2023年F1バーレーンGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールはリタイア、カルロス・サインツは4位という結果だった。
決勝前、ルクレール車のパワーユニット(PU)に、エナジーストアとコントロールエレクトロニクスのシーズン2基目が投入されたことが発表された。どちらもシーズン中、2基の使用に制限されている。チームによると、懸念されるデータが見つかったため、予防的措置で交換したという。
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ルクレールは、予選でセーブした新品ソフトタイヤでスタート。セルジオ・ペレス(レッドブル)を抜いて2番手に上がったものの、タイヤ交換後の25周目にペレスに抜かれて3番手に落ちた。そのまま3番手でフィニッシュするかに思われたルクレールだが、残り17周の時点でトラブルによりコース脇にマシンをとめ、リタイアを余儀なくされた。チームの説明では、パワーユニットに電気系のトラブルが発生したということだ。
チーム代表フレデリック・バスールは、レース直後、トラブルについて「今の段階ではまだ何が起きたのか正確なことは分からない」と語った。
「午前中に問題があり、パーツを交換した。今は原因は分からないが、すぐに調査を開始する」
「このようなことが起こるとは全く予想していなかった。初めてのことなのだ。先週のテストで3チームで6000km、7000km走っても、同じ問題には直面しなかった。冬の間、ダイナモでテストした間にも、同じ問題は発生しなかった。完全な調査を行ってから、正しい答えを皆さんにお知らせする」
サインツは4位でフィニッシュ。開幕戦を終えた段階で、フェラーリはコンストラクターズ選手権4位となっている。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア(39周/57周)
3番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード
いい気分だとは言えない。開幕戦で信頼性の問題が発生するのはいいことではないから、対処を続ける必要がある。パワーが突然落ちたんだ。上位を走っていただけに、本当に残念だよ。その瞬間まではいいレースをしていた。レッドブルは強力だったから、僕たちにとって可能な最高の順位は3位だった。
レッドブルはレースペースを大きく向上させたみたいだね。予選ペースでは彼らと僕たちはほとんど同じだった。でも、レースでは僕たちは1周1秒も遅い。これは大きな差だ。それについて取り組む必要があるし、もちろん信頼性の向上にも対処しなければならない。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=4位(57周/57周)
4番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ハード
難しい日曜日だった。テストの時から、バーレーンでは苦労するだろうことは分かっていたけどね。今後のレースに向けて改善するために集中していく必要がある。懸命に働き、トップとのギャップをどうすれば縮められるかを探るべき時だ。まだ開幕戦を終えた段階だし、何が何でもプッシュし続ける。
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