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ランボルギーニ「アヴェンタドール」で楽しむ東京クルージング周回コース【首都高ループドライブ:01】

掲載 更新 3
ランボルギーニ「アヴェンタドール」で楽しむ東京クルージング周回コース【首都高ループドライブ:01】

■品川目黒線開通で実現した東京大環状

 品川目黒線の開通により、大幅にルートの幅が拡がった首都高速。その高速中央環状線──C2を一周するコースを深夜ドライブ。

SVの称号を冠した「アヴェンタドールLP750-4スーパー・ヴェローチェ」の役割とはなんだったのか【THE CAR】

 単調になりがちなルートであるが、ランボルギーニ「アヴェンタドール LP700-4 ロードスター」をゆっくり流しながら、ひとりV12サウンドに酔いしれるにはまさしくもってこいのルートである。

 首都高速中央環状線、いわゆるC2は、湾岸線を利用することで首都高最長クラスの周回コースとなる。

 比較的新しく設計されたこともあってこのルートは路面もよく、コーナーも緩やかなところが多いので走りやすいが、注意すべきは湾岸線大井JCTからC2に入っての五反田ランプまで。ここはブラインドコーナーが続いているため先が見通しにくい。

 また山手トンネルを抜けて5号線と合流する板橋JCTは平面交差。ここも注意が必要だ。

●ひとりストイックにサウンドを楽しむためのコース

 アヴェンタドールを選ぶとしたら、クーペよりもロードスターが間違いなくオススメである。その理由は、歴代ランボルギーニ・フラッグシップのオープンモデルのなかで、これほど開閉が楽で、しかもクローズド時でも速度制限などなく、クーペのように使えるロードスターはなかったからだ。

 また、エンジンフードあたりのデザインは、断然クーペよりロードスターの方が、デザインモチーフとなったカメムシみたいでカッコイイときている。

 見た目のかっこよさだけではない。アヴェンタドールクラスのスーパーカーになれば、そのポテンシャルを十二分に味わうには、富士スピードウェイのようなサーキットに持ち込むしかない。

 そこで、現実的なスピードで公道でアヴェンタのV12サウンドを堪能するのなら、ルーフを開け放ったロードスターの方が適している。つまり、首都高速を軽く流すだけでも、自然吸気V12サウンドを心ゆくまで味わうことが出来るのだ。

 もし、ボンネットに荷物を積んでいてルーフを格納できない場合でも、リアウインドウだけでも開閉できるため、エンジンのメカニカルサウンドまで楽しむことが可能だ。

 そんなアヴェンタに合ったルートはC2外回りのコース。首都高速としては新しく建設された箇所が多く、路面もよいうえに、設計速度が高いためか、非常に走りやすいルートだ。

 ただし、C2の長いトンネル内は気温も高く、排気ガスのせいで決して空気が綺麗だとは言い切れない。オープンにしてドライブするのなら、おひとり様向けのコースだ。

●stage 01:高速周回コース/C2周回

・難易度:★★★★★☆☆☆☆☆
・景観度:★★★★★★☆☆☆☆
・デートドライブ度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
・ストイック度:★★★★★★★★★☆
・距離:約47km/1周
・所要時間:50分/1周
・オービス情報:■中央環状線・外回り(東京都目黒区下目黒付近・五反田入口合流から約1km先)■中央環状線・外回り(東京都中野区東中野付近・中野長者橋から西池袋の間)■中央環状線・外回り(東京都足立区足立2丁目付近・千住新橋入口から合流地点)

 大井~熊野町までは長いトンネルとなる。この区間はシフトダウンして、壁に反射して頭上から降り注ぐエキゾーストサウンドを堪能したい。東京のさまざまなシーンを夜景に見ることができるコースだ。

■アヴェンタドールを首都高速C2をドライブして評価

 ディアブロ、ムルシエラゴと継承されてきた「ロードスター」の称号は、現行のランボルギーニ製V型12気筒ミドシップ、アヴェンタドールLP700-4にも掲げられている。

 ロードスターが意味するものは、軽量性を第一に追求するという、イタリアの伝統的なオープンスポーツの成り立ちだ。前作のムルシエラゴでは、緊急用のソフトトップが採用されていたが、アヴェンタドールには左右二分割構造となるカーボン製ルーフが備わり、耐候性を大幅に高めている。

 カーボンモノコックを基本構造体とし、リアミッドに700psの最高出力を発揮する6.5リッターのV型12気筒エンジンを搭載することなど、メカニズムの構成はクーペモデルのそれに共通している。

●PRICE:4793.5万円(新車当時)

 カーボンモノコックボディと前後のアルミニウムフレームからなるシャシーに6.5リッターのV12を搭載。作り込みはコスト度外視のレベルといってよい。

●POWER:700ps

 700psの最高出力を8250rpmという超高回転域で発揮するV12ユニット。0-100km/h加速は3.0秒、最高速350km/hを実現。スーパーカーの名に恥じないパフォーマンスだ。

●SOUNDS:★★★★★★★★★★

 自然吸気のV12気筒エンジンのサウンドを背中で感じることができる。リアウインドウだけ開け放ってサウンドを聴くことも可能だ。ターボでは実現できない自然吸気エンジンのシャープで野太いサウンド、そしてそのV12をリアミッドに搭載している数少ないモデルだ。

●女子ウケ度:★★★★★★★☆☆☆

 アヴェンタドールは諸刃の剣。ひと目見ただけで、とても気に入る女子もいれば、まったくNGという女子もいる。「アヴェンタドールの助手席に座る女子=愛人」というイメージが強く、自立した意識高い系女子のなかには、「ビッチに見られそうで嫌だ」という意見も。裏を返せば、アヴェンタドールを喜ぶ女子は落としやすい傾向にあるといえる。

●ストイック度:★★★★★★★★☆☆

 ウラカンと比べると、非常にストイックに走ることを要求されるアヴェンタドール。特にアヴェンタドールSになる前の初期モノは、サスペンションもハード。しかしこれがキング・オブ・スーパーカーなのだ。

●総合評価★★★★★★★★★☆

 スーパーカーは目立つ。特にアヴェンタドールは相当に目立つ1台。ならばいっそ、オープンにして開き直って乗ることをお薦めする。

Lamborghini Aventador LP700-4 Roadster
ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 ロードスター
●最高出力:700CV/8250rpm
●最大トルク:690Nm/5500rpm
●0ー100km/h加速:3.0秒
●最高速度:350km/h
●価格:4793.5万円(新車当時)

文:くるまのニュース 青砥八朔
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みんなのコメント

3件
  • 今週末は外出控えなきゃ!
  • 全くパワー使いこなせない上にうるさくて都内の狭い道が運転しづらいという。
    日本はこの手の車乗るには本当に恵まれないよね。。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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