーショックを起こし、命を失ってしまうこともあるので注意してください。クラゲは浜辺に打ち上げられていることも多いので、ビーチ散策をする場合は素足ではなくサンダルやスニーカーを履き、見つけた場合には近づかないようにしましょう。
【注意ポイント:その3】熱中症は夜間にも起きることを忘れず十分な水分補給を
炎天下での十分な水分補給は当たり前ですが、寝苦しい夜にも熱中症は起きるのです。風通しの悪いテント内や車中泊で大量の汗をかくことで体内の水分が失われ、脱水症状と共に熱中症を引き起こします。寝る前には水分を補給し、風通しの良い環境を作ることが重要です。
虫対策と併用できる網戸やネットを利用することはもちろん、最近ではポータブル電源を使ってサーキュレータを利用するのも夏キャンプの新常識になっています。コーヒーやアルコールは利尿効果が高く脱水を引き起こす原因に。寝苦しい夜はアルコールを控えめにし、しっかりと熱帯夜対策を行いましょう。
【注意ポイント:その4】水難事故を未然に防ぐ自己防衛と心構えを持つ
水難事故の多くは夏の水辺で起きています。キャンプと共に海水浴やシュノーケリングを楽しむ時にはしっかりと自己防衛を行いましょう。子供たちにはライフジャケットを着用させ、大人はアルコールを摂取したなら膝よりも深い場所へは行かないこと。
浜辺へと押し寄せた波が沖へと戻る「離岸流」の力は大きく、子供はもちろん大人でも逆らうことはできません。海が荒れていなくても、しっかりと自己防衛を心掛けることで事故を未然に防ぐことができるのです。また、磯遊びでは危険な生物が潜んでいたり、濡れた岩で足を滑られてしまい尖った岩でケガをすることもあるので注意しましょう。夏キャンプを楽しむためにも事故を減らし、命をしっかりと守るように行動してください。
【まとめ:夏キャンプは楽しさの裏に隠れた危険がいっぱい!】
青い海と青い空……、夏キャンプと海は最高のコンビネーションですが、楽しさの裏にはたくさんの危険が隠れています。日焼けや虫刺され、熱中症、水難事故の他にも夏休みの渋滞や利用客の集中などデメリットも少なくありません。しかし、デメリットは知恵と工夫、事前の用意で回避できることができます。そのためにも、しっかり対策しておくことが重要です。デメリットを回避し、最高に楽しく、一生涯の思い出を作ってくれる夏キャンプを楽しんでください。
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みんなのコメント
海水浴とキャンプやりましたけど、
やっぱり 海岸近くや砂浜だと
体調 おかしくなりますよ。
熱で。
なので海から離れた
3キロぐらいの山中のキャンプ場で
設営してから海に行きました。
海の直射日光はやばいです