シャープが都内で開いている技術展示イベントに9月17日、親会社である台湾の鴻海精密工業(フォックスコン)で電気自動車(EV)事業を率いる最高戦略責任者(CSO)の関潤氏が登壇した。関氏が約1年半前にこのポジションに就いて以来、こうした公の場で話すのは「おそらく初めて」(シャープ)だけに、「凱旋講演」に耳を傾けようと大勢の聴衆が詰めかけた。
日産自動車出身の関氏は、日産の副最高執行責任者(COO)を経て、日本電産(現ニデック)に移籍。社長を務めたものの、創業者の永守重信氏との意見の相違なども伝えられ、車載事業の業績が低迷する中、引責辞任を余儀なくされた経緯がある。
シャープ、EV事業参入へ 鴻海のEVプラットフォーム活用 コンセプトモデルも披露
登壇した関氏はそうした経過も念頭に、「高地トレーニングで鍛えられた」と笑いを誘った後、鴻海のEV戦略などを説明。EV参入を目指すシャープに対して「例えば、携帯(電話)にカメラを先駆けて搭載したり、液晶技術などに優れてもいる」とその先駆的な歴史を評価しつつ、「残念ながらお金に換えるところが下手かもしれない」と、ビジネス展開の力不足について苦言を呈した。
その上で、EV参入について「自家用車として使っているクルマの稼働率は5%。止まっている時間を使いたい、という発想だ」とユニークさを指摘。「『ワオッ』というものを期待する。プラットフォームは鴻海のものを流用してもらって、上(車室など)の方で頑張ってほしい」とエールを送った。
日刊自動車新聞の取材に、関氏は「シャープとはかなり対話をしてきた。今回のコンセプトカーはよくできている」と評価した。
(編集委員・山本 晃一)
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みんなのコメント
実際、ミニバンもそんな感じだし、大衆が自動車に認めるものがそこなんだろう。家族団欒で移動できることが第一で、移動の質より停まってる時の快適性。
自動車を趣味はファミリーカーからは切り離されて自由になるわけだ。
金はかかるが。